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ユートはオーストラリアの上空から直接オーストラリアに降りるようにゆっくりとした速度で降下する。その光景を見たアボリジニたちはこの地に神が降り立ったと勘違いをして宇宙要塞の効果予想地点に各部族が集まって来た。
宇宙船はアボリジニたちにとって未知の存在だったその大きさにも驚いていた。
「神様が乗った船だろうか?」
トワール族の族長が言う。
「わからないが厄災でないことを祈るしかない」
とトワール族の女性が言う。
「とにかくあの空飛ぶ船の下に行くしかない」
それが各族長の意見だった。族長が集まって話し合ったkとではない。それしか考えが浮かばなかったのだ。
ユートの乗った要塞艦がアボリジニの多く住み着いているマレー川沿岸の草原の上空10mで停止した。周りには多くのアボリジニが集まっている。
「5万人ぐらいのアボリジニが集まってきているようです」
シャルルの言葉にユートはしばらく考え込む。そして
「艦を降りるのはもう少し待ってみよう」
ユートはアボリジニが50万人くらいはいるとにらんでいたので遠くからやってくるのに時間がかかっている者たちもいると思い待つことにした。そして1週間待って10万人のアボリジニたちが集まったところでユートはシャルルと警備のアンドロイド兵100人とともに上陸艦エクオスに乗り込んで地上に降り立った。
その時にクッキーやチョコレートを人数分用意した船も同行した。地上に降り立つとアボリジニのざわめきが起こる。ユートはマイクを持ち要塞艦から放送をした。
「ここに集まった者たちよ。貴様らには厄災が迫っている。我々は貴様らを守るために神の国からやってきたものだ。我々の指示に従っていれば約才を避けることができるようになる。我々を歓迎してくれるか?」
アボリジニには250もの言語があったシャルルがしゃべっていたら誰も聞き取れなかっただろうがユートには異世界言語習得読み書きの力が備わっている。それぞれ言語の違うアボリジニにもちゃんと言葉は伝わっていた。
「おお、神よ我々をすくってください」
「「「「「「「「「「「お救いください」」」」」」」」」」」
アボリジニたち10万人がユートにひれ伏した。
「この場にいない所属もいるだろう私はこの大陸にいるすべての者を救いたいと思っている。そしてこの大陸にいる者たちのことをアボリジニと呼ぶことにする。この話を各部族に通達することを除く。今日は私の顔見世だ。土産を用意している。各自受け取るように」
そういい。ユートはクッキーとチョコレートをアボリジニに配っていく。その時にここに集まっている族長らをユートの前まで連れてくる。
「族長らよ。私の言葉に従うか?」
「はい従います」
「私も従います」
「俺も従う」
この場所には87部族の族長が集まっていた。
ユートは部族長らに直接話をする。
「では一度所属らの元に戻り半年程度私の下で働くといって戻ってこい。その時に種族の中で発言力のあるものを30人選んで連れてくるようにしてくれよろしく頼む。その者たち以外は今まで通りの生活に戻ってくれ。集めた者たちの家族の食べ物はこちらで保証しよう」
「食べ物の保証までありがとうございます」
「帰ったらすぐに人を集めます」
「よりしく頼む」
部族長たちはユートの言葉を恭しく聞き各部族に戻っていった。それから4日ほどして何人か阿智待ってきた。85種族すべての種族がくるまでユートはみんなの世話を部下たちに任せていた。アボリジニたちは待たされている間に食べ物をもらっていた。その時に出されてくる食べ物は天の恵みのようなものばかりだった。
アボリジニは狩猟民族でカンガルーなどや昆虫を主食にしていた。パンやシチューにカレーなどといった食べ物を食べたことがなかった。そのことでユートをますます神聖化していった。10日もすれば87部族の者たちが集まってきた。
ユートは全員を目の前に集めると
「これからお前たちを要塞艦に案内する。何もせずについてこい」
ユートはそういうと着陸艇に全員を載せて要塞艦に上った。そして部下のアンドロイド兵士が左右を囲みアボリジニたちを睡眠学習エリアに連れていく。
そして部下たちがアボリジニ一人一人を睡眠学習ボックスに入れていく。
アボリジニたちはいきなりのことに驚く。
「これから私たちはどうなるのでしょうか」
「みんな聞くように。お前たちには教育を行う。あの大陸にいては知れなかったことなどを含めて教えていく。それがこの装置だ。安心して俺の部下の言うことを聞いてくれ」
「「「「「「「「「「「「わかりました」」」」」」」」」」」
アボリジニたちは睡眠学習ポッドに寝かされていく。冷凍睡眠をしながらなので飲み食いの心配はない。
アボリジニの学ぶのは21世紀までの各専攻の大学や大学院までのすべての科目と日本語に英語にポルトガル語、スペイン語、オランダ語の取得となる。
教育を施せばアボリジニのたどった歴史も学ぶことになる。それを回避するためには国が必要不可欠になるということにたどり着くはず。というのがユートの狙いだ。シャルルたちはそういう内容を何も聞かされないで働かされていた。アンドロイドは人間である上司のユートの命令に逆らうことはできない。
逆らうという気持ちも生まれない。感情はあるが上司に反抗的な感情は芽生えないようになっていた。こうしてアボリジニの教育はスタートした。すべての阿保理事の教育をするに10年の時間がかかるだろう。それでもユートは成し遂げる覚悟でいた。教育後は国を作り学校を整備して近代国家を目指す。




