第15話 女は度胸です。
「お目覚めですか?リーゼ様。」
もう午後の陽が傾いている。4時くらいかな?
良く寝たね、頑張ったからね。
「まず、水を飲みましょうね。」
ゆっくり起こして、水を飲ませる。
「先生、ありがとうございました。お陰様で、とてもいい夢が見れました。神様が、おまけをくださったんでしょうかね?」
いい子だ、、、、表現もかわいい。
「どんな夢だったの?」
「うふふ、、、ジーク様が赤いマントで現れて、抱きしめてくださいました。今日見つけた赤は、、、夢の中でしたけど。」
「そう、、、良かったわね。」
「はい。ちゃんと言いたいことも言えました。夢の中ですが、、、」
差し出した水を美味しそうに飲み干して、リーゼが、にっこりと笑う。晴れ晴れした顔だ。思い出しているのか、頬がほんのりと赤い。
「く、、、」
「く?」
「・・・唇に、、、キスもしてもらいました、、、温かくて、、、夢なのに変ですよね?うふふっ。」
いつの間に、、、あの男、、、
「リーゼ様、全てお話いたします。貴女に、覚悟があれば、、、貴女にしかできないことがあるんです。」
*****
「で?どうだったの?」
「・・・・はあ、、、」
目の下に深い隈を作り、前かがみなジョンを尋問する。
「マリエ様、、、ひどっ、、、上司に言いつけますからね?ひどっ、、、」
一晩中、ジークのベットの下に潜り込ませていたジョンが、小言を言う。
「あなたのことはどうでもいいのよ。で?どうだったの?」
「はあ、、、無事でしたね、ジーク様の息子さん。有り余る元気さでしたよ?リーゼ様も、なんというか、思い切りがいいですねえ、、、、朝まで、、、、続きましたから、、、」
昨晩、他にすべがないので、リーゼに《《あの》》寝間着を着せて、ジークの部屋に行かせた。総レース。ほぼスケスケ。もちろんその下には何も着けていない状態で。
全てを話して聞かせたので、、、もし、ジークがダメだったとしても、落胆しないこと、も、話した。リーゼは、、、私がお百度参りの話をした時のように、きらきらした瞳で、前のめりで話を聞いてくれた。
「私、行きます。それで、、、もしダメでも、それでもジーク様がそのようなことで私を諦めるのは納得が出来ませんから!!」
まあ、、、、ダメじゃない時の弊害も一応は説明したが、、、
「そうかあ、、、、無事解決だねえ、、、、」
「はあ、、、、」
「リーゼの満願成就の、記念すべき日になったわね?」
「はあ、、、、」




