ACT:27 スズキタロウ、ようやっと動き出す
更新です。
また少し空いてしまいました。正直に言うと、書いてる作品の中ではダントツでこの作品が毎回難産です。
いや~、なんか久しぶりに誰かに見られているような気分だね。まるで奪われていた主導権を取り戻したみたい。
そんなワケのわからないことばっかり言っていると、心を読まれて後ろ指差されました。と思ったら、その指が自分に向いてないとです。認識されていませんでした。スズキです。
目立ちたくて頑張れば頑張るほど、己の認識度の低さが露呈していきます。単体では存在が認められないとです。スズキです。
三人揃って初めて皆に姿を見つけてもらえます。でも、扱いは人間ではなく群体です。ボク、ボルボックスじゃないとです。スズキです。
スズキです。
スズキです……。
スズキです…………。
はい、鈴木です。何だかんだとおれやキタちゃん、ローまでをも巻き込んだ今回の勇者認定試験は、つい先ほど全スケジュールを消化して競技を終えた。今はサポートセンターの重鎮やゲスト審査員として招待されたプレイヤー達が、競技の結果をもとに参加者の評価を付けているところである。そのためしばらくの間、各参加者たちは待機となっている。
さて。競技に巻き込まれた挙句、主催者側のゲストなのに主催者側の用意した火星生物に丸呑みされて、叶たちに救出されることになったおれ達はなぜか観客たちからブーイングの嵐。曰く、
「その程度の実力でホントに魔王の称号持ちなのか?」
「勇者だけでなく魔王の評価基準も見直すべきじゃね?」
「あっさりと地球外生物に食われたに留まらず、勇者の称号を求める一般プレイヤーに助けられる称号持ちってどうよ?」
と、まぁ手厳しいことになりまして……。
だが一番悲しいのはそういった風当たりの強い扱いではなく、
「……ん? でもさっきの魔王プレイヤーの姿ってどんなんだったっけ?」
「え? それは、ほら…………アレだよ。なぁ?」
「えっ!? 俺に振るの? しかも違くね?」
おれ達、認識されてねぇよ!!
故意!? わざとだよね!?
「まぁまぁ、落ち着きなさいよ――ス……何とか君」
「おいおい。そこまであからさまにわからないふりしなくてもいいだろ? 立灯」
「それは、ない」
「わざとじゃ、ないっ!?」
そんなこんなで風当たりが強いどころか、風はおれの体に触れることもなく。
「……いや、あの状況で喰われることを回避できるプレイヤーは中々いないと思うんだオレ。剣正とかくらいじゃね?」
「ロー……もっともなんだが、それよりあそこまでイベントの中心に居ながらこの認識。一体太陽圏のどこまで有効なのかスズキタロウクオリティ……」
どうやら頑張れば頑張るほど磨きかかっているようである――存在感の希薄加減が。叶たちからはかなりいい感じになってきているのに何故群体の域を脱出できないのか甚だ疑問ではあるが、
「まぁ叶たちからは認識どころか結構仲良くなれているし良しとしよう」
「今思えば男友達すらここまで親密になれた奴っていないよね。俺たち」
「だから何でお前は己の胸を抉る事実ばかり口にする? キタちゃん」
実際、ずっと三人だけだしね! いいんだ、いいんだ、この機会に叶に慰めてもらうんだ。今はアバターだから抱っこしてもらうんだい!
え? 下心? あ・る・に・き・ま・っ・て・る!
「というわけで……叶さ~ん!」
「じゃあオレも……夏海~!」
「お前らだけに幸せを味あわせてなるものか! 弥生すゎ~ん!」
●×●×●×●×
「そんなだから他の人たちに認識されないの!」
「ハイ……大変申し訳ありません……」
説教されてます、ハイ。
あの後、傷心を癒してもらうために叶たちのところへ突貫したのだが下心がある後ろめたさからおれ達が持つ隠密技術を総動員したところ、見事にスルーされて自爆したという。今考えれば当たり前なんだが。
「大体ね、今思い当ったんだけどさ」
「ハイ……大変申し訳ありません……」
「ただ返事すればいいわけじゃないからね!? それで思い出したんだけどタロー君たち目立つための努力って言う割にはそこまで活躍していないよね?」
な……に……?
「だってだよ? 初めて会ったときはどうだった?」
不良に絡まれた叶たちを助けた時だろ?
「そりゃあ華麗に助けて……」
「互いにフルボッコでギリギリだったよ。行動の割にインパクト弱くない?」
「…………」
「いや、助けてもらったことはすごくうれしかったし、格好良かったよ?」
「ウィ……ムッシュ」
「……ムッシュじゃないんだけど。学校での課外授業のときは?」
「それはもう〝ジャンプ・ザ・ホッパー〟を見事に捕獲」
「うん。まぁ……そこは良かったんだけど、その後」
「後? 〝月虹の花〟はもっと華麗に……」
「いや、なんか前評価の割にはあっさりだったし……そりゃ、一緒に行動してれば分かるけど……目立たない捕獲劇じゃない、アレ? 鈴北君が長いこと息を吸い続けて珠洲君が微妙な遠距離ピコハンで刺激、最後はただの伸びた腕じゃん。最初の一時間近く私たちゲームして時間つぶしているほどだよ?」
「……………………」
「最後は〝ターゲット・オブ・スズキタロウ〟」
「あれこそ大活躍じゃね!?」
「いや、あのね? 言いにくいんだけどさ……」
「なんだよ」
「メインである対校内派閥の戦闘は弥生と夏海、私がやっちゃったからシャッテン海窟外のモニターじゃタロー君たち一ミリも映ってなかったんだって。クラスの子が言ってた」
「一ミリも!?」
「それでも最後に星喰い討伐があったんだけど……」
「それだよ!」
「戦闘は上空で姿は小さく見えづらいし、何より弓奈さんとレイラさんの存在感が全部持ってちゃったかなぁと……」
「……………………………………………………」
あ、あれ……?
「それに今回の勇者認定試験も私たちがタロー君たちを救出する形だったから、目立つのは寧ろ私たちだと思うんだよね」
「……………………………………………………………………………………………………」
「結論から言うと……タロー君たちの行動は目立つためのソレになっていない!」
「な、なんだってー!?」
しかし指摘されてみればイマイチ微妙な活躍っぷりだ。そんな風に指摘されると確かに当事者間でしかスズキタロウは認識されないのではと思えてくる。
「ど、どうしよう? 助けてよ、カナえも~ん!!」
「…………こほん。タロー君はもっと真面目にやってみれば自ずと結果は付いてくると思うけど」
「いつも真面目です!」
「なんて言うのかなぁ? 相手とか状況がタロー君たちにとってまだ物足りないんだよ、きっと」
そう言って叶が急におれのアバターを抱き上げる。うひょう、ラッキーです!
「だからこれから始まる〝勇者×魔王 称号者統一トーナメント〟で活躍してね」
「……ウィ、ムッシュ」
「…………だからムッシュじゃないってば」
そんなわけで観客からの評価を覆すため、己の存在感を示すべく今度こそ活躍らしい活躍をするために、やる気を叶の体温から補充するおれであった。
●×●×●×●×●×
『――以上で勇者認定者の発表を終わります。いや~プレイヤーの皆さんが中々の活躍をしてくれましたね、魔王Aさん、Bさん、Cさん』
参加者の認定作業も終わり新たな勇者の称号持ちが発表されて、今回の勇者認定試験も幕を閉じる。長かったね!
因みに叶たちは全員が無事、称号を獲得できた。まぁ救出と討伐という実際の惑星開拓の中でも難しいことをこの衆人環視の中でやり遂げて実力を示したんだから当然だろう。
立灯のフリに三人で適当に返しながら幕を下ろしていく。今回のこのイベントは「前哨戦」にすぎないのだ。ここに集まった観客は全員、本当に見に来たモノをまだ見ていない。
『それでは勇者認定試験はここらで幕を閉じまして――』
解説者席から去りながら実況を聞く。ついに、来た。
『始めましょう! 前代未聞のイベントを! 見極めましょう、最強の開拓者!! ありとあらゆる勇者と魔王! 太陽系で一番強いのは一体誰なんだ!?』
このイベントで本気の本気を見せれば、おれ達も人気者になれるだろうか!?
おれ達もちやほやされたいのだよ!
『第一回! 勇者×魔王 称号者統一トーナメント!! ここに、開・催ッ!!』
花火が次々と打ち上げられる中、キタちゃんやロー、おれの顔が照らされる。流れで参加させられたイベントではあったが、参加するからにはやってやる。今までの活動がイマイチだったのであれば、その遅れを取り戻す勢いで見せてやろうではないか!
「「「スズキタロウがどれだけ恐ろしいか……括目してみるがいい! クク……クククァーハッハッハッハッハァー!!」」」
そんなわけで、始まるよ!
●×●×●×●×
『――で、いきなりトーナメントの組み合わせが発表されると思ったら大間違い。あまりに多すぎる参加者をある程度絞り込むために、当然ながら予選が用意されています』
え? 聞いてませんよ。
『言ってませんし』
こらこら心を読むな、実況。
「もしかして認識されなさすぎて予選のエントリーに漏れてるとかないだろうか?」
「キタちゃん、お前は心配性だな…………と、馬鹿にできない実績を自覚しているだけにオレもかなり不安なんだけど」
「おいおいローまでマイナス思考になってんな。もっとポジティブに行こうぜ?」
「ほう?」
「どういうことだ、タロー?」
「そこまで認識されていないなら何の問題もなく潜り込める」
「「お前も十分後ろ向きだよ!!」」
遺憾。誠に遺憾であります。せめてバックステップと言うがいい……!
「それはともかく参加証を受け取ってるし、認識以前にこれを提示さえすれば問題ないだろうが。そもそも予選が生き残りのバトルロワイアル方式ならかなり有利だぜ?」
疑うように、細めた目でおれを見据えるキタちゃんとロー。なんだね? そこまで信用ならないか。おなじスズキタロウとして哀しいです。
「人混みに紛れれば紛れるほど、何の労力もなく生き残れる――それがおれ達のスズキタロウクオリティ」
「……言われてみれば」
「超消極的! 活躍するとか意気込んでいたのに!? キタちゃんも納得すんな!」
活躍? 明日から! 明日からするから! それにおれ達やればできる子!
「……………………我が兄ながら絶対に活躍しないようなフラグをよくもまぁ、乱立するね」
「妹よ。そんなフラグ、兄は存じ上げておらん」
せめてラヴのフラグが立ってほしい。あと急に現れるその癖はどうにかならんのか。
「タロー、お前いま何を考えてた? 沙知ちゃんには思考が駄々漏れになるんだから変なこと考えるなよ」
「失敬な。だったらお前はどう思ってたんだ、ロー?」
「そりゃあ勿論……今はまだ実力を見せる場面ではないだろう?」
「……ダメだこの人たち」
沙知に呆れられたと同時、ブザーが鳴る。どうやら早速始まるようだ。立灯のアナウンスが繰り返し行われる。
『それではパーティーごとに参加証を提示して入場してください! パーティーメンバーの半数以上が行動不能で失格となります!』
沙知が叶と上代、そして南野の四人で入場していく。
『パーティーの編成は下限も上限もありません! ソロから軍団のごとき大集団まで!』
視界の隅で刀華とロロ――それともう一人おれ達は見知らぬ少女の三人で入場していく。どうやら三人パーティーのようである。
『個人技でもいい。連携でもいい。太陽系の最強を決める闘いを、ここに! 始めましょう!』
剣正とライナス。弓奈とレイラ。四人が悠々と進んでいるのが見えた。周りの参加者が道を譲る圧倒的な存在感。
『勇者×魔王 称号者統一トーナメント予選! 間もなく始まります!!』
そしておれ達スズキタロウが誰にも見向きされることなくひっそりと入場していく。誰にも気づかれない圧倒的な希薄感。
「…………この微妙に燃えない気分はなんだろう……?」
「言うな、ロー……これがおれ達のクオリティなんだよ」
「既に燃え尽きている感しだな、俺達……」
●×●×●×●×
予選の場となったのは先程の勇者認定試験の会場を含めかなり広い空間を確保しているようだ。そのため浅瀬から池のような水場、砂浜のような地形、岩礁の突き出たような地形と環境条件も多彩であることが参加者の腕の見せ所だろう。
『また一つのパーティーがここで脱落! マリンスキルを使えないプレイヤーが集中的に狙われているようです!』
いくらアバターとは言え水中での高速機動など経験がモノを言うからな。
『各所で勇者と魔王の乱戦が開始されて早一五分! トーナメントに進めるのは僅か八パーティ! 未だ残るは二三パーティー! まだまだ続きそうです!』
ふむ。思ったより少ないな。参加人数はともかくパーティー戦であるためだろう。何組か軍団規模の集団がいるゆえに人数に対してパーティーの総数は少ないようである。
しかし皆激しい戦闘を繰り広げているようだ。おれ達のパーティーにまで振動が届く。
え? 悠長に言ってる場合かって? バカだなぁ……おれ達も現在進行形で熾烈な戦いを繰り広げているのである。
「くっ……! まさかそんな難しい手で!?」
「どうした、ロー? まさかここで終わるお前ではないだろうッ!?」
「ふふ……タローの言う通りだな。しかし、この戦闘の余波は凄まじいものがあるな」
「余裕を見せていられるのも長くはないぜ! 戦闘の余波など……!」
「なっ!? やめろ、ロー! そこには手を出すべきじゃない!」
「へっ……! 臆病風にでも吹かれたか、タロー!? オレのこの一手は確実にオレの存在感に輝きをもたらすはずだ!」
そして、震えるローの右手がそれに触れ――
「や……やりやがった……」
ちょん、と板切れをぐらぐら揺れる小さな塔のてっぺんに乗せた。
「はぁ……はぁ……はぁ……! さぁ、次はお前の番だ、キタちゃん!!」
ハイ、ジェ〇ガです。
皆スズキタロウを相手にしてくれないので時間を有意義に使ってます。どうやらみなさんおれ達のことは文字通り眼中にない様子だったのでこのままジェ〇ガしながらトーナメントの出場枠を頂こうって寸法である。
「あんたら、馬鹿かッ!」
「「「あぁっ!?」」」
いきなりおれ達の勝負の塔が蹴り崩される。
「我が兄ながら、その違った方向に突き貫けた行動力に感心すればいいのか呆れればいいのか……!」
破壊神沙知……!
「その下らん妄想を即刻ヤメロ」
「ごみんなさい」
無表情の妹がマジで怖いと思った一七歳の初夏、火星。
「もっと目立ちたいとか言ってたのは誰だ?」
「「「こいつです」」」
おれがローを、ローがキタちゃんを、キタちゃんがおれを指差す。直後全員平等にぶたれた。沙知の後ろでは叶が「折角背中押してあげたのに」と頬を膨らませていた。かわいいです。南野がローをグリグリ――懐かしいな――して、上代は空虚な笑顔をひたすらキタちゃんに向けていた。
そんな風に己の行動原理について教育的指導を受けているとき、今までで一際強い振動が起こった。というか発生した轟音と言い振動ではなく激震した、と言った方がいいかもしれん。
「一体何が……」
沙知を含め多くのプレイヤーが疑問のままに周囲を見回すが答えは実況の立灯が語った。
『来た……! 優勝候補最有力集団! その筆頭!!』
遠目に見えるところに一人の大柄な男が立っていた。周囲には無数のアバターが倒れ伏し、それ以外にも様々な瓦礫が散らかっている。
『〝ロードメイカー〟星繰 剣正!』
惑星開拓において伝説とまで謳われる勇者プレイヤーご光臨である。
●×●×●×●×
星繰 剣正。
地球外移民プロジェクトが始まったのは三〇〇年近く前の二〇〇〇年代だが、本格的に惑星開拓が始まったのは二二九五年。その最初期から常に先頭に立ち未開の地を切り拓いてきた歴戦の猛者である。
道なき場所を切り拓き、人類の進む道を作ってきた男が持つ異名こそ〝道を切り拓くもの〟である。
その手に持つは人間の大きさなど軽々超越する、今なお最前線を駆け巡る魔剣。
『持ち手と同じく装備も最早現存する伝説! 第一世代装備シリアルナンバー〇〇一!! アル・マヒク!! 一度振るわれれば量産される死屍累々っ!』
第一世代装備。叶の持つ二振りもそうだがこれらの開発コンセプトは〝地球外金属純製〟であることだった。希少な地球外金属を用いた、何の機能も無い武器。しかし使われた素材が半端ないため機能がなくともそのポテンシャルは第七世代装備までリリースされた今でも最高峰。
剣正のアル・マヒクはその第一世代の中でも一番最初の作品である。
刀身はおよそ二八〇センチ。剣幅七〇センチ以上のバケモノである。当然剣正のアバターもそれを扱うために調整された特別製である。使用された金属が高熱による加工は可能ではあるが、分けることも削ることも出来ない超硬金属であったため発見された塊の質量そのまますべてが武器に姿を変えたのだ。
その圧倒的な性質は地球外の生物ピラミッドに君臨していた王者をことごとく、例外なく屠ってきた。
「どうしたどうしたぁ!? 少しは俺を楽しませてくれる奴はいねぇのか!?」
奴の啖呵の前に幾多ものプレイヤーが後ずさる。
「……仕方ない」
「タロー、行くのか?」
「奴はおれが抑えておこうかね。他の奴らが出てきたらお前ら頼むぜ?」
「ライナスたちはあそこまでヒャッハ―しねぇだろ」
それもそうか。
「タロー君?」
「ちょっと格好つけとかないと折角積み上げた好感度が下がっちゃうぜ!」
おれはインストールウエポン〝粘金〟により、その身体に金色を纏いながら伝説の域に達した勇者へと突撃した。
●×●×●×●×
「ほう! まさか予選で決着付ける気か、タロー!!」
「ほざけ! お前がはしゃいだせいでおれ達の青春の一ページが殺伐としてしまったわ!」
妹と叶から責められるという貴重な体験を、貴様! 嬉しくはないけど二人同時なんてレアだろうが! 叶と付き合っていて家族付き合いもあるならともかく、彼女でもない女の子が、妹と一緒にだぞ!? 群体扱いからかなりの進歩を見せた体験を貴様は!
「お前の青春時代はそれでいいのか……?」
「良くはないけど! Mじゃないし嬉しくも無いけど! ――なんだその眼は!? 疑ってるのか!? むしろおれはソフトなS! SSだよ!!」
「お前の性癖なんぞ聞いとらんわ!!」
確かにおれも性癖を暴露しに来たわけではない。
「ともかく――予選からはしゃぎすぎだよ、おっさん」
「馬鹿野郎、これだから最近のガキは――お前も砕けるか、小僧?」
「やってみろよ」
「ふん。第三世代カラドボルグか」
おれのアバターに金以外の色、虹色を見て取った剣正が鼻で嘲う。第三世代のコンセプトは「身武一体」である。つまりは魔王型プレイヤー対象のインストールウエポンや体内内蔵型兵装を指す。
『優勝候補に挑むは、先ほどの勇者認定試験で実力が疑問視された魔王A! 勝負になるのでしょうか!?』
「相手になってやるよ、勇者さま」
「暇つぶしにはなってくれよ、魔王さま」
互いに踏み込んだ。
ご意見・感想・誤字報告などありましたらお気軽にお知らせくださるとうれしいです。
以下どうでもいい話。
実は一度だけ2ちゃんでこの作品タイトルだけ出たことがあります。
あまりに暇なときに「スズキタロウ徒然日記」でググったら、あらびっくり!
紹介してくれた人まだ読んでくれてます!? 特に反応はなかったですけど読んでくれてる人がいることをさりげなく実感した出来事でした。読んでくれてありがとう!
次回予告。「ロード・メイカーvs魔王Aスズキタロウ! 前哨戦」
あくまで予定。また、次回!




