33/願わくば
炎の先、毒の海には男が立っている。
昂る銀炎。立ち昇る熱量。
劫火の勢いは止まることなく、散った火の粉は大気を燃やす。
堕ちる毒液。崩れていく輪郭。
触れれば終わりの致死毒は、自身をも苦しめながら世界を侵す。
銀と紅。
銀と紫。
此方は剣と王冠を背負って歩き。
彼方は大剣と槍を携え、振り払うように走り出し――――、
「銀騎士ィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!」
「メイカァアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」
――――爆音、
眼前にてぶつかり合う人殺しの武器が、鈍い金属音を響かせる。
炎と毒が波状になって空に舞う。
剣の衝撃が腕、肉、骨を伝って脳まで届き、熱さに拍車を掛けていく。
鉄の味がする。
「シィ――――ッ!」
槍が空を裂き、襲い掛かってくる。
後退して躱すが、本命はその後。
槍の動きに追従するようにして足元の毒沼が持ち上がると、それは毒鞭の形を取る。新たに追加される十本の魔手。それらはしなり、先より毒を滴らせて、こちらを追いかけてくる。
「――――『継承』」
求めたものは防具。
毒を喰らっても朽ちることのない、丈夫な毛皮をこの身に。
そして炎が僕の思考に応え――――銀の外套を生み出すに至る。
これは僕のものではない、誰かの魔力・技能・経験によって構築された武装。
借り物の力にて、敵の攻撃を防御する。
「――――っ!」
毒が効かないことを悟ったのか、銀騎士の眼が僅かな驚きを露わにする。
その隙を突くべく、続けて紡ぐ。
「――――『継承』」
求めたモノは武器。
何物をも貫き、喉元へと届き得る爪牙をこの手に。
右手に握る直剣が火を噴き、大きな爪の形を取る。
割れることなく、全てを穿つ、鋭利で硬い丈夫な武器にて――――泥にまみれた騎士を刈る。
「ハァァァァアアアアアアアア!!!!」
「ぎ、――――っ!」
一閃は大剣をもって受けられ、しかし、爪は大剣の上から銀騎士を圧す。
銀の唸りを背後へと吹き散らし、荒れる炎が推進力を生み――――大剣の向こう側にまで攻撃を振り切らせる。
……いくらかのダメージが、大剣の向こう側へと通った感覚。
銀騎士が攻撃を受けきれずに背後へと飛び、体勢を整え直すのが確認できる。
――――戦えている。
手に握る剣を構えながら、立ち位置を調整する。その足が、毒の沼を踏み――――けれど痛みは訪れず、毒がこの身を侵すことはない。
銀炎と紫毒が食い合っている。
身体から溢れてくる炎が、銀騎士の毒を無効化していた。
完全な相殺だ。炎は毒を燃やすが、毒も炎を侵す。
その速度は一進一退で、質の面において同等の格を持つだろう。
故に、戦える。
先ほどまでの防戦一方などではなく――――今ここに、戦闘と呼べるものが成り立っていることを知る。
「その色、その武装――――貴様、喰ったものを使えるのか」
怒りに満ちた声が、陽炎の向こう側より騰がる。
紫毒が炎を鎮火する。
幽鬼のようにして立ち上がる姿は、尚も濁々と毒を吐き出し、地を紫に満たしていく。
「どんな精神をしているんだ、お前たちは。理由があれば共食いにまで手を出すのか。死骸すら血肉として役立てることを認めるのか」
唾棄するように銀騎士は吐き捨てる。
「お前は獣だ。復讐のために手段を選ばない、ただの野獣に過ぎない。そのような下賤の分際で平和を語ろうなどと――――虫唾が走る」
猛りをあげ、銀騎士が襲い掛かってくる。
地を這うその姿はもはや人とは思えない。
四足獣にも似た獰猛な攻撃は、もはや狂戦士と呼ぶにふさわしい。
毅然とした口調とは裏腹な暴力性は、理性を削りながら勢いを増していく。
「ウォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!」
「――――――――――――ッ」
――――出来の良い鏡を見ている。
何をするにも上位互換。
理性を捨て、怒りに身を任せようと、僕より何倍も強い生命体。
勝っているところは何一つなく、比べるのも烏滸がましいほどの力量差。
しかし、それでも。
僕らはとてもよく似ている。
■
――――ズキズキと、神経を突き刺す痛みがする。
先ほどから頭痛が止まらない。
何をしたって消えないその痛みは、体を侵す毒よりもやけに鮮明に脳を焦がし、意識の何割かをガリガリと削ってくる。
それに何より、イライラする。
ずっと消えないこの痛みに加え、俺の精神を乱す者。
その姿を見ているだけで心がささくれ立っている。
「ォオァアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
慟哭をあげて武器を振るう。
激情に身を委ねた斬撃を、動作を憶えている身体が補助していた。だが、そんなものどうだっていい。技なんてなくとも、この毒だけで全てを壊せる。
うっとおしい炎に邪魔されているが、問題はない。
質で互角ならば、物量で推せばいい。ソレは俺の土俵だ。
苦しみを垂れ流す。痛みを放出する。
倒懸惨痛。すべてを飲み込んで、毒はその量を増していく。
炎の壁を通り抜けて、奴の肌へと毒が滴る。
炎があろうが外套を纏おうが関係ない。見境なく容赦なく、毒はありとあらゆるもの全てを飲み下す。
苦しまずに此処で息をする者を、俺は絶対に許さない――――!
――――けれど。
「……なぜ、立っていられ、るんだ」
その男は、立ち上がる。
こちらの槍の攻撃を躱し、大剣の攻撃を避け。
銀粉を撒きながら、反撃に転じてくる。
有り得ない。
毒は確かに効いている。奴の身体をゆっくりと紫黒の斑点が侵食していく。
アレの痛みは身を以って知っている。故に、理解が追いつかない。
滂沱の紫毒は視界を埋め尽くした。
天井からは毒が滴り、足元は全て毒で満ちている。
宙には幾重にも別れた毒の鞭が鎌首をもたげ、俺の意思に沿うようにして敵を包囲する。
見渡す限りの毒の海。
天も地も全て堕ちている。
今ここに俺の渇望は叶い、故に優勢は揺るがず、結果が出ているはず。
それなのに、どうしてこの男は立っている。
どうやって平気で戦うことが出来ている――――!?
「約束したんだ」
まるで、少年は自身に言い聞かせるように、毒の中で告解する。
「夢を叶えると、誓ったんだ」
小さな炎は毒に埋もれ、けれど決して絶えることはない。
「僕は今までずっと、何もなかった。平凡でありきたりで、無力で無能で。前の世界でもこの世界でも、誰かに助けられてばかりの生き物だった」
瞳は苦境にあっても前を向き。
「やっと、僕にも出来ることができたんだ」
死者の魂を剣に乗せ、その王は静かに宣誓する。
「お前は絶対に僕が――――止める。こんなところで死んでなんてやらない。皆の分も僕には生きる義務がある」
「――――あ、ぐ――――づぁ」
痛い。
痛い痛い痛い、痛い。
原因不明の激痛が視界を灼く。
体は誤審を訴える。理性は既に捨てたはず。なのにどうしてこんなに痛いんだ。
少年の声を聞くたび、その姿を見るたび、原因不明の苦痛に襲われる。
――――出来の悪い鏡を見せられている。
何をやらせても下位互換。
身の丈に余るほどの渇望を抱こうが、俺より数段劣る化外。
こちらが負ける理由など一つもなく、対比するのが馬鹿らしいほどの実力の開き。
だがその姿は、誰かに似ていて。
俺の毒など意に介さず、痛覚を押し通して向かってくる。
意味不明かつ理解不能。人間の尺をとうに超えている。
そしてそのバケモノは、限度を超えた言葉を口にした。
「あんたが復讐するのは、間違ってる」
――――その言葉は、禁忌である。
復讐が、間違っている――――?
放たれた言葉に、視界が白く染まる。
血が沸騰する錯覚。こいつは今、踏み越えてはならない一線を越えた。
「お前がッ! それをッ! 言う権利はないっ!」
より一層の怒りを吸って、槍はその体積を肥大させ、
「無惨に殺され! 後悔する暇もなく! 抗う猶予すら与えられず! 一夜の内に呆気なく生を終える意味を分かっているのか!?」
より一層の憎しみが、紫毒を更に黒く染めていく。
「無念だ。抱えた大望、臨んだ栄光、弱きを助けるために強くなろうとした俺たちには全てがあった! それを奪われた俺たちは――――お前たちを決して許しはしない!」
思考のピントが合う。
目の前にいる獣への怒りへと焦点が絞られる。
「一般的な綺麗事なんてうんざりだ! 死者は喋らないと方便を騙るか!? 復讐は何も生まないとでも説くか!? 何も戻らないとでも憐れむか!? 暴力の正当化に復讐を用いているとでも思っていたか!?」
適当で見栄えの良い、そんなありふれた論で俺を止められると思っているのであれば、くびり殺してやりたくなる。
そのような思想は所詮、本気で復讐を誓った者ではない。
甘い甘い甘い甘い――――平和の中で揺蕩うだけの大馬鹿者共の御託に過ぎない。
だとしたら――――死ね。
そんな低い次元で物事を語るならば死んでしまえ。
自分に酔った論議を交わしたいなら地獄でやっていろと、槍を握りなおし。
「……だから、違うだろそれ」
「な、にが違、うと――――」
――――しかし少年は、そのどれとも違う瞳で俺を射抜く。
その眼に復讐の色は無く。
仲間を殺された怒りも、見当違いの憐れみも、正義を振りかざす妄信すらもない。
ただただその眼は、何か強い光を称えていて。
――――頭ガ割レルヨウニ痛イ。
「ぐ、ィアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!」
痛みを糧に、膨れ上がる。
コレは、許してはいけないものだ。
俺はコレをどんな手を使ってでも殺さなければいけない――――!
――――左手を振りかぶる。
その手には槍。
長さは俺の認識を超えた。毒液にまみれ、更に巻き上げて肥大化し続ける致命の槍。
触れれば終わりの紫毒をありったけ含んで――――投擲の瞬間を待つ。
「――――『継承』」
視界の先、小さな少年。
溢れる炎が一点に収束し、ソレは小さな太陽と成る。
今まで抑えていたのはこの為か。炎は色を変え、橙の火熱を湛えだす。
「毒に――――堕ちろ――――ッ!」
最後の一撃。
全身全霊、嘘偽りなき渾身の一投。
紫の閃光は過去最大の唸りを揚げて、俺の苦しみを体現し、
そして視界は、炎の息吹によって迎え撃たれ――――。
■
幼い頃からずっと、苦しかった。
親がいないこと、家がないこと。
寒い冬を藁を手繰り寄せて過ごし、熱い夏を飲み水求めて彷徨った。
生きるということは、絶え間ない苦しみの連続だ。苦しくて苦しくて――――どうして俺以外の奴はこんなにも幸せなんだと、狂おしい飢餓感の中でぼんやりと考えていた。
庭園家には世話になった。
才能があると認められ、孤児だった俺は人並みの生活を送らせてもらった。
努力した。苦しいのはもう嫌だった。
そしてあわよくば、俺を苦しめたものにもこの苦しみを返したいと。
そんな、標的のいない漠然とした感情を抱えて厳しい毎日を過ごした。
妹が出来たのは、一年目の春だった。
世話係を任され、全ての面倒を見た。
窮屈を感じた。一人部屋を二人で割ることにも不満はあったし、何をするにも時間がかかるようになった。
俺に比べれば物覚えは悪いし、何より言葉が達者ではない。意思疎通一つにしても手間だった。足手まといで、鈍くさくて、おねしょまでするのだから溜まったものではない。
……けれど、幸せだった。
彼女が次第に育っていくにつれ、俺は幸せを感じた。
彼女は何よりも真っ直ぐだった。捻くれて汚れた俺なんかとは違う。心の奥に昏いものなんて抱えずに、あらゆるものを楽しんで、あらゆるものに涙を流せる人間だった。
美しかったのだ。その中身が。
俺と同じ孤児育ちで、男ではなく女なのに。
俺よりずっと辛い目に合って、力なく涙しただろうに。
それでも俺より綺麗な彼女が眩しすぎて――――その傍にいられることを、嬉しく思ったのだ。
そんな人間の人生の一部になれたことを心から喜び。
同時に、俺がどれだけ醜い性根を持っているのかを痛感した。
だから俺は変わった。
妹に相応しい兄でいられるように、言葉遣いを変え、性格を変え、表情を変えた。辛いと思うことをこそ望み。苦しいと思うことをこそ貴び。
まるで物語の王子様のように振舞って、ほんの少しでも彼女にとっての理想の兄になれるように努力した。
あれほど感じていた苦しみは消えた。
胸に詰め込まれていた泥のような感情は次第に薄れ、代わりに綺麗な何かで満たされるように感じていた。
全部、彼女のおかげだ。
こんな俺を兄と慕ってくれる妹が、俺をまともにしてくれた。
俺が生きる理由。
騎士を望んだ理由。
栄光を求めた理由。
それは、妹に相応しい自分でいるためで。
平和だとか復讐だとか、夢だとか理想だとか、そんな大それたものはなく。
ただ、彼女と俺の周りに、幸せが満ち溢れるようにと。
■
「――――あぁ、間違えたのか」
――――視界に色が戻る。
苦しみに溢れていた世界は今、元の感覚を取り戻していた。
毒の海は全て灼け、炎が世界を埋め尽くしている。
ふと見れば、左半身が燃えていた。
役目を果たしたのだろう。毒は大人しく炎に喰われている。
もう苦しめる意味もなくなってしまったのだから、仕方のないことだ。
――――俺は間違えた。
俺がするべきことは、復讐ではなかった。
復讐を否定はしない。
ただ、俺たちは誰一人として、復讐なんてものを望んでいなかった。
騎士は復讐を強制しない。
死は騎士たる俺たちにとって常に隣りあわせだった。
一々理不尽に対して復讐していては、本来の仕事がこなせない。
俺は結局、弱かったのだ。
あまりの理不尽に心が折れて、簡単な動機にしがみ付いた。
生き永らえるのに――――苦しみに耐えるのに原動力が必要で、だから何かに対する憎しみでそれを保つことにしたのだ。
苦しみこそが俺だった。
今際の際。新しく出来た大切な人たちを失い死にかけて、そして発露した俺の渇望。
耐え難い苦しみを受け入れることで、生き永らえ。
耐え難い苦しみを押し付けることで、生き続けた。
苦しんだのは、己への呵責。
苦しめようとしたのは、責任からの逃避。
本当は、違うのだ。
全てを放り出して故郷へと戻ってきた理由。
それはただ、妹に会いたかったからに他ならない。
仲間の仇よりも優先した。
そのためならば、あらゆる苦痛も受け入れた。
死んだ仲間たちに後ろめたくて、みっともなくて、それでも必死に生きたかった。
妹に会いたいその一心で、俺はこの形を望んだのに。
矛盾だらけだった。
妹と仲間のためにと生きていたのに、願いを誤認した。
俺は皆のためと言って、倒錯した目標の為に動いていたのだ。
「……もうとっくに、願いを叶えていたんだな」
妹に会えれば、それでよかった。
残っていた命の使い道は、彼女のために。
ただ普通に、彼女と最後の時間を過ごすだけで良かったのだ。
彼女の言う通り、パンケーキを食べるだけで良かった。
買い物に行くのも良いだろう。お金ならたくさんあるのだから。
夜は一緒のベッドで眠ろう。彼女の頭を撫でて、子守歌を――――。
「間違えたなぁ……」
益体のない仮定が胸を打つ。
しかし時間は戻らない。俺が過去に戻る術はない。
苦しみを取り戻したが故に、俺は幾許かの生を得て。
苦しみを手放した今、あるべき姿へと戻ろうとしている。
――――だからせめて、あと少しの命の使い道だけは、間違えないようにと。
迷惑をかけた目の前の少年へと、言葉を尽くす。
「八つ当たりして、悪いな。助かった」
「はっ――――はっ――――」
俺に勝ったというのに、俺よりも酷い様子の少年。
妹と同じ、綺麗な心の持ち主へと頭を下げる。
彼はあの臨界者とは違う。
暖かく毒を喰らうこの炎は優しい。痛みを感じない。
どうにもこの男に拘ってしまっていたのは、結局のところ――――羨ましかったからに他ならない。
綺麗だった。綺麗すぎた。
苦痛の中でも前を向き、仲間を殺されても憎しみを刃に乗せなかった。
毒に耐えて前へと向かうその姿は、本物の物語の主人公のようで。
だから何としてでも否定しないと、自分のことが信じられそうになかった。
俺の渇望の対極にあるその姿を、俺は許すことが出来なかった。
……可笑しな話だ。
信じるべきモノなど忘れていたのに。
俺が彼から奪ったものは、もう二度と戻らない。
謝罪は俺のためでしかない。許されないことを俺はした。
だから彼に、与えられるものを出来るだけ。
「……西の連合国に行くといい。多分、お前の仲間がいる」
「分かった」
「赤髪のメイカーに気を付けろ。アレは全てを喰う渇望を持ってる」
「……分かった」
「後は……アネモネを、許してやってくれ。俺が言えた、義理じゃないけどな」
肩で息をする少年へと、勝手な言葉を投げかける。
望むのであれば、この死にかけの身体を好き勝手に嬲ってくれて構わないが――――あぁ、重そうだ。これ以上、彼に業を重ねさせるのは良くないと判断を下す。
俺はお前みたいにはなれなかった。
この弱い少年は、俺が強かったらという仮定の姿だ。
尊敬を胸に抱き――――その道の果てしなさに、少し同情する。
「――――応援してるよ」
……体が崩壊し始めた。
誠に勝手なことながら、俺はどうも終わりらしい。
亡者があるべき姿に戻るだけ。痛みは既になく、悩みはもう晴れた。
未練はない。後悔も申し訳なさも感じているが、どうか許してほしい。
友たちにも、許しを乞う。
すまない。お前たちの死を俺は愚弄した。
この男のように、救ってやることはできない。
自身の欲求ばかりを押し通した。そのことだけは、あの世で謝らなければならない。
あれほど身体を蝕んでいた苦痛は全て消え。
炎が俺の身体をゆっくりと覆いつくしていく。
――――その炎の向こう側。
どこか見覚えのあるシルエットが見えた気がする。
死に際の妄想に手を伸ばす。
最後の最後まで兄でいられなくて、すまないと。
懺悔の言葉を口にしながら、弔いの火に灼けていく。
願わくば、俺が想像できる限りの幸せがあらんことを。




