表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

20/23

第5回「寝起きドッキリ大成功!!!」⑵

 夢の世界で、壮介はスマホゲームに熱中していた。


 これは夢の世界だと一瞬で確信した。


 なぜなら、壮介のやってるゲームは、登場キャラクターがのいのい一種類の美少女ゲームだったからである。



 壮介は先ほどから何度も繰り返し10連ガチャを回している。


 このゲームは大抵の美少女ゲーム同様、レア度と露出度が比例する。


 Nノーマルだと着ぐるみのいのい、Rレアだと冬服のいのい、SRスーパーレアだと夏服のいのい、SSRよみかたわからないだとスク水のいのい、といった具合だ。


 マジレスすると、Nの着ぐるみだって可愛いし、Rの冬服だって萌える。SSRのスク水の時点でオカズには事足りる。



 しかし、壮介が目指しているのはURウルトラレアー湯けむりのいのいだった。

 

 レア度最高だけあって、露出度は群を抜いている。もはや何も着ていないのである。

 大事なところは白い湯気で隠されてるかもしれないが、29歳素人童貞の想像力をもってすれば、そんなもの見えてるもの同然だ。



 しかし、何度ガチャを回しても湯けむりのいのいは当たらない。

 10連ガチャを回した回数は20回を越えようとしているのにもかかわらずである。



 そうこうしているうちに、別のURが当たった。



 もう一つのURーテニスウェアのいのいである。



 正直、壮介にはなぜこれがURなのか分からなかった。

 どう考えても露出度では、SSRのスク水のいのいよりも劣っている。

 おそらくは、クリエイターサイドの個人的な性癖を反映しているのであろう。テニスウェアには、壮介にとって未知のエロさが潜んでいるのかもしれない。




「早く当たってくれ……」


壮介は30回目のガチャを回す。


スマホの画面が、一面金色の光に覆われる。荘厳なBGMが鳴り響く。


よし、きた!!!URである。



しかし、金色の光を割って現れたのは、またもやテニスウェアのいのいだった。



「分からねえよ!!!!どこがエロいんだよ!!!!???」


 壮介は床に向かって思い切りスマホを投げつけた。




 その瞬間、壮介は覚醒した。


 今度は目の前にコブラがいるなどということはない。命の危険が壮介に迫っているということはなさそうだ。

壮介はホッとして目を閉じる。



 夢から覚めたというのに、なぜかガチャを回すときの効果音が聞こえ続けている。おそらくのいのいが大音量でスマホゲームをプレイしているのであろう。



「あぁ、また雑魚ざこばっかり。もう一回」


 のいのいは繰り返しガチャを回し続けてるようだ。



ーちょっと、待てよ。



 壮介は目を開き、のいのいの方を確認する。


 のいのいは座椅子に座りながら、スマホを操作している。のいのいの手に握られてるスマホはーピンク色。のいのいの物である。


 

 良かった。

 一瞬、のいのいが勝手に壮介のスマホを使って、勝手に課金をし、ガチャを回し続けているのではないかと疑ってしまったのである。さすがに疑心暗鬼になりすぎた。



壮介は、再び目を閉じる。



ーいや、待てよ。




「おい!!!!!!!のいのい、やめろ!!!!!!!」


 壮介は布団をはねのけ飛び起きると、のいのいの方に突進し、スマホを奪い取った。



「壮介君、突然何するの!!!??? そのスマホ、私の物だよ!!!!! ひったくりしないで!!!!!」


「でも、金は俺のものだろ!!!!!!! 俺のクレカを使って勝手に課金してるんだろ!!!!!!!」



 寝惚けていて、のいのいが壮介のクレカを勝手に使ってることを忘れるところであった。危ない危ない。


 

 悪事を見破られたのいのいは、「壮介君、ごめんね。使った分は後で身体で払うね」などと言うはずもなく、例の「寝起きドッキリ大成功!!!」のボードを壮介に向かって掲げた。



「壮介君、ビックリしたでしょ?」


「したわ!!!っていうか、ふざけるな!!!!実際に損害生じてるわ!!!!!」


 のいのいはてへっと可愛く舌を出す。

 可愛いから許す、と言ってしまうほど壮介はチョロくはないが、のいのいの責任を追及するほど壮介は暇ではなかった。



 壮介が今すべきことはただ一つ。寝ること。それしかないのである。



 壮介は固く目を閉じ、顔まで隠れるように布団を被った。



「なんでまた寝るの!!!!????ねえ!!!????何回起こせばいいの!!!????」



 のいのいの叫び声がどんどん遠くなって行き、やがて一切聞こえなくなる。


 引力に引き寄せられるように、壮介は夢の世界へと落ちていった。

 一昨日,一気にたくさんあげるみたいなことを書いておきながら,1度しか更新しなくてごめんなさい。

 さらに昨日は更新をせずごめんなさい。


 ハッキリ言って,サボってました。


 というか,別の小説を書いていました。


 昨日一昨日を使って,構想1日,執筆期間1日で3万2000字の推理小説を書き上げました。


 元々僕は推理小説畑の人なのです。


 作品名は「潜水館の殺人」。

 

 館もので,密室殺人で,連続殺人で,クローズドサークルで,本格ものです。


 おそらくこの作品を読んでいる方は興味ないとは思いますが,一応この場でも宣伝させてもらいました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ