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ボク、女の子になって過去にタイムリープしたみたいです。最推しアイドルのマネージャーになったので、彼女が売れるために何でもします!  作者: 奇蹟あい
第十四章 定期公演 ~ Monthly Party 2024 -25~ #11編

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第123話 マキカエレイ特別配信 その23~次は『#かえでくんダンジョン飯に挑戦中』でトレンド入りを目指しましょう

「チィタマーーークローーーーーースラァァァァァァァァッシュ!」


 おお⁉

 スローリーピンクベアが膝をついたぞ⁉ これは効いているのか⁉


「チィタマーーークローーーーーースラァァァァァァァァッシュ!」


 いける! ダメージが蓄積している雰囲気がある!

 そうだ、膝をつかせたら、後ろに回り込んで首の後ろを攻撃すれば良いんだった!


「とどめだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! チィタマァァァァァァクロォォォォォォォォォスラァァァァァァァァァァァァッシュ!」


 やったか⁉


 ぐぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉくまぁぁぁぁ。


「やったぞー! とうとう、銭投げを使わずに2階層の魔物を倒した! みんな褒めてくれよー!」


“やるじゃん”

“成長したなあ”

“わしの教えのおかげじゃな”

“いやいやわしのおかげじゃよ”

“ここはわしが”

“もしもし?わしじゃけど”

“師匠が登場しすぎw”

“師匠キャラなのかボケ老人なのかハッキリさせてくれ”


「もうコメント欄は好きにしてくれ……」


 やっと倒せたのにぜんぜん祝ってくれないじゃん……。


(テレレッテッテッテ~。かえでくんはレベル30になりました。どうやらアイテムドロップがあったようですよ)


「えっ、ホントに⁉ あ、ホントだ! 地面に何か……水筒⁉ もしかして飲み水がドロップした⁉」


 おそらく500ml入りくらいの小さめの黄色い水筒――おそらくタンブラーだ。さっきスローリーピンクベアが膝をついていた辺りの地面に突き刺さっていた。


(良かったですね。おめでとうございます)


「やったぁ! 水が飲みたかったんだ! そっかそっか。水はこういう形でドロップするのかあ。うれしいなあ。さっそくいただきます!」


 黄色いタンブラーを拾い上げ、ふたを開けて口をつける。


「これは……水じゃない⁉ タピオカミルクティー⁉」


 甘い……疲れた体に染み渡る……モッチャモッチャ……タピオカもおいしい♡ モッチャモッチャ♡


「戦闘の後のタピオカミルクティーは最高だなあ」


 モッチャモッチャ♡


(良かったですね。みなさん、タピオカミルクティーをしあわせそうに味わうかえでくんのスクショタイムですよ)


 いや、そういうのは良いから……。

 お前ら撮影し過ぎ。どこで使うんだよ、そのスクショ。


(これでおそらく2階層の魔物は、『チィタマ・クロー・スラッシュ』で倒せるようになったのではないでしょうか)


「あー、そうだね! ここからレベル上げをしまくって、それと次の階層用にコイン集めをしないとね」


 序盤はまた銭投げで戦わないといけないだろうし。


(レイスには気をつけてください)


「そうだった! レイスは物理攻撃効かないもんなあ。今銀貨が5枚だから、5体までしか倒せない……」


 早く銀貨を手に入れないと……。

 まあ、銅貨をたくさん投げても良いんだけど疲れるからなあ。



* * *


「チィタマーーークローーーーーースラァァァァァァァァッシュ!」


 調子良いー!

 チィタマの爪の威力がますます上がってきているのを感じるニャン♪ もう2階層では無敵ニャン♪


「お? ひさしぶりにコインじゃないドロップ品が? これはなんだろう? 箱?」


 手の平よりはちょっと大きいくらい。長方形の白いプラスチックの箱だ。

 中身は何だろう?


 あっ!


「さ、サンドイッチだ! サンドイッチだぁぁぁぁぁぁ! とうとう食べ物を手に入れたぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」


 おお、神に感謝します!

 これでボクは明日も生きていけそうです!


『女神様だなんて照れる~♡』


 いや……ルーナちゃんに祈ったわけではないよ。

 もし何かしてくれる気があるなら、ドロップ品の食べ物の比率を上げてくれない?


『無理で~す。ランダムでぇす♡』


 くそぅぅぅ!

 でもありがたく食べちゃう!


「神に感謝しつつ、命の糧をいただきます。アーメン」


“大げさw”

“さっきのタピオカミルクティーのほうがカロリーあるだろw”

“サンドイッチの中身は何かな?”

“カツサンドが良いな”

“俺はたまごサンド派”

“ツナ”

“ハムチーズ”

“ハムレタス”

“フルーツサンドが1つ怖い”

“ところで何切れ入っているんだ?”


「あー、もうなくなっちゃった……。小さいのが6切れじゃ足りないよ……。しかも全部ポテトサラダ……。肉をよこせぇぇぇぇぇ!」


(そろそろダンジョン飯の時間ですか?)


「それはお断り」


(スローリーピンクベアのお肉ならおいしく食べられそうですよ)


「それは……なんとなく思ったけれども……」


(次は倒したあと、消える前に剥ぎ取りをしてみたらどうでしょうか?)


「うっ……やってみるか……」


 食べるか食べないかはさておき、ストックとして肉を持っておくのは悪くないアイディアだと思う……。


(みなさん、次は『#かえでくんダンジョン飯に挑戦中』でトレンド入りを目指しましょう)


「まだ食べるって決めていないからね⁉」


 剥ぎ取りをしておくだけだからね⁉


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