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ボク、女の子になって過去にタイムリープしたみたいです。最推しアイドルのマネージャーになったので、彼女が売れるために何でもします!  作者: 奇蹟あい
第十四章 定期公演 ~ Monthly Party 2024 -25~ #11編

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第103話 マキカエレイ特別配信 その3~今回かえでくんに遊んでいただくのは、オリジナルゲーム『KAEDE-SAGA』です

 配信されている画面がどんなふうになっているのかチェックしてみる。

 メインで映されているのはテレビの中の映像だ。今はまだ何もゲームを接続していないから真っ暗だけど。右下の辺りには、少しゲーム画面に重なるようにしてボクとレイとマキの姿が小さめに映り込んでいた。


「おお、なんかゲーム配信っぽいね」


 こういう感じになるのかあ。

 新鮮だわ。


「カエデはゲーム配信初めて?」


「実は初めてかも。メイメイのゲリラ雷雨ではゲーム配信は一度もやったことがなかったんじゃないかな。メイメイがゲームをする趣味がないからなあ」


 雑談とか歌とか、たまに演技とか、そういうのばっかりですよ。


「やったほうが良いよ~。ゲーム配信はね、むしろゲーム初心者だったり、ゲームの腕が下手なほうが盛り上がるんだよ?」


“それな”

“教えたがりが多いから”

“ホラー苦手なほうがホラーゲーム盛り上がる”

“かわいければ何でもいいんだよw”

“共通の話題で盛り上がりたいだけだからw”

“住み分け住み分け”


「ふーん、そういうものなんだ? ボク自身がゲーム配信をほとんど見ないからぜんぜんピンと来ていなかったよ。今度勉強してみようかな。おすすめのチャンネルを教えてほしいな」


 そしてメイメイにゲーム配信をやってもらおう。

 ビビりではないと思うけれど、ホラーゲームでメイメイが悲鳴上げているところとか、たしかに見てみたい気もする……。


「人のを見るのも良いけど、まずはカエデがやってみなよ」


 マキから手袋のようなものを渡される。

 これがコントローラーなの⁉ グローブ型? 両手にはめるの? 見たことない形のコントローラーだわ……。こんなので操作するゲーム機ってあったかな?


「ボクがやるの……? マジでゲーム初心者なんだけど。ゲーム配信初心者どころの話じゃなくて……今日は応援側で良いんだけどな」


「かえでくん、こちらのメガネ型の――VRグラスをどうぞ」


 グローブを装着したところで、レイからサングラスのようなものを手渡された。


「これもつけるんだ? って、なにこれすごい! VR! えー、目の前にゲームの世界が!」


“ゲーム初心者かわいいなw”

“VRゲーム初めてか?肩の力を抜けよw”

“こっちは平面の配信画面とカエデのにやけ顔しか見えてないからなw”

“テンション上がり過ぎでかわいいw”

“がんばれー”

“張り切り過ぎてテレビ殴って壊すなよw”


 頭の中に配信のコメント欄に書かれたメッセージが音声で流れてくる。

 これはいつものレイのアシストだよね。たぶんゲームの機能ではなさそう。


「かえでくんにはこれからオリジナルゲームを遊んでいただきます。まきさんは実況をおねがいします」


「よしきた! 実況の鬼と呼ばれたマキちゃんにすべてお任せ! カエデのへっぽこプレイを100万倍に盛り上げちゃうぞ~」


「どうせへっぽこでしょうけれども……。でもボク1人だけでゲームやるの? 配信なんだし、みんなで遊べるゲームのほうが良くない?」


 桃鉄とか、人生ゲームとか?

 そもそもこれから始まるゲームってジャンルは何なの? 1人用ってことはRPG? それともアクション?


「こちらでキャラメイクは済ませておきました。チュートリアルからスタートします」


「えっ、もう始まるの⁉ ちなみにこのゲームのタイトルは⁉」


 何の情報もなく始まるのは配信的にもあれなんじゃない⁉


「今回かえでくんに遊んでいただくのは、オリジナルゲーム『KAEDE-SAGA』です」


 えー、オリジナルってもうボクの名前付いちゃっているじゃん……。絶対悪ふざけのやつじゃん……。


“カエデサーガwwww”

“まじでwww”

“草しか生えないwwwww”

“期待age”

“エッチなゲームかな?”

“カエデ無双が良かったわーw”

“楓を斬ったり殴ったり”

“うおー、楓と楓、どっちのヒロインを選ぶんだ⁉”

“そりゃ楓でしょうw”


「カエデサーガ! レイちゃんセンスあるー! これ、誰が作ったの⁉」


 姿は見えないけれど、マキの弾んだ声がする。

 こんなことしそうなのは1人しかいないでしょ。麻里さん、暇なんですか……?


「わたしが作りました」


 えっ、レイが⁉

 プログラミングなんてできたんだ⁉


「今はAIを利用すれば、ノーコードでもゲーム開発ができます」


 た、たしかに……。すごい時代になったわー!


「というわけで、プログラマー兼、アドバイザーのルーナさんにご協力いただきました」


「やっほ~。天才プログラマーのルーナちゃんだよ♡」


 その流れでルーナちゃん……。

 AIを利用って……AIを利用しているけれども! だけどぜんぜんノーコード開発じゃないじゃん。いや、ある意味ノーコードなのか。ルーナちゃんによる脳コード開発……?


 あれ……もしかして、マキとルーナちゃんって初対面?


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