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ボク、女の子になって過去にタイムリープしたみたいです。最推しアイドルのマネージャーになったので、彼女が売れるために何でもします!  作者: 奇蹟あい
第十四章 定期公演 ~ Monthly Party 2024 -25~ #11編

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第54話 ハルルとナギチが怒っている⁉

 ハルルとナギチの2人に呼び出され、軽い気持ちで会議室に入ったら、部屋の隅に追いやられて激詰めされたでござる。


「カエデちゃん! どういうことなの⁉」


「ギャラクシー~、アングリ~、私、怒ってます☆」


 何この圧力……。

 ボクが何かしましたか……。

 

「その顔……私たちが怒っている理由がわからないって顔ね!」


「カエちゃん、ひどすぎ! さすがに私のホイップクリーム袋の緒が切れちゃう!」


 どういうこと……?

 ホイップクリーム……?


「カエデちゃんてばさ、定期公演が終わってからずっと何かコソコソしてるよね。私たちを放っておいて!」


 ギクリ。


「≪BiAG≫のお姉さまたちとイチャイチャしている動画を見た☆ アツアツのチョコレートを頭からかけても良いよね★」


 いや、それはヤケドしちゃうので……。


「レイちゃんと一緒に何かコソコソしているよね⁉ 私たちを放っておいて⁉」


 2回言った。

 たしかにハルルたちのことをあんまり構えていなかったかもしれないけどさあ。ボクの存在意義にかかわる重要な確認と検証を……。


「カエちゃんの指で飴細工作ろっか★」


 シンプルに拷問!


「いや、ちょっと重要な仕事で……」


 何とかこの場を回避したい!

 

「仕事ぉ⁉」


 ハルルの目つきが鋭くなる。

 もはや三白眼。

 怖い……。


「仕事仕事! まだちょっと確定してないから、話はできないんだけど、大事な仕事をまとめているところなんだよ! 発表できる時が来たら発表するから、もうちょっと待ってよ! そういうわけだから、ボクはちょっと仕事に行くね! じゃあね!」


 ここは勢いで突破!

 

「待ちなさい」


 はい、逃げられませんでしたー。

 ゴリラ並みの握力で肩を掴まれたら身動きが取れない……。


「私たちはホントに怒ってるのよ! 仕事なんて言葉で逃げようったってそうはいかないんだからね!」


「そうはいかない☆」


 めっちゃ怒ってるなあ。

 何を怒られているのかさっぱり……。


「なんでそんなに怒っているのか訊いても良い……?」


 わからないままでいると、余計なことを言って火に油を注ぎそうだからね……。


「心当たりがない⁉ そうなんだ~~~~~~~」


「悲しいよ~~~うえ~んうえ~ん」


 さらに目つきが鋭くなるハルル。

 下手な泣き真似を見せるナギチ。


 誰か助けて!


「わかったわ。私、すっごくやさしいから教えてあげる」


「お、お願いします!」


 めっちゃ怖い……。

 この感じ、たぶんボクがやらかしたんだろうけれど、なにもわからない!


 ハルルとデートの約束はしていなかったと思うし、それならナギチと2人で来るのはおかしい。ハルルとナギチがセットで来る理由。2人の仕事なんてあったかな?


「去る4月と5月に超重要なビッグイベントがあったと思いますが~、それはなんでしょう~か?」


 クイズ形式⁉

 しかも間違ったら殺されるレベルの緊迫感!


 ビッグイベント?

 4月は定期公演#10をやったじゃない? それ以上に何かあったっけ?


「3月はとっても楽しかったわよね~~~~~~~~?」


「楽しかったね☆」


「3月……」


 ≪ルーナ with シュークリームシスターズ≫のトークイベントツアーをしていましたね。2週間でたくさん回ったなあ。


「お土産もちゃんと買ってきたよね……?」


 足りませんでしたか?


「それじゃないわ!」


「そのあと☆」


 そのあと……?


 ああっ!


「サクにゃんの生誕祭!」


「とっても楽しかったわよね~~~~~~~~?」


 ハルルさん、そんなに斜め下から睨みつけられたら怖いです……。

 

 やっとわかりましたよ。

 2人が怒っている意味がね……。


「4月にナギチの生誕祭、5月にハルルの生誕祭。どっちも出られなくてごめんなさい……」


 麻里さんのところに通い詰めで、どっちも欠席してしまっていたのでした……。

 それで怒っていたのか。

 

「年に1回しかない主役になれる生誕祭を~~~~? お仕事で~~~~? 欠席されて~~~~~~? 私たちがどんな気持ちになったかわかりますかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?」


「ホントにごめんなさい……」


 ボクも必死で……って言うのは言い訳になっちゃうよね。


 生誕祭は特別。

 その日だけでも都合をつけていくべきだった。


 ほかのマネージャーたちが対応してくれるからって、その言葉に甘えるのは良くなかったよね……。


「何にもプレゼントもらってないですけど~~~~~~? お祝いしてくれる気がなかったんだぁぁぁぁぁぁぁ?」


「すっごく悲しい……カナクシー」


「お祝いする気持ちはあります! 遅くなっちゃったけど、今からお祝いしても良いですか⁉」


 後日改めて日程調整をさせてください!


「「OK!」」


 あれ? 急に2人の機嫌が直った?


「じゃあいきましょ!」


「行く? どこに?」


 ボクはこれから仕事が。


「私たちの誕生日のお祝いをしてくれるんでしょ?」


「いや、それは後日……」


「私たちの誕生日のお祝いをしてくれるんでしょ?」


「私たちの誕生日のお祝いをしてくれるんでしょ?」


「ねぇ、お祝いしてくれるんでしょ?」


「お祝い!」


「祝う気があるのよね?」


「祝って祝って☆」


 ダメだ。

 これは今すぐに祝わないと殺されるかもしれない……。


「わ、わかりました……。今から祝わせていただきます……」


 駅前のケーキ屋さんにでも行って、お腹いっぱい食べてもらえばきっと満足してくれるよね。


「じゃあ行きましょ!」


「行こう行こう☆」


「夜通し楽しむぞ~!」


「ぞ~☆」


 ……夜通し?


「お前のために、ホテルとスケジュール……押さえておいたから。今夜は寝かさないぜ♪」


 イケメン風のハルル?

 ホテルとスケジュールって何……?


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