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ボク、女の子になって過去にタイムリープしたみたいです。最推しアイドルのマネージャーになったので、彼女が売れるために何でもします!  作者: 奇蹟あい
第十二章 定期公演 ~ Monthly Party 2024-25 ~ #9編

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第13話 悲報! まさかの楓NG⁉

「あそこの鳥居をくぐって坂を上っていった先が朋月神社ほうづきじんじゃだ……あれ? あそこにいるのは――」


 ウーミーと……ウタ?

 またあの2人の組み合わせ?

 仲良さそうに振袖姿で自撮りツーショットを。

 しかしこの2人……ビジュアル神か! 絵になり過ぎる……。


 んー、ところでサクにゃんはどこかな?

 近くにはいないな。

 じゃあ2人だけで神社に来たってことかな……?


 怪しいな……。


「お~い! ウーミーちゃ~ん! ウタちゃ~ん!」


「あ、バカ! ナギチ!」


 なんでいきなり声をかけたの⁉

 ここはそっと尾行して様子を窺う場面でしょ!


「ふぇぇぇん。カエちゃんから急に『バカ』って言われたよぉ」


 ウソ泣き幼女か。

 普通にかわいいわっ!

 

「よしよし、かわいそうなナギサ。カエデちゃんはすぐに女の子のストーキングをしたがるから困ったものよね」


「ストーキングって、人聞きが悪い!」


 ボクは生まれてから一度もストーキングなんてしたことないですよ!


「メイカエレイ探偵団はいつも尾行ば~っかりしているじゃないの」


 ジト目で見てくるハルル。


「うっ……。あれは……メイメイが探偵に憧れているからそれに付き合っているだけで……」


 決してボクがストーキングを趣味にしているわけでは……。


「あら、渚さんに春さん。ごきげんよう。あけましておめでとう、かしら」


 ボクにはアイサツなしか。

 ってまあ、ウタには昨日も会っているけどね。年始のアイサツしたっけかな?


「あけましておめでとうございますですわ~。みなさん振袖で素敵ですわね」


「あけましておめでとうございます! ウミもウタさんもばっちり決まっていて素敵よ」


「宇宙に羽ばたくギャラクシー振袖☆ 今年もNo.1の私、どう⁉」


 4人がそれぞれ振袖姿を褒めたり自慢したりしている。

 なぜだかボクだけいないものとして扱われているような……。

 おーい、誰かー。

 ボクの振袖も褒めておくれよー。



「ところで今日は2人で初詣、なのかしら?」


 おー、ハルルがずばり切り込んでいったぁ!

 でもそれそれ!

 みんなが訊きにくいことをちゃんと訊いてくれる。これが頼れるリーダーの証だ!


「撮影と取材よ。デートだったら良かったのに。ね、海さん?」


「そうですわね。詩さんとゆっくりデートできたら楽しいのに残念ですわ」


 と、微笑み合う2人。


 なーんだ、仕事か。

 拍子抜けだなあ。

 何もやましい関係ではなさそうだ。


「この神社で撮影があるんだ? えー、知らなかったよ。せっかくだから見学させてもらったり?」


 ね?

 と、ハルルとナギチの反応を見る。


「見たい☆ 私も撮影されたい☆」


「興味はあるわね。でもお邪魔じゃないかしら?」


 気になるよねー。

 わざわざホントの正月に振袖の写真を撮る仕事なんて、あんまり聞いたことないし。


「……ダメよ。遠慮してちょうだい」


 ウタ、きっぱりと拒絶。


 でも一瞬、謎の間があったね。

 なんだろう、この違和感は?


「そう、ですわね……。見られていると思うと恥ずかしいですわ……」


 いやいや、だって撮った写真は雑誌に掲載されて、何万人もの人の目に触れることになるんですよ? これまでもあーんなけしからん水着写真をバンバン出しておきながら、今さら恥ずかしいって……そんなバカな。


「とくに楓はダメよ」


「なんでよ! ボクはマネージャーですよ⁉ なんならそういう撮影に同行マネージャーとして参加することだって普通にあるはずなのに」


 同じグループメンバーのハルルとナギチに見られたくないっていうならまだわかるけど、何でボクだけ⁉

 

 んー、あれ? でもよく考えたら、今まで一度もウーミーの仕事についていったことがないな。ウタがマネージャー業を離れて、ボンバー仮面V3の特別調査チームに入っていた時でさえ、一度もない……。これはいったい……?


「海さんは楓NGだから」


「ええっ⁉ ううううウーミー⁉」


 ボク、NGだったの⁉

 今の今まで嫌われていたことにぜんぜん気づかなかった……。

 良好な関係だと思っていたのに……。


「詩さん! それは言わない約束ですわ!」


 ウーミーの顔が真っ赤に染まる。

 マジギレ? いや、そんな感じでもないな。


「あらごめんなさい。次からは零さんに伝えておくわね」


 まったく悪びれる様子もなく、ボクに向かって微笑んでくる。

 いや、もうこれ……いじめ……悪意なのでは⁉


「ボクってマネージャーとしてダメなのかなあ」


 まさかのウーミーからNG……。


「カエデちゃん……そういうこともあるわよ……元気出して……」


「カエちゃん、今度私のグラビア撮影の時にはカエちゃんを指名するから……元気出して?」


 2人とも……。

 そうだよね……5人もアイドルがいたら、1人くらいボクのことを嫌っていても……そういうこともあるよね……。めちゃくちゃ悲しいけど……。あと、ナギチにグラビアの仕事が来たことは今のところ一度もないけどね。ギャラクシーエルフブームが来ると良いね……。


「楓さん! 違いますわよ! 勘違いですのよ!」


 あいかわらず顔を真っ赤にしてウーミーが叫ぶ。

 ちょっと、ウーミーさん?

 わかったから、ね? 

 ほら、そんなに大声出したら、周りの参拝客の人たちがこっちに注目しちゃっているから!


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