表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ボク、女の子になって過去にタイムリープしたみたいです。最推しアイドルのマネージャーになったので、彼女が売れるために何でもします!  作者: 奇蹟あい
第十章 定期公演 ~ Monthly Party 2024 ~ #7編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

447/726

第17話 プライベートプールでデートですか?

「ふぅ、えらい目にあった。まさかチワワがあんなに注目を集めるとはね……。やっと本社ビルを出られたけど、どこにいこうか? 公園で花子を散歩させる?」


 帰宅の時間も考えると、遊べるのは残り1時間くらいかな。近場で人の少ないところっていうと限られてきますよね。


「わたしはプールに行きたいです」


「プール? この辺りにそんな施設あったっけ?」


「大学病院ビルの中に、師匠専用のプライベートプールがあります」


「すごい……。あの人そんなものまで用意してるの?」


 大学病院のビルも一応会社の持ち物ですよね? 個人所有じゃないんだから……。って、もしかして個人所有だったりするのかも。いや、さすがにないでしょ、とは思いつつも、なんかそれも否定できなくなってきた……。もしかして、社長だったり……いやいや、まさかね……?


「あのさー、うちの会社って上場企業だっけ?」


「いいえ、非上場だと思います」


 それなら内部がどうなっていても公表はされない、か。ますます怪しい……。まあ、今度直接、麻里さんに聞いてみるか……。


「プライベートプールなら、ほかの人が入ってこないってことだよね?」


「そうですね。師匠か師匠が許可した人しか立ち入りはできない施設です」


「それなら花子も水遊びさせてあげてもいいのかな。泳げるかはわからないけど」


「確認しますが、おそらく大丈夫ではないかと。念のためお漏らししないように水着用のオムツはつけましょう」


 なんか赤ちゃんっぽい!

 

「良かったな、花子! プールで遊べるぞ!」


「がぅ!」


 花子が抱っこ紐の隙間から顔をのぞかせる。

 お風呂も好きだし、水は嫌いじゃないのかな。そういえばクマって、川で鮭捕ったりするから、水は得意なのかもしれないね。


「かえでくん、ツキノワグマは鮭を捕りませんよ」


「えっ、そうなの? そうか……花子は鮭を食べないのか」


 そういえばぜんぜん肉には興味を示さないし、食べるのは木の実ばっかりだしなあ。魚も食べないとなると雑食って何だろうね。


「がぅ?」


「いや、まあ、元気に大きく育つなら好きなものを食べていいよ」


「がぅ!」


 そういえば花子って生まれてどれくらいなんだろう。

 体重は……5kgくらいはあるよね。もっとあるかな? 歯もしっかり生えて木の実が齧れるし、意外ともう赤ちゃんって感じでもないのかな?


「ツキノワグマは冬眠期間の辺りに産まれるらしいです。つまり1月か2月辺りに産まれることが多いということですね」


「んー、そうなると、もう生後半年は余裕で過ぎてるってことだね。思っていたよりもお姉さんだ!」


 そりゃそうか。

 ミルク飲んでない時点で赤ちゃんではないよね。


「そうなると、お母さんグマとはぐれたんじゃなくて、普通に親離れの時期だったってこと?」


「結果的に今はもうその時期ですね。ですが、師匠がはなこさんを保護したのは今年の3月でした。その時にはまだ哺乳瓶からミルクを飲んでいましたよ」


「えー、かわいい。その時にお世話したかったなあ」


「動画はあります」


 そう言って、花子が保護されたばかりの頃の動画を見せてくれた。


「うわー、めっちゃ小さい! ホントに赤ちゃんだ!」


「がぅ?」


「これがお前の小さい時だよー。覚えてない?」


 花子は動画を見て不思議そうな顔をしている。

 自分の小さい頃だってわかっていないみたいだ。


「ここから考えるとずいぶん大きくなっているんだなあ」


「わたしが毎日お世話をしましたから」


 レイが得意げな表情を見せる。


「えらいなあ。でもボクにも教えてくれれば良かったのに。世話を手伝いたかったよ」


「まだドーム建設の途中でしたし、一応情報統制期間で、立ち入り禁止区域でしたから……」


 まあそうだよね。

 レイだから特別に入れるっていうのはあるでしょうよ。ボクも分身できたらいろいろ捗るのになあ。AIなのにそういうところは融通が利かないのはなんでだろう。


「立ち話もなんですし、そろそろプールのほうに移動しませんか?」


「そうだね。このままだと熱中症になっちゃう」


 いざ、プライベートプールへ!



* * *


「ねえ、レイさん……ほかの水着はないんですか? ちょっとこれは……」


「今のかえでくんにぴったりのサイズですと、これしかありません」


 ううーん。

 プールの更衣室で渡されたボクの水着……子供用のスクール水着。小学生じゃないんだから……って10歳は小学生相当か!


「まあ、プライベートプールなのになんでこのサイズの水着が用意されているのかってほうを気にして……いや、深く考えるのはやめよう。これしかないのならこれを着るよ!」


「がぅ!」


 花子を見れば、赤ちゃん用のオムツ水着を装着して準備万端だ。かわいいなあ。うん、ボクもさっさとスク水に着替えるよ。


「あの……レイさん?」


「なんでしょうか?」


「こんなことを言いたくはないのですが……レイさんの水着だけ、大胆過ぎませんか?」


 白い三角ビキニって。

 ナイトプールじゃないんですから……。

 肌の露出がすごい!


「どうですか? この間、先輩がグラビア撮影をした時に着用していたものとまったく同じデザインのものです」


 寄せてあげて……グラビアポーズ!

 レイさんすごいエッチぃです……。なんかもう、即デビューできちゃいますよ……。


「かえでくんにしか見せませんよぅ」


「う、うん……」


 それは……うん……うれしいね!

 ってー、そんなに見つめられたら照れるって!


「さ、時間もないし、早くプールに行こ!」


 あー、顔が熱っ!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ