表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/9

メンフィス、テネシー…6

 コツコツと控えめに窓を叩く音がして、ビリーは自分が寝ていたことに気がついた。はっとして目を泳がせ、窓の外を見ると、運転席を覗き込むエルと目が合った。太陽は四分の三時間ぶん傾いており、エルの髪の輪郭を消え入りそうな金色の光の中に溶かしていた。ビリーが頷くとエルも少し微笑んで頷き返し、ビリーがシートを起こしている間に、エルは車の後ろをぐるっと回ってきた。今度は助手席に乗ってきた。

「間に合ったのか?」

「うん。ギリギリ」

 シートベルトを胸の前に引きながら、エルは答えた。明るく弾んだ声だった。

「そうかい」

 後ろを見返り、車を後進させながら、ビリーは言った。

「そりゃよかった」

「うん」

 バッグを膝の上に移してノートブックを取り出しながら、エルは頷いた。ステアリング・ウィールをぐるぐると回して進路を切り替えながら、ビリーは訊ねた。

「で、次はどこへ行く?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ