第六話:女性保険
俺の質問に目を丸くして拳を握り始めた。
「なに?自殺願望でもあるのかしら?」
ああ、女性だったか・・・・。
そして、汗が止まらない、これは女性恐怖症とは別で女性に対して「男性ですよね?」なんて言ってしまった事が原因だろう。
許して貰えるかわからないが謝っておこう。
「す、すいません!性別を超越した友人に雰囲気が似ていたもので、つい・・・。」
俺が腰を大きく曲げて頭を下げると彼女は握った拳を開いて頭を掻きながら言った。
「いいわよ、で?新入生が朝からどうしたの?」
俺は自分の体質と教室の出来事を話した。
彼女はなるほどっと頷き言った。
「そのスーパーMAX童貞の体質が原因で貧血に近い状況なのは分かったわ」
気にしている事を深くえぐられて軽くナイーブになりながら”はい”っと答える。
「で、なんで私には発動しないのかしら?普段なら話しかけられただけでフラフラなんでしょ?」
この質問は命が関わる。
そう、彼女から隠れた殺気を感じるのだ。
きっとハ〇ターXハンターのキ〇アもお兄ちゃんにこんな感じの念を感じていたのだろう。
そりゃ逆らえませんわ。
そして俺は答えを慎重に選び答えた。
「正直自分でも不思議なんですよね。ある程度年が離れてれば発動しないのかもです。」
俺の答えに彼女は鼻で笑いながら言った。
「そうか、なるほどな。あと女性に年齢の話はNGだぞエリート童貞くん」
俺は”童貞”という言葉を何度も言われ少しカチンと来た。
なので、鎌を掛けてみる事にした。
「童貞童貞言うなら先生が卒業させてくださいよ~^^」
俺が言うと彼女は一瞬驚いた顔をしたがニヤケ顔になる。
あれれ?これは地雷踏んだかな?
そう、思うと彼女はニヤケ顔のまま言った。
「そういえば、こんな物持ってるんだけど~。」
彼女の手にはビニールの薄く四角い袋があった。
俺はギョッとする。
俺はテンパって目を色々な方向に向ける。
俺は焦りながら言った。
「い、い、いやぁ、なんなんですかぁ?そそそれ?」
俺が口をパクパクしていると彼女は噴き出した。
「ブフォwwwwこれwwラムネ菓子の袋だよwwww。」
あ、やられた・・・。
からかわれたのだ。
俺の顔が熱くなっているのがわかる。
恥ずかしい・・。
俺は涙目になりながら言った。
「知ってましたし・・。」
鼻で笑いながら満面の笑みで頭を撫でながら言った。
「君は可愛いわね~^^」
してやられて子供扱い、乾杯だった。
そしてすごい勢いで扉が開かれた。
開いた扉の先には怒田が立っていた。




