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青春の死亡。  作者: 三島瑞
19/21

第十九話:厄日(前日)

胃が痛い・・・。

最悪だ、今日はきっと今年一番の厄日だ。


キリキリして痛む胃を冷やそうと爽健美茶を胃に流し込む。

思い出したくもない、昨日のことだ一本の電話から始まった。


----------------------------


俺はいつも通り休日をゴロゴロと本を片手に過ごしていた。

すると突然ほとんど鳴らない固定電話が鳴った。


俺は立ち上がりホコリの被った電話を叩き取る。


「もしもし。」


そして聞き覚えのある声が聞こえた。


「どうも、ファン・マヌエル・マルケスです」


「切っていいか?」


「冗談だよ!冗談!フロイド・メイウェザーです」


「なんでボクサー推しなんだよ、てか、用がないなら切るぞ。」


「ええ、妹がせっかく電話してあげたのに扱いが雑だよ!」


そう、コイツは妹だ。

頭の方は残念だが勉強は出来る奴だ馬鹿と天才は紙一重とはよく言ったものだ。


「はいはい、で?要件は?」


俺は早めに終わらしたかったので要点を絞ることにした。


「つれないなぁ~、まあいいや。明日そっち遊び行くからよろしく!」


「はあ!?急に言われても困るわ!って切れてるし・・。」


最悪だ、昔から意味の分からない奴だったが人の話まで聞かなくなったのか・・。

もう手の付けようがないだろ。

まあ正直妹が来る分には問題は無いのだが・・・。

問題はよだれを垂らして俺のベットでお昼寝している怒田の事を言うべきか言わないでおくべきかだ。


アイツの事なら別に偏見もしないだろうが・・。

いや偏見どころか鼻血を出して喜ぶだろう、昔からBLとかいう悪魔の本を片手に気持ちの悪い笑みを浮かべていた。

味方が増える、だがヨダレを垂らした狼を仲間にする羊がいるだろうか、否いないだろう。


俺は後日は怒田の事は言わないでおく事にした。



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