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青春の死亡。  作者: 三島瑞
17/21

第十七話:緩んだ頬

朝の6:00時俺はベットで寝ている怒田を横目に朝食を作り始めた。


え?なに、昨日二人きりで何も無かったのかって?

ある訳がない。

まだ16歳で二人共野郎ときたもんだ、何もあるはずがない。


まあ、期待はしてない訳では無いんですけどね・・・・。

見た目はかなりの美少年で服によっては女に見えるレベルだ。

期待しない方がおかしい。

だが、実際問題怒田と俺は交際中な訳だ・・そういう事を考えるのはよそう。

実際、コイツはそういう事を求めてないのかもしれない。


そんな事を考えていると怒田から『ペクチュン』っと弱弱しいクシャミが聞こえてきた。


怒田は目を擦りながら体を起こしてこちらを見てきたので俺は軽く手を上げてみせる。

すると怒田はッハっとして一言。


「朝チュンなんですか!?」


ああ、努力は無駄か・・俺はガックっと肩を落とした。



そして朝食を済ませた怒田は学校の準備の為自分の部屋に戻った。

俺は怒田が出て行った後崩れたベットを整えているとふわっといい香りがする。

なんだと!?だが俺はただのDTではないエリートDTだ、この程度では下心なんて物は揺れん!!


・・・でも、もう一回だけ嗅ぐか。


俺が枕に顔を近づけると勢いよく扉が開いた。


「お待たせ!学校行こうぜぇ!」


俺は硬直した、俺は急いで取り繕って怒田と学校に向かった。


登校中なぜだか緊張した隣で歩いているだけなのにだ。

なんだか胸がいっぱいで鼓動が早くなる、一方怒田は平然としている。

付き合ったという事で動揺しているのか、まともに怒田を見ることもできない。


すると怒田が俺の袖を掴んだ。

俺は怒田の方を向く。

そして怒田は覗き込むように顔を上げ頬を染めて言った。


「僕たち付き合ってるのかな?」


俺も一瞬考えた、俺はてっきり付き合ってるつもりだったからだ。

俺は間を開けずに返した。


「えっと、俺はそのつもりだったんだけど・・・。」


俺がそういうと怒田は頬を染めて”そっか”っと頷いた。

そして少し間が空いて”パチン”っと言い音がした。

怒田が自分の顔をたたき始めたのだ。

俺はその行動に驚き声を掛けた。


「どうした!?」


怒田は恥ずかしそうに顔を隠しながら言った。


「ごめん、実感が沸いてきたら顔が緩んじゃって・・・ニヤケ顔が止まらないや。」


俺は即怒田を抱きしめたい感情に襲われたが俺は町中という事もあって理性で捻り潰した。

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