↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
すずまち製作所  作者: 鶏皮:塩
第一章
PR
20/37

第20話「『タイムマシン。製造可能』って」


ーーーマックス電機勤務、初日


俺達は専用の控室を用意してもらっていた


「おはようー」


「おはようございます!枕井さん!・・・なんか良いことあったんですか?」


「んー何が?」


「なんかすっごいニヤけてますよ・・・!」


俺は気づかないうちに昨日のことを思い出しニヤけてしまっていた


「いや、まあいろいろあってな」


「そうなんですねぇ・・・気になるけどもう少しで始業時間ですよ!」


巴妹は椅子から立ち上がって言った


「そうだな、ってなんだその格好は!?」


座って、テーブルに隠れていたがミニスカートとスカーフとニーソというまるでCAさんのコスプレのような格好だった


「制服ですよー・・・これ胸が苦しいんですよねサイズ間違えたかな」


パツパツになったワイシャツが今にも弾けそうだった


だれだ、巴妹にこんな格好させたやつは!完全に変態だ!


「ところで、二人は?」


始業まで10分しかなかった


「お二人はいま奥のカーテンで制服に着替えてます!」


そう話している時だった


シャー


2つあるカーテンの一つが開き、同時に俺は目を見開いた


「ま、纏おはよう・・・あんまり見ないで」


そこには、巴妹と同じ制服を着た氷花が立っていた


スラッとした足、ボーイッシュなショートカット、計算された絶対領域・・・


「綺麗、すぎる・・・!」


俺は赤面し放心状態だった


「!?」


俺の言葉を聞いて、氷花も赤面し地面にうずくまった


「なんか私の時と反応違いすぎませんか!?枕井さーん!聞いてます?」


放心状態の俺に話しかけ続ける巴妹


赤面して動けない氷花


状態はカオスそのものだった


そして浩貴が着替えを終えてカーテンを開けて言った


シャー


「なんだコレ・・・」


ーーー


なんとか収拾して俺達は売り場に向かっていた時


「本日の業務は、ティッシュ配りでございます」


昨日案内してくれたお姉さんだった


「ティッシュ配りだと・・・」


「はい」


俺は息を吸って大きな声で言った


「アキバでこんな格好でティッシュ配ってたら、新しいコンカフェが出来たと思われるだろうが!」


「CAコンセプトかぁ珍しいですね!透子さん!」


巴妹が透子を見て言った


「がん、ばるわ・・・」


赤面しながら氷花が言った


「そんな話してねえよ!」


ーーー


「ま、マックス電機でーす・・・」


氷花がミニスカートを伸ばしながら、か細い声でティッシュ配りをしていた


「本当に大丈夫なのか・・・氷花」


俺は独り言のように言った


心配そうに見ていた俺のとなりに浩貴が来た


「もういい大人なんだから心配しすぎて仕事忘れるなよ」


「そりゃそうだけど・・・」


「巴ちゃんを見てみろ、あれぞいい大人の代表だ!自分の役割をしっかり理解している!」


浩貴が指を指した方向を見てみると巴妹がミニスカなのにお構いなしに高台に登って呼びかけをしていた


「らっしゃせー!マックス電機アキバ本店!本日はポイント2倍です!今がお買い得!」


『おい、あの子可愛くね・・・?』『マックスなんて名前のコンカフェあったっけ?』


巴ちゃんの見た目に男たちがたくさん集まってきているが。本人は全く気づいていない


「あれは、むしろ何も理解していないんじゃないのか・・・?」


「そうだな・・・」


ーーー


マックス電機、研究室にて


「白夜、頼まれた資料完成した」


「ありがとう、茉莉花ちゃん!さすが仕事が早いなぁ」


「このくらい、簡単」



「ねえ白夜」


「どうしたの?」


「白夜と社長。何か隠してる」


「なんでそう思うんだい?」


「社長は私たちにこんなこと頼まない、たとえ機材のためでも、白夜、君もね」


「やっぱり、茉莉花ちゃんにはバレちゃうか・・・ハハッ」


「なにがあった?」


「先週、鈴間から連絡があったんだ『タイムマシンが出来てしまうかも知れない』って」


「!?」


「ただこの話は絶対に外部には漏らせないし、慎重に進めたかったんだと思うよあいつは」


「だから、私たちの気をそらした」


「そういうことになるね・・・君には気づかれちゃったから言うけど、彼らはまだ知らない」


「何?」


「今朝、あいつから連絡が来た」


「なんて?」






「『タイムマシン。製造可能』って」











評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。