表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ようこそ、異世界のファッション・ショーへ!JK漫才師が恋に落ちたヤンキー君の正体は高級ブランド店の御曹司?ただし……  作者: ときじく こみち
第2章:異世界カンパネアのファッション・ショーにご招待
38/61

放浪修行の発表会

それから、一週間後。


「ただいまより、留学者(りゅうがくしゃ)たちの発表会を行います」


 伯狼館の大広間に、マイクを通したヴィンセントさんの声がひびいた。


「まずはデュエマの代表をつとめる、エルリック・カンパネロ・デュエマのあいさつからです」


 まぶしいスポットライトに照らし出されたステージの上。

 千人ちかい観衆が見あげる中に、ひとりの人物が進み出た。


 広い肩の上でゆれる三つ編みに編みこんだ金髪と、凍てついた氷を思わせる青みがかった灰色の瞳。

 高級服ブランド「デュエマ」の代表にしてウォルフィの父親であるエルリック氏は、集まった人びとに語りはじめた。


「カンパネア……当時はカンパネア村と呼ばれていたこの地に、先祖であるマクシマム公が移り住んでおよそ三百年。

 伝統的なカンパネア・スタイルによる服作りをもとに、たえず革新(かくしん)を続けていくこと。

 これこそがデュエマというブランドの特色だと言えるでしょう」


 エルリック氏の言葉に耳をかたむける、大広間に集まったデュエマの一族たち。

 

 そして発表会の審査員をつとめる、実際にデュエマで仕事をしている人たち。


 服をデザインするデザイナーや、そのデザインを型紙(かたがみ)とよばれる設計図に落としこんで服の見本を作るパタンナー。


 その見本をデュエマの服を取り扱うお店に売りこむ営業(えいぎょう)部門や、営業部門が取ってきた注文の数を工場に発注し、出来上がった服の品質をチェックする管理(かんり)部門。


 その服を工場からお店まで運ぶ流通(りゅうつう)部門や、給料の計算などを行う総務(そうむ)部門。

 売り上げや財産の管理を引き受ける経理(けいり)部門。

 録音用(ろくおんよう)のマイクや撮影用(さつえいよう)のカメラを持った、ブランドの宣伝(せんでん)を行う広報(こうほう)部門のすがたも混じっている。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ