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ようこそ、異世界のファッション・ショーへ!JK漫才師が恋に落ちたヤンキー君の正体は高級ブランド店の御曹司?ただし……  作者: ときじく こみち
第2章:異世界カンパネアのファッション・ショーにご招待
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夢……だよね?

夢だよね?

 

 ええ、夢ですとも。

 夢にきまってるじゃないですか。

 夢であってチョウダイ。


「……」


 こらえ切れなくなったハルミは、


「だったら、早く()めてぇー!」

 と、自分の部屋よりも広いベッドの上で絶叫(ぜっきょう)した。


 今いる場所が寝室であることは、なんとなくわかった。


 ただし、ハルミが横になっているクイーンサイズのベッドの置かれた部屋の外にはもっと広いリビングルームが。

 その隣には、さらに広いダイニングルームが。

 さらにその先には、海に向かってせり出したジャグジーつきのバルコニーが続いていることまでは思いもよらなかった。


 豪華なのは、部屋の間取りだけではなかった。

 部屋のあちこちにはアンティークものらしい花瓶(かびん)やガラス製の水差しが置かれ、切り取られたばかりのみずみずしい花がふんだんに()けてある。


 ベッドのそばに置かれたサイドテーブルの上にはクリスタルガラスで出来た小さなハンドベルと、

『起きたら、知らせてくれ』

 というウォルフィの字で書かれたメモが一枚。


 おそるおそる、ハルミはベルを手に取った。

 部屋の中に鳴り響く、()んだ音色。


 しばらくすると、ノックの音が四回。

 そして、


「大丈夫か、ハルミ……」


 開いた扉の向こうから、おずおずとウォルフィがすがたを現した。


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