第13話 レベリング
敵の分析をする為に、先ずは【鑑定眼】でステータスを閲覧させてもらう。
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種族:サーベルウルフ
Lv14
HP225/225
MP9/9
筋力 54
耐久 27
敏捷 41
魔力 3
ランクE
パッシブスキル
【危険感知Lv1】【気配感知Lv1】
ノーマルスキル
【身体操作Lv2】【連携Lv2】
【嗅覚Lv3】
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ステータスを閲覧した感じ、特別強い訳でも無さそうだ。敵の特徴としては、連携スキルがあるから早めに数を減らして、長所を削っていくべきだろう。あと、感知スキルも二つあるから、死角からの攻撃より素早い一撃の方が有効だと思われる。
分析を終え、此方を完全に獲物としか見ていないサーベルウルフに向かって駆け出す。
初動から【魔闘気】を使い強化したことによって、身体は軽くなり、一瞬でサーベルウルフを間合いに捉える。獲物だと思っていたサーベルウルフたちは、簡単に近づかれたことに困惑する。慌てて気を引き締めようとするが、もう遅い。
(悪いが俺の糧になって貰うぞッ!)
【魔力撃】を発動させ、サーベルウルフを一気に三体薙ぎ払う。
【経験値を195獲得しました】
【経験値を180獲得しました】
【レベルアップしました】
【経験値を215獲得しました】
薙ぎ払われたサーベルウルフは体が真っ二つになり、痛みすら感じる間もなく絶命。両断された胴体は、そのまま抵抗なく落ち、地面に肉片を飛び散らせる。
他の奴等も仲間が一度に三体も殺られたことで、このままでは同じ道を辿ると思い、直ぐさま戦闘体勢に入りつつ、【連携】を使って襲いかかって来る。
([制空権]を練習するには、これ以上ないくらい絶好の時だな。)
自分の間合いに攻めてくる敵。[制空権]は受けの型だから、練習をするのにはもってこいの機会だ。
集中力を高め、【身体操作】で反射能力を引き上げる。そこから更に【気配感知】を使い、360度、全方向に意識を向ける。
背後の死角となる部分から、二体のサーベルウルフが矛先の届く範囲まで近づいて来た。
「第壱の型―――制空権ッ!!」
間合いに侵入した瞬間、身体が自分の意思よりも早く動いた。まさに、脊椎反射とも言える反応速度。これが、かつて大英雄と吟われたラグナ=ファウストが作り出した槍術。
第壱の型[制空権]
今は複数のスキルを使用して[制空権]を使うのがやっとだが、技を磨いていって、無意識化でも使えるようにしたい。
[制空権]の出来具合を考えている内に、薙ぎ払った二体の経験値が入って来る。
【経験値を195獲得しました】
【経験値を185獲得しました】
(これで残り半分!)
一分と経たない攻防の時間。既に、サーベルウルフは半分の五体までに、数を減らしていた。勿論これで、相手側が冷静でいられる筈がない。
サーベルウルフ達が距離を取り、溢れる程の怒気で唸る。
「グルルルッッ!」
「グルルッ!」
仲間を殺されたことで怒っているのか、威嚇のつもりで唸っているのか不明だがこれだけは言いたい…
(弱肉強食。襲ってきたからには、殺られる覚悟も当然あるだろッ!)
唸るサーベルウルフを意にも介さず、二連突きを放つ。
【経験値を190獲得しました】
【レベルアップしました】
【経験値を205獲得しました】
槍で貫かれ、胴体に風穴ができる。赤黒い血は見ていてグロいと感じるが、ゴブリンで慣れきっているから吐き気などは一切ない。
(隙は与えねぇよ!)
戦況は俺の有利。逆にサーベルウルフ側は不利な状況。なら当然、不利な状況で戦い続けても勝ち目は薄い。勝ち目が薄い場合は、どんな行動に出るかなんて考えるまでもない。
【魔闘気】の出力を更に上げ、逃走すべく動き出そうとしたサーベルウルフに、遠心力も合わせた強烈な薙ぎ払いを食らわせる。
【経験値を175獲得しました】
【経験値を200獲得しました】
(これであとは一体のみ!)
敏捷値が倍以上ある上、スキルによりステータスが底上げされていたこともあり、逃げていたサーベルウルフに数秒とかからず追い付く。
走っていた勢いを使い、突進力を高めた突きで心臓を貫く。
【経験値を185獲得しました】
【レベルアップしました】
貫いたサーベルウルフから、返り血が飛び頬に付く。戦闘後、地面を見るとそこら中に血溜まりができ、慣れたとしてもわざわざ見たいとは思わない光景だ。しかし今はそれが、あまり気にならないくらい疲れている。
「はぁ、はぁっ、少し魔力を使い過ぎたな。」
魔力が完全に回復しきってない状態で、【魔闘気】や【魔力撃】を並行使用した為、転移したとき以上に魔力消費をした。でも、ランクEの魔物が十体いるなか手加減なんかしたら、やられていた可能性もあり得る。
「それにしても今回だけで、レベルが三つ上昇するなんて…」
(見つけ次第、倒していくべきか?)
強さの割りに経験値効率が良かったから、見つけたら積極的に倒していこうと思ったが、比べる相手がゴブリンだから、本当にいいのか定かではある。
レベルが三つも上がり微笑んでいると、聞いたことのない単語が頭の中で響く。
《職業レベルがMAXになりました。》
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フェルト 男 年齢:15 種族:ヒューマン
職業:農民Lv30/30
Lv24
HP608/608
MP4/135
筋力 109
耐久 32
敏捷 132
魔力 45
パッシブスキル
【根性Lv1】【危険感知Lv1】
【気配感知Lv1】
耐性スキル
【恐怖耐性Lv2】
魔法スキル
【水属性魔法Lv2】
ノーマルスキル
【格闘術Lv2】【剣術Lv1】【槍術Lv3】
【言語理解Lv5】【思考加速Lv2】
【身体操作Lv2】【歩法Lv1】
【限界突破Lv1】【魔闘気Lv1】
【魔力撃Lv1】
ユニークスキル
【鑑定眼Lv‐‐】【アイテムボックスLv‐‐】
称号
【選ばれし者】【ゴブリンキラー】【逆境】
【願い】
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