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第十九話 ほんとなんだからね!

久々過ぎる更新です。

お気に入りしていてくれた方々ありがとうございます!

俺は夢を見ている

これは夢だ


全てを塗りつぶす、漆黒の空

太陽は無い

草木も殆んど存在しない不毛の大地

ボロボロの家屋が立ち並んでいる

村だろうか

生き物の気配を感じない

いや、一人、いる

小さな子供が蹲っている

ガリガリだ

そして、至る所に痛々しい傷がある

助けなければ

手を差し伸べる


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「おはようございます。ユートさん」


優しい声で起こされる。

何やら長い間夢を見ていた気がする……

そう例えば3ヶ月程更新が無かった様な……


目を覚ますとそこにはメイド服に身を包んだ可愛らしい笑顔のアンジュさんがいた。

おおっ天使や。


「おはようございます。アンジュさん」


最高の目覚めだ!


とまぁ何故こんな状況になっているのかと言うと、レオンさん(さんづけで良いと言われた)との決闘の後、俺は国賓的な扱いになったみたいで、滞在の間身の回りの世話をしてくれる人を用意してくれる事になり、その結果本人の熱い要望もあってアンジュさんが選ばれたのだ。

後で知ったんだけど、アンジュさんは回復師(ヒーラー)としてもメイドとしても非常に優秀で、レオナのそば付きでもあったらしい。


「本日はどうなさいますか?ユートさん」

「ん〜今日も国立図書館に行こうか。またお弁当お願い出来ますか?」

「はい!もちろんです!」


そう、実はあのレオンさんとの決闘から3日が経っていた。

レオンさんを認めさせた反則くせぇ俺のゴッド・スキル、この能力を調べる為に俺とアンジュさんはずっと王立図書館に篭りっぱなしなのだ。

この王立図書館、冗談の様に広く、数えきれない程本があるため、とても一日やそこらじゃ俺に関係しそうな本を探しきれない。

人を使えばもっと早く探せるのだろうし、実際そうレオンさんも言ってくれたのだが、自分でも理解していない能力でそこまで高待遇を受け、周りの人に迷惑をかけるのも気まずかったので丁重にお断りしたのだ。最初は1人で探す積りだったがアンジュさんは是非私も!との事で今に至る。


顔を洗い、テーブルに用意されていた朝食をみるとこれぞ肉!といった料理が並べられている。

朝に食べるにはいささか重いように感じるが、これがこの国の一般的らしい。まぁめちゃくちゃ美味いから良いんだけどね!

いただきますと言ってからローストビーフらしき肉を口に運びその味を楽しむ。ん〜美味い!


「やっぱりアンジュさんが作る料理は凄い美味しいですね。毎日食べられて幸せです」

「そ、そんな…ありがとうございます…!」

顔を真っ赤にしながらアンジュさんは手をふりふりしている。


「ユート!おはようなのだ〜!」


扉をバンッと開け、元気いっぱいな笑顔で部屋に入ってくるレオナ。


「おはようレオナ。けどもう少し静かに扉を開けようよ」

「むう〜すまないな……しかし愛しいユートに1分1秒でも早く会いたくてな!」


まったくこの姫様は……朝から照れるわ!


「おはようございます姫様」

「おはようアンジュ。今日もお前の料理は実に美味しそうだ」


レオナ、口からよだれが出てるぞ。


「あれ?レオナ今日から国内の視察にいくとか言ってなかったか?」

「そうだぞ、しばらく王都を離れるからな。ユート成分を補給に来たというわけだ」


レオナはそう良いながら俺に抱きついてくる。

うおっ良い匂いと柔らかいおっぱいががが!


「な、ならこんかところにいて良いのかよ」

「うむ!名残り惜しいがそろそろ行くとするか。アンジュ、ユートの身の回りの世話を頼む。ではなユート愛しているぞ!」


そう言い残し、来た時と同じくレオナは元気な笑顔で去って行った。

あの決闘以来、益々アプローチが激しくなってきたなぁ

内心俺に構いすぎて国務とかに支障をきたすのでは?と心配もあったのだが、さすがと言うか全くそんな事はなく、何も知らない俺からしてもバリバリ仕事をこなしている。

その後俺とアンジュさんは朝食を残さず食べ終えた。


「それじゃあご飯も食べたしそろそろ図書館に行きますか」

「はい!今日も頑張ります!」


アンジュさんは力こぶをつくるジェスチャーをしながら微笑んだ。


…べ、別にっこんな魅力的な子達に囲まれてるなら元の世界に帰らなくても良いかななんて考えてないんだからね!!





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