俺の名は桃太郎!?
はぁ、はぁ やっと着いた。
以外と遠いじゃねえか。
あの爺さんたちどうやって暮らしてんだ
それにしても、人っ子1人いねえな
避難でもしてんのか? まあいい。
とりあえず鬼を見つけて倒してよくわからんけど来世へGOするだけだ!
―そこへ再び背後から声が聞こえた。
「おい!」
(またかよ、)
「今度はなんだ!」
威勢よく振り替えってみると、そこには…
「なんだじゃねえよ。いい度胸してんじゃねえか!」
肌は赤く、裸足で半ズボンのみを着用し、牙をはやし、眉がない代わりにそこから2本の角を生やした化物は背丈はゆうに2mを越し、それに見合った体格をしていた。
鬼がいました。(小並感)
(こいつはヤバい!逃げるぞ)
しかし、化物はそんなにあまくはなかった。
「おいおい、どこへいこうってんだぁ?」
そして、そのゴツい手で少年の肩を掴むと、勢いよく近くの民家に投げつける。
少年の体は民家の扉を叩き割りさらにその奥に横たわっていた。
(なんだアレ!アレが鬼なのか?無理だろ!勝てるわけねえ。)
「なあんて言うと思ったかァ!」
近くにあったホウキを持って飛びかかる。
「これでも食らええ!」
そのままホウキで鬼を殴り付ける。
ーその刹那、目を疑う光景が広がった。
目の前には粉々の木片、そしてこちらへ向かいくるぶっとい鬼の腕。
「ぐはぁ!」
鬼の腕は少年の腹にクリーンヒットした。そしてそのまま少年の体は開けた路地を何度もバウンドして勢いを止める。
「おーい!どおした!?その程度なのか、人間!もっといいとこ見せてくれよ!」
(舐めてかかりすぎた…痛てえ…)
「来ねえなら、こっちから行くぜ!」
―『待て!』
(今日はこういうの多いな、それに少し聞き覚えのある声…誰、だ?)
「あん?誰だてめえ」
「俺の名は桃太郎!お前たちを成敗しに来た!」
そこには、ここへ来る道で声を掛けてきたあの男がいた。




