EX-4
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ショーを終えて、ホテルに帰ると、私は荷物を放り出してベッドに倒れ込んだ。
これで今年の世界選手権は終わり。今シーズンもこれで終わりだ。
一年間戦ってきた選手たちとって、ようやく与えられた安らぎの時間。
だけど。
スケーター誰もがほっとする中、私は昨日まで以上の不安を感じていた。
ほとんどぶつかったことがなかった私たち。
昔からずっとユリカのことが大好きだった。けどそれは、今江思えば仲のいい友達としてだった。去年までのそれは恋ではなかった。
あったのは安心感。
けど今は違う。
今は不安に押しつぶされそうだ。
五輪の頂点を目指すことは、真にユリカと同じところにいるということだった。常に進み続けているユリカの後をついていくのではなく、一緒に並んで行くことだ。
けどそれは同時にユリカと対立することでもある。
どんなに二人が頑張っても、同じものを目指しても、たどり着けるのは一人。
金メダルは一つしかないのだから。
私とユリカのこれからの関係が想像できなかった。
いままで喧嘩したことなんてほとんどない。だから対立したときにどうすればいいのか、私には見当がつかなかった。
私はおもいっきりため息をついて、まくらに顔をうずめた。
そのとき、突然ベルが鳴った。
携帯は国外なのでつながらない。そもそも私の携帯の着信音は、あんな古典的な音じゃない。
鳴っているのは部屋に備え付けられた電話だった。
「もしもし?」
「あ、裕樹?」
相手はユリカだった。
私がいつも一番話したい相手。
でも今一番話したくない相手。
「うん、私」
私はかろうじてそれだけ言った。
「ちょっとさ、今から時間あるかな?」
試合は終わったんだ、用事なんて何一つ無い。
「うん、もちろん……」
一体何を言われるんだろう。
「私も裕樹に話したいことがあるの」
一週間ぶりの更新ですね……。
あとちょっとで完結といいながら、ここに来て、更新が遅れているのには理由があります。
実は、毎日小説は書いてます。
一日5Pくらい。
で、なんで更新されていないからというと、書いているのが次の作品だからなんです。
ゆりいろ☆ステップではない作品です。
今回、ゆりいろ☆ステップを書いてみて、改善すべきところが見えたので、それを生かした新作です。
ゆりいろ☆ステップが完結したら、やっぱりここにあげると思います。
そのときはよろしくお願いします。
とりあえずは、この作品にもうしばらくお付き合いください……。




