第20話 蒼天のピエー
因みに『 ピエー 』のモデルは、X ( Twitter )でご活躍の、ぴ・えんさん@p_en_penです。
昨年の12月から始めた私の、憧れのAIイラストレイターさんで、妥協を許さぬ作品ばかり。。。
水色や青い作品が、私の目を奪いご挨拶したところから交流が始まりました!
しかも、話すと可愛らしい一面もwww
今回は回想の中で ご登場です!
その後も、私の頭の中では外伝や、要所で彼女の語った言葉からセリフに落とし込み、登場していただく予定ですw
楽しんで読んでいただければうれしいです。
私の...... 小さな恋の物語は......
今ここに、儚く《はかなく》終わるのであった......
あの、枕を涙で濡らす日々が走馬灯のように私の脳裏をよぎっていく......
何が悪かったのか全然わからない ......
ちなみに『 失敗体験製造機 』と揶揄され、周囲の同僚に笑われながらスタートを切った、前世での新米社会人時代 ......
決して、笑顔を絶やさなかったが、
心では、いつも泣いていた ......
しかし、今世では、単なるお笑いポジションだけの、
都合の良い奴だけにはなりたくない www
( これは、マズいですけんのぅ〜〜〜!)
再生の狼煙が、私の心に再び立ち昇る!
「 き、切り替えなければ...... 」
私は、再びお師匠になり下がった、
元王子様から手渡された水筒をガブ飲みする。
すっかり萎れたこの心に、活水を注がなければ、やってられない www
そして......お師匠に『 おんぶ 』されながら、
再び、西町への坂道をゆったり進み始める。
太陽の穏やかな日差しと、海からの爽やかな風だけが、
優しくそっと2人を包み込むのであった......
私は、お師匠の太陽と汗が乾いた栗色の髪の毛の匂いを、ここぞとばかりに、
「 くんか、くんか 」と嗅ぎながら少し考える。。。
やはり、短期で大きなリターンを狙う時は、
爆損する時も、多かった。。。
やはりお師匠は、どう考えても将来、有望な成長銘柄株。
今はまだ、チャートが荒れる青年期。
右肩上がりのパーフェクトオーダーに、なるよう誘導して行こう!
じっくり、ゆっくりと、我が子が大きくなるのを見守るような、
愛の長期投資が大切かな? www
それにしても...... 父と同じで乙女心が、全然わかっていない!
それを思うと、少しイライラし淡い栗色の髪の毛に「 ふぅ〜〜!」と、息を吹きかける。
( しかし...... まだ青年なのだから、仕方ないか...... )
そしてお師匠に、『 恋愛の青二才 』という、不名誉な二つ名を名付けてみる w
もちろん本人には言わないが、背中でニヤニヤ1人で笑う5歳児。
「 そうだ、アブー!モノホンポさんの店で、貝殻の小笛を買ってあげるよ! 」
私の心は、一気に天界の光に包まれ、
天使たちが「 おめでと〜!おめでと〜!」と我々の周囲をぐるぐる回り出す。
「 あ、ありがとう!王子......
いけね!間違えた www お師匠!」
何を言おうとしたんだと笑われながら、彼は語る。
こないだの、羊皮紙を買いに行った時、
つい目に留まった、首から下げる貝殻を、加工した笛らしい。
いざと言うときの、防犯笛にもなると、
何とも思いやりある ( ジワリ ) と温かい言葉。
突然の優待品に、再度プライム銘柄の王子様に昇格させるか、悩む私がいる w
しかし再び、深いため息を、栗色の髪の毛に吹きかける―――
―――それにしても【 ピエー様 】か......
それは、ジャバロン軍では、
その名を知らぬ者など、決していない
【 蒼天のピエー 】と呼ばれる、紅一点の美しい四天王。
相方となら、まだ気持ちでは互角の勝負だと思っている。
しかし、彼女と私......
それは、象と『 ありんこ 』の如くの差。
まず、彼女は、超が付くほどの美人さん。
その上、姿勢の良い背筋を ( ピン ) と立てたその立ち振る舞いや、
言葉使いは貴族令嬢の優雅なオーラが、にじみ出ている。
更には、白い銀色に輝く髪と青いシルクのマントをなびかせ、
颯爽と歩いて来る、凛としたその姿。
人々は、オスマトルの蒼き戦乙女フレイと、呼びたたえるほどだ。
彼女は、ラピスラズリや、トルコ石が散りばめられた胸当てを付け、
同じ、豪華な兜などの目立つ装備が印象的。
ちなみに相方の目標で、その姿を見るたびに、目がハートマークになっている。
( まぁ、あの姿を見れば惚れるのも仕方あるまい www )
彼女は、武勇誉れ高い、双剣使いの名家の娘で、
騒動により、一時は廃絶の憂き目にあうも、若かりし時の父たちが助け、
そして、仲間になったそうだ。
( なるほど、それでこの青二才も双剣か w )
少し合点がいくと共に、へこんでみる私。
そして仲間になった彼女は、父たちの道筋を作り、
押し上げてくれた最大功労者なのらしい。
バーンおじさんが、少し遠い目をしながら語っていたのを思い出す。
そんな事もあり、みんなは、彼女に親しみを込めて、敬称を付けて呼ぶ。
なのに、族長や宰相が呼び捨てなのが笑えると、
【 ドン爺 】がいつも父たちをからかっていた w―――
―――そんなことを想像していると、
少し長閑な懐かしい香り漂う西町の裏通りに入り、お師匠が声をかけてくる。
「 おい!アブーもうすぐ着くから下ろすぞ!」
お師匠に、お礼を伝え雑貨屋を見ると、
以前も見た女の子が、窓から店内の様子をこっそりと見ている。
今日こそ、声をかけようとするも、
こちらを見た彼女は、りんごのように甘酸っぱい、
真っ赤な顔にして足早に去っていく―――
―――そして...... 店内を見ると恋の邪魔者たちが、うごめいていやがる www
アハル西町の女番長的存在のシェリ姉、ミル姉が、何やら物色して、
店番の2人の男子が奥で ( オドオド ) していて面白い w
「 おい!子供たちは、こっちまで来ちゃだめだと言われてるだろう?」
お師匠が声をかけ、( びくっ ) とするも、
シェリ姉が ( ニヤリ ) と笑みを浮かべる。
「 先生、昨日食べた魚がうまかったから、
釣りたくて、道具を買いに来たんだけど、
全然、わかんないんだよね〜 www 」
そういう話じゃないとお師匠が言うも、
あ〜だろ、こ〜だろと言い訳にもならない言葉を並べる女番長組。
ちなみに、顔を見れば一目瞭然だが、
ミル姉はお師匠の『 熱烈なファン 』で、
普段と違う丁寧な言葉がすごい笑える ww
さらには、こちらがどこに行くか聞き始める女番長組。
( やばい、だめだよ!絶対に言っちゃだめ!)
しかし、あっさり言ってしまうお師匠。
しかも、2人の娘は、鍛冶屋の横にある川で釣りをすると言い出し、
「 ああ!それならいいよ」と、
爽やかスマイルでお師匠が返しやがる。。。
( ちょっと待てぇぇ〜〜い!私に一言断れよ www )
挙句の果てに、私だけのはずだった、優待品まで2人の娘に贈呈する始末。
( 母上様、私の旅と心は、荒れてます www )
改稿日、R8.4/2 4:19
行雲 日千羽




