表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/19

また盗ったの?


「亮太」


風花はベッドを揺らした。


「亮太。起きて」


「ん…」


「亮太」


やっと目を開ける。


風花は保存袋を突き出した。


「これ。何?」


亮太は目を見ひらく。


上半身を起こすなり、


「返して」


「誰の?」


「いいから返して」


亮太が手を伸ばす。


風花は後ろへさがって、


「また盗ったの?」


動きがとまった。


風花は袋を両手に持ち直す。亮太に見せながら、


「亮太」


亮太はベッドへ端座位になる。床を見る。


「誰の物?」


「言えないの?」


「返してよ」


「まだやってるの?」


風花は右手の袋を持ち上げて、


「女物だよね」


亮太が立ち上がる。「勝手に触らないでよ」


「どこで盗ったの?」


「返してって」


「これ、お店の?」


亮太は両手をマスクにして顔を覆う。深い息をひとつ。


「店じゃない」とつぶやく。


「だよね。新品じゃないもんね」


「…」


「職場?」


「…」


「職場の人のだ」


亮太はまたベッドに倒れ込んだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ