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勇者の息子に転生したら育ての親が魔王でした~最強に育って無双します~  作者: ララ
第一章 転生…そして幼少期

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第31話 深夜まで続く会議

魔王軍幹部達との会議は夜遅くまで続いた。


その会議の中味は、殆どが魔竜の洞窟勢力の協力を得て行う強化訓練についての決め事だったが、同時に国防も疎かには出来ない。


なにせ敵は攻める前に宣言などはしてくれず、こちらの都合などお構いなしに侵攻してくるからだ。


よって、ライト達は魔王軍を複数の班に分けることで、訓練と国防を同時進行で行うという形に決めた。


その分、通常時よりは国の守りが薄くなってしまうが、今も常に斥候部隊が王国の動向を探っており、侵攻の兆しがあれば即全戦力を集結して迎え撃つという取り決めとなっている。

今回の訓練中も駐留部隊の数は減ってしまうが、そういった兆しがあれば取り決め通りに対応する手筈となった。


幸い、国を囲う結界は広げ終わり、防壁工事も順調に進んでいる為、もしもの時でも訓練中の部隊が集結するまでの時間位は攻撃を凌ぐことが出来るだろう。


魔道具や魔導兵器開発も着々と進行中なので、もし完成すれば駐留部隊のみで、ある程度の迎撃も可能になる見通しだ。


そして訓練を行う班分けは、ライト班・ホイズ班・ベイル班・アローラ班にそれぞれ適正な人員を振り分けて構成した。


まずはライト班。

構成はライト、ハク、ヒメルの三者だ。この構成は訓練に専念し効果を最大限にするという意味で少数に纏めた構成だ。


特にライトは元勇者のフランジュと先代魔王のレイドが付きっきりで訓練を行う予定の為、持ち回り制の国防役には参加しない。


そしてハクは白狼の王シュバルツに、ヒメルは魔竜王デッカーに訓練をしてもう予定なので、こちらもライト同様に国防には不参加だ。


ちなみに、ハクの訓練の件はシュバルツにはまだ話をしていないが、貸しを作っておいたから大丈夫だろう…魔竜王もそんなこと言ってたし…


次にホイズ班•ベイル班•アローラ班だが、この3班には持ち回りで訓練と国防業務をしっかり行ってもらう事になった。


そして班の構成だが、本来であれば班のリーダーが率いる、ホイズの魔王親衛隊•ベイルの騎士団•アローラの魔法師団をそれぞれの班員とするのが理想ではあるが、それだと国防戦力に偏りが出てしまう。


例えば戦争のような大規模戦闘では、騎士団はタンク役、親衛隊は近距離アタッカー役、魔法師団は回復とバフ、それと遠距離アタッカー役を主に担っている。


そういった役割の都合上、一つの班に部隊を集約してしまうと、急に王国が攻めてきた際に、どれかの役割が欠けた状態で、他の部隊が集結するまでの戦いを強いられる危険性がある。


結界や防壁で時間を稼げるとはいっても、できる限りリスクは減らしたい。


なので、そのようなリスクを避けるために今回は3班それぞれに親衛隊•騎士団•魔法師団から人員を混成する形となった。ちなみに斥候部隊は諜報活動と並行して独自に訓練に参加だ。


そして、その3班と斥候部隊の訓練に関しては魔竜の洞窟へのアタックを行ってもらう予定だ。


魔竜の洞窟は、以前までは31階層にエンペラーツリーが鎮座していたことが原因で先に進む事が出来ていなかった。


その為、31階層より手前の低階層でしか戦闘が行えず、うまみの少ない狩場となっていた訳だが、現在はライトがエンペラーツリーを排除したことで、実力さえあればうまみのある下の階層へ進めるようになっている。


魔王軍の幹部達も、以前の攻略ではエンペラーツリーが原因で31階層までしか進めていなかった事から、まずは50階層までの攻略を訓練として行うことにしたのだ。


初めて経験する階層で、たんまり経験値を稼ごうという訳だ。


ホイズに関しては、ライト達と共に50階層までの攻略を済ませてはいるが、40階層から49階層の間はショートカットを行った為未経験となっている。なので、今回はそこをしっかりと攻略してもらう予定だ。


しかもホイズにはブラッドグリズリーとストロングホーンの密猟という隠された使命もある為、洞窟攻略からは外せないといった訳だ。


ちなみに今回捕獲して連れ帰ったブラッドグリズリーとストロングホーンは、速攻で2か所に分けて飼育を始めるよう指示を出した。将来の安定的な肉の供給に向けて今は飼育数を増やす計画だ。


以上が今回の会議で決めた内容だ、


後は洞窟勢力への依頼と実際に訓練を行ってみて何か不具合があれば修正するといった感じだろう。


進め方は決まった。


そうと決まれば善は急げだ、何度も言うが我々には早急に強くならなければいけない理由がある。


敵もいつまでも大人しくはしていないだろう。


会議中にエドから、アストリア王国が他の国々にもちょっかいを出しているとの報告も受けた。

どうやら周辺各国の実力者達を秘密裏に攫っているらしい…


ここ最近、どんどん王国がきな臭くなっていっている。


強者を攫い集めて何を企んでいるのか…それは分からないが、大体にして碌な目的ではないだろう。


幸か不幸か、そういった形で現在は王国の目が他国に移っているようだ…それならば今がチャンスだ。


チャンスを利用して力をつける…来る決戦に向けて…


そう決意してライト達は各々の訓練へと準備を進めるのだった。


『あ〜真面目な話ばかりして疲れた….今日はハクをモフモフして寝よっ!』


来る苛烈な訓練に備えて一旦休んでから....

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