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勇者の息子に転生したら育ての親が魔王でした~最強に育って無双します~  作者: ララ
第一章 転生…そして幼少期

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第2話 ゴブリンに転生?

初めての作品で、手探りで執筆しておりますので内容において、度々改変などがされております。

ご不便をお掛け致しますが、温かい目でご覧頂けると幸いです。

なにやら、周りを大勢の人が慌ただしく動いている気配がする。


ラフィーユは転生先の勇者の子供は親元を離れていると説明していた。


となるとこの気配は勇者パーティーの皆さんか、国の英雄である勇者を讃えている王城の皆さんあたりだろうか?


さしずめ両親と離れている自分を保護しているといったところか。


段々と意識がハッキリとしてきた俺は、少しずつ瞼を開く。


『ー!!』


俺が瞼を開けた瞬間、最初に目に飛び込んで来たのは、頭にツノが生え真っ赤な顔で鋭い牙が目立つ厳つい鬼のような生物だった。


いきなりの鬼とのご対面で、俺は驚きすぎて思わずおしっこをちびりそうになるが、何とか44歳の意地と根性でギリギリの所で耐える。


そして、ちょっと待てよ!と某木村さんのように心の中で待ったをかけて、勇者の子供に転生したんじゃないのか?何でこんな化け物が目の前にいるんだよっ!と心の声で不満を叫ぶ。


ラフィーユさん、絶対転生先間違えただろ…..


匠は想像していた状況との余りの違いに、ラフィーユが転生先を間違えたのではないか?などと怯えつつも考えていると...


『おっ!赤ん坊が目を覚ましただーよ!』


俺を覗き込んでいた鬼は、厳つい見た目とは裏腹に間の抜けた話し方で嬉しそうに小躍りしだした….


『おぉ〜!やっと起きたか〜!』

すると、誰かが喜びの声をあげながらスタスタと俺に近づいてくる。


そのまま俺の横まで移動してくると、男は満面の笑みを浮かべながら顔を覗き込みんできた….そして、次の瞬間俺はふわっした浮遊感覚えると、男は俺を抱き上げながら話しかけてきた。


『お!アレンの息子よ!よ〜く寝よったな〜!』


俺を抱き抱えている男は、ワイルドイケメンな面持ちで肌の色は褐色、パッと見人間のようだが、よく見ると額にも目があり、油断していると邪王炎○黒龍波を放ってきそうな三つ目である。


身体はいわゆるマッチョといった感じで、漆黒のガウンのような衣を見に纏っていた。


『お前は今日から、ここで一緒に暮らすんでちゅからね〜!良い子にしてるんでちゅよ〜♡』


『ー??』

三つ目イケメンの唐突な赤ちゃん言葉に困惑したが、それよりも一緒に暮らすとは….?


そんな疑問が俺の頭を埋め尽くす。


え?え?ラフィーユさん絶対間違えとるやん!勇者の家じゃなくて魔物の家に生まれとるって!


転生先の候補にあった、異世界の初期村付近にいるゴブリンが俺の頭をチラつく。


そして、そんな匠の困惑をよそに周りには大勢の魔物と思わしき者達が集まってくる。


『お、アレンさんのお子さん起きましたね!』

『アレンさんとエレナさん、どっちにも似てますね〜』


厳つい魔物達がなにやら騒いでいる….正直非常に怖い….


そういえば、さっきからアチコチで聞こえるアレンという名前.…俺の親の名前か?ゴブリンにしては爽やかな名前だな...


すっかり自分がゴブリンに転生してしまったと思っている匠は、恐る恐る自身の手を目の前にもってきて肌の色を確認してみる。


ん….?透き通るような白い肌.…


俺のイメージでは、ゴブリンは緑色の肌の筈なんだが違うのか?


実際にゴブリンを見た事はないが、前世では大体の作品おいてゴブリンは緑色の肌をしていたはずだ….


ただ、現状は自身の顔や種族の確認をする術はない。

様子を見る他ないか….


幸い、厳つい見た目の魔物達は、俺に好意的で危害を加えられる心配はなさそうだ。


『魔王様〜』


『ん?何だ?』


唐突に、間の抜けた話し方の鬼モンスターは三つ目のイケメンを魔王と呼び、三つ目のイケメンは返事をした….


ん?魔王?...魔王!この三つ目のイケメンって魔王なのかっ!


いきなりのラスボス登場に驚き散らかす俺を他所に、魔王と呼ばれる三つ目のイケメンと厳つい鬼は何やら話し始めた….


『やっと目を覚ましたで、オラ達の自己紹介と、ほらっ!名前もつけね〜と〜』


『あ〜!そうだな!運ばれて来てから一度も目を覚まさなかったから少し説明してやる必要もあるか...』

『とはいえコイツは人族の赤ん坊だぞ、どこまで理解出来るか分からんぞ』


ん?今人族って言った?言ったよな!


ゴブリンではなく人であった事に匠は歓喜した。


『アレン様の子供だで、普通の人族とは違うから大丈夫でね〜が〜?』


どんな根拠だ!と心で突っ込みながらも、転生者である自分には説明してもらえると助かる....と思い、黙って聞く事にする。


『それもそうか』


その訳の分からない理論で納得してしまうんかい!!とついつい魔王と呼ばれる男に突っ込みたくなるが、ここは我慢だ….


『じゃあとりあえず、俺から自己紹介するか』


どうやら、三つ目の魔王は赤ん坊の俺にご丁寧にも自己紹介をしてくれるようだ。


『俺は魔王ガルス!この国を統べる王だ!そして、これからお前を育てる父でもある!』


なんと、男はやはり魔王だった….しかもその魔王にパパ宣言された...


勇者のパパンは一体何処へ行ったのか.…助けて….パパン。


『続けて、コイツがお前の教育係兼お世話係のホイズだ』


『オラ、ホイズだ!よろしくだーよ』


どうやら間の抜けた話し方の鬼はホイズという名前で俺の教育係兼世話係のようだ。


『後の奴らは追々紹介するとして、次はアレンから預かったお前の名前を伝える!』


えー!という声と共に自分達にも自己紹介させて欲しいと騒ぐ周りの魔物達を他所に話は進んでいく。


『今から伝える、お前の名前は父であるアレンと母のエレナが決めた名だ』


話によると、どうやら勇者のパパンとエレナというママンは俺に名前を決めてくれていたらしい。


『さぁ!言うぞ〜!....今から言うぞ!』


いや、早く言え....話せるのなら是非とも突っ込みたい。


『お前の名前はライトだ!これからお前は勇者アレンから授かったライトという名前で生きるんだ!』


焦らされたが、思っていたよりもまともな名前で少し安心した….


『よしっ!改めて魔王城へようこそ!ここを自分の家だと思って伸び伸びと成長するんだぞ!』


と、魔王は赤ん坊のライトに告げる。


俺の新しい名前はライト...


ここに来た経緯はまだ分からないが、勇者の子供である筈の自分はとうやらこれから魔王城で魔王達と生活をするようだ...

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