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勇者の息子に転生したら育ての親が魔王でした~最強に育って無双します~  作者: ララ
第一章 転生…そして幼少期編

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第12話 魔王代行に就任

初めての作品で、手探りで執筆しておりますので内容において、度々改変などがされております。

ご不便をお掛け致しますが、温かい目でご覧頂けると幸いです。

斥候部隊長エドの帰還により魔王ガルスがアストリア王国の捕虜となった事を知る。



『よしっ!こうしてても仕方がない!直ぐに王国に行って父ちゃんを解放するように交渉してくる!!』

『ハク!行くぞっ!!』


『ハッハッハ!!ワンッ!ワンッ!』


嫌な予感がする俺は直ぐに行動に移そうと、意を決したという雰囲気で皆に王国行きを告げる。


暫く俺の隣で大人しくしていたハクも、やっと出番が来たと、ふんすふんすと鼻息を荒くしてヤル気十分だ!



それを聞いたベイルは慌てて俺を止めに入る。


『いやっ!ライト様!いけませんっ!今王国に行かれても勇者の二の舞です!』


『でも、父ちゃんを助ける為には、それしかないだろ?勇者達もまだ捕まってるかもしれないし….ほらっ!一応生みの親だしさ!』


『それでも行ってはダメです!我々はライト様を失う訳にはいかない....魔王様ともお約束致しました!ましてやライト様が行かれても魔王様や勇者達が解放されるとは限りません!』


『じゃあ父ちゃん達を見殺しにするのかよ!』


『そうではありません!!幸い王国軍は魔王様を生かしたまま連れ帰りました。ライト様という目的もあるからでしょう。そうした理由がある以上、すぐに命を奪うという事はしないはずです!勇者達も恐らくはまだ生かされているでしょうし…』


『だからって、いつまでも生かしておくという保証はないだろ!勇者達みたく生体兵器の材料にされる危険性だって十分ある!しかも今はゴーレムとやらも壊れて動かせないんだろ!チャンスじゃないか!!』


ベイルの説得は分かる、しかし時間があるとは思えない。


『それでも....それでも!今は耐えて下さい!!敵はゴーレムだけではございません!私を切り伏せた騎士達のような奴らもいる....甘く見てはいけません!我々も出来る限り情報を集め、魔王様奪還の準備を進めます....なので...なのでどうかっ!!』


そう言ったベイルは拳を握りしめながら震えていた。ベイルも主君の身を案じ、直ぐにでも助けに行きたい気持ちを抑え、耐えているのだ....


『…….』


『ライト様!どうか今は耐えて下さい!』

『ライト様!!!』

『『『ライト様!』』』


納得がいかず推し黙るライトに、周りからも必死に説得の声が上がる....



『......分かった』


長い沈黙の末、低い声で皆の説得に応じる。そしてそのまま揺るぎない決意を口にする。


『でも、待つのは父ちゃんを助け出せるタイミングが来るまでだ....そのタイミングが来たら必ず俺が助けに行く....』


『分かりました。その時は我々も皆お供をさせて頂きます』


ベイルは真っ直ぐにライトを見つめながら応える。そしてそれに応えるようにライトも頷く。



『よし、じゃあ先ずは情報収集だな....』


『エドッ!』


『ハッ!ここに!』

エドは軽やかに翼をはためかせ、ライトの前に降り立つ。


『王国の動きや情勢、噂でもなんでも良い、とにかく情報を集めて欲しい!』


『承知致しました!!その任、我等の部隊にお任せ下さい!』

エドはライトに対し恭しく片膝をつき、まるで魔王の御前かのような振る舞いで返事を返す。


それを見たホイズ、ベイル、アローラの3人は顔を合わせながら何やら頷き合う。


すると、次の瞬間3人が同時にライトに向かい、先程のエドのように片膝をつき首を垂れた。


また、それを見た配下達も一斉に同様の格好をとる。


結果、その場の全員がライトに付き従う意思を見せるかのような形となる....まるでライトが魔族達の主、魔王であるかのように....。



『ちょ、ちょっと待ってよ!何してんの皆んな!?』


いきなりの皆の行動に慌てるライト...


そんなライトに対し、アローラは静かに口を開く。


『我々の主は魔王ガルス様です....しかし、魔王様不在の今、我々を導けるのは...そして魔王様を救い出せるのはライト様以外にはおりませんわ!』


続き、ベイルも口を開く


『アローラの言う通りです。ライト様にはその資格が十二分にございます!どうか!今は魔王様に代わり我々をお導き下さい!』


そしてホイズも....


『オラはライト様が生まれた時から、ずっとお側に置いてもらってるだよ....オラはライト様の凄いとこいっぱい知ってるだーよ....だからライト様について行くだーよ!!』


なんか分からんがホイズが興奮している...


『いや...ね...一応俺、勇者の息子だしさ...それって大丈夫そ??』


高い神聖力を持つ勇者と聖女の息子が魔王代行とか大丈夫なのか?と俺は一抹の不安を覚えて口にする。


『『『???』』』

そんなライトに皆は一斉にそれが何か?と言わんばかりの顔をしながら首を傾げる。


『ご覧頂いて分かる通り、これが皆の総意です。そして先程ライト様から発せられたオーラには光の力だけではなく、闇の力も感じました。光にも闇にも属する者...皆がその姿に希望を抱いたのです....』


ベイルは、資格は間違いなくあると迷いなき表情で告げる。



『そ....そっかぁ....わ、分かった!皆宜しくな!』


ベイルの真剣な表情に、俺は半分ヤケクソになりながら受け入れるのだった...


そして、まさかと思い一応ステータスを確認してみる....


ーーーーーーーーーーー

名前:ライト

レベル:113

称号:魔王代行

ジョブ:魔剣士Lv.38

スキル:高速移動、危機回避、高速剣、多重魔法

熟練度:剣術Lv.33、魔術Lv.29、魔法剣Lv.22

特性:勇者の血脈、魔王の教え、剣術の天才、魔法の天才、フィジカルモンスター、成長限界無効、美の化身、????

ーーーーーーーーーーー


やっぱり!!称号が魔王代行になってるぅ〜!


『こうなったら仕方がない、とことん鍛えて王国に魔王の恐ろしさを教えてやるか....』


ライトは勇者の息子らしからぬ、魔王善とした邪悪な表情で呟いた....。

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