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W 第一部 第二話 48
高宮の実家は小さい書店を営んでいた
その書店では立ち読みをする客は多くても、本を買う客は少なかった
そんな客たちを近くで見てきた高宮は思った
この世には罪になる悪いことと、罪にならない悪いことがある
そして人は罪にならない事ならなんでもする、それが悪いことでも
それで悲しむ人がいてもお構いなしに
なんて醜い生き物なんだ
高宮は人が嫌いになった
警察になったのも、善良な市民を守るためではない
高宮にとって善良な市民などこの世にはいない
一人でも多く捕まえて、醜い人間を減らすため、ただそれだけだった
警察になって半年、高宮が逮捕した人間は千人を超えていた
そのほとんどがポイ捨てや信号無視などの軽犯罪であった
高宮の行動は正しいものではあったのだが、住民たちから多くのクレームが入るようになった
そして高宮はアイへ所属することになった




