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という話  作者: 門松一里


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「放火」という話

「放火」という話


#京都アニメーション放火殺人事件


もう七年ですか……。


少し考えてみましょう。


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被害に遭われた方々に深く哀悼の意を表し、ご遺族ならびに関係者の皆様に謹んでお悔やみ申し上げます。本稿が、亡くなられた方々への敬意を失うことなく、事件について考える一助となることを切に願っております。


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## 放火殺人事件


傷ましい事件です。


当時では分からなかったことも、七年も経てばおおよそ公表されています。


### アイディア


#### 著作権の盗用


犯人の動機として「アイディアの盗用」があったと思い込んだそうです。


ただし、です。そもそも論として、アイディアに著作権はありません。


著作権のないものは、盗用されても訴えることはできません。


「なぜ?」と思われるかもしれませんが、アイディアだけではお金にならないからです。


実際に形にして、お金になります。


たとえば、 iPhone が発表されたとき、その技術の多くは既成のものでした。


あるものを組み合わせて、きれいに整えることで、製品になって、ようやく権利が生まれます。


頭の中で考えていても、絵に描いた餅です。それで商売したら食えない話=詐欺です。


現実に、実際に、手で作り上げなければ意味がないのです。


#### 特許・意匠


特許・意匠は、実際に作り上げられる設計図のようなものだと考えてください。←正しくはない。


特許は、科学的に再現性があるので、その通り作れば、その効果があるとされています。


意匠はそれが「何であるか」を明確に伝えることができます。


上下左右・白黒に反転しても、それが「何であるか」が分かります。

cf.

シミュラクラ現象


#### 15 minutes of fame


私なら、小説がパクられたと知ったら、オリジナルになれたと喜びます。


作家になりたいなら、今日からでも名乗ればなれます。一作も書いていなくても。


だって、死刑囚でも書くくらい最後の仕事ですよ?


たとえば、〝15 minutes of fame〟(※)は、アンディ・ウォーホルについての引用で、ウォーホル自身の言葉ではありません。

※「未来には、誰でも15分間は世界的な有名人になれるだろう」


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### オリジナル


作家性とか難しいことは言いません。


誰かのオリジナルであるということは、先人の模倣の上に存在していると言っても過言ではありません。


売れなくても、パッとしなくても作り続けていれば、誰かが認めてくれるものです。

cf.

徳孤ならず必ず隣あり

『論語』「徳不孤必有隣」


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### 作家の才能とは?


書き続けることです。立ち止まってもいいですが、歩み続けることです。


それに運や才能は、当てにならなかったり枯渇したりしますが、技術は裏切りません。

(広い意味のパラダイムシフトがなければ。)


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## どうしても罪を犯したい場合は


もうどうしようもなくなって、それでも罪を犯したいなら、せめて水にしましょう。←嘘です。


放火は重罪です。特に日本では、殺人と同じくらい、かなり重い刑です。


しかし、放水だと、軽いです。まあ、ほぼ人死にはでないと考えられます。←嘘です。


電子機器やら精密機器など、数億十億の損害が出たとしても、死刑にはならないです。←嘘です。


積極的にしろとは言いませんが、せめて水のほうが安全です。**絶対にしてはいけません。**


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罪を犯す前に、専門家に相談しましょう。行政ならタダです。


日本の多くの凶悪犯罪は、顔見知りです。


その意味では、この事件は異例です。



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