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という話  作者: 門松一里


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「センスを磨く」という話

# 「センスを磨く」という話


人生を豊かにするには、センスを磨くのがイイそうです。


では、センスとは?


少し考えてみましょう。


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###### 「という話」について


「という話」は、現実の事象や事件・事故を背景にした「虚構の推理」による考察です。#思考実験


事実と異なる内容であることを承知のうえ、いっしょに考えてみましょう。


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### 「センス」の定義


ChatGPT + Schuscharm framework F9.3.5.1.5 で「センス」の定義を問いました。


センスとは、差異や兆候を即時に捉え、文脈に即して最適な選択へ結びつける知覚・判断・価値づけの統合能力である。経験、身体感覚、美意識、倫理観が無意識層で編成され、世界の意味を再構成し続ける働きでもある。これにより行動は過不足なく整い、他者や環境との関係は滑らかに調律される。結果として時間の質は高まり、偶然や違和を創造へ転換する余地が生まれ、固有の豊かさが持続的に形成される。


まあ理想ですが、現実はそんなに甘くありません。


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### 現実は甘くない


古(いにしえ)の書といわれる文献には、人類の失敗した出来事が書かれています。


世界でもっとも読まれている『聖書』にも、蛇に唆されたイヴや、誘われて共犯となったアダムなど、失敗談が掲載されています。


#### 結局は何かを失敗する


「前車(ぜんしゃ)の覆(くつがえ)るは後車(こうしゃ)の戒(いまし)め」なのですが、人は学ぶことをせず、同じように「前車(ぜんしゃ)の轍(てつ)を踏(ふ)む」ことがほとんどです。


たとえ、歴史に学んだとしても、似たような事変でも条件が異なり、失敗することがほとんどです。


自分がミスをしていなくても、家族や友人・知人、上司や部下や同僚といった周りの人の勘違いや行き違いで簡単に失敗してしまいます。


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### 人生という道を舗装する


ただ、それらの失敗は、自らの人生という道を舗装するものだと考えてください。


とはいえ、同じ過ちを繰り返すのが悪党ですが……。


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### 善悪に執着しない


「何かに悩んだら、善悪で考えよ」という教えがありますが、私は反対です。


善悪は、時代や場所、それに関係する人によって変わるからです。


それよりも、法律が変わるように、善悪の基礎となる社会性や倫理性を学ぶほうが賢明です。


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### 極端な思想はおかしい


たまに、思想的におかしな人がいます。


極右極左といった思想は、かなり危険です。


思想で儲けられる時代ではありません。


変に染まる前に、まともな勉強をしましょう。


どうせ一番上しか儲かりませんよ?


そんなことで人生という時間を費やすのは愚かです。


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### 儲け話はやってこない


儲け話があれば、自分で黙ってやりますよ。


だんだん儲からなくなってから、一般的にするために「書籍」にして売るわけです。


コンサルティング会社の宣伝本には「これまでの定番」しか書かれていません。


商売敵にそれを教えることはありませんし、相手も何らかの似たような手を打っているはずです。


たとえば、カメラではニコンとキヤノンが有名ですが、ピントを合わせる回し方は逆です。


特許の関係もあるので、ある種の(工業的な)収斂(しゅうれん)進化と言えなくもありません。


収斂進化は、魚の尾鰭(おびれ)とイルカの尾が、縦横は違いますが似たような動きをするように進化することです。


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### 一獲千金よりセンス


人生をリスクに賭けるより、日常の中でセンスを磨くほうが負担が少なく現実的――楽で安いです。


一日に一つだけ、自分にご褒美をあげることです。珈琲一杯でも構いません。


何か月かに一度は美術館に行くのも手です。


実際に美術品を鑑賞してみてください。


私たちより長生きした「古い友人」たちが待っていますよ?


ぜひ、そうした友人たちはモニタ越しでなく、実際に自分の目や耳で愉しんでください。


そうすることで、漆細工のように、ちょっとずつセンスが深くなっていきます。


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### がさつとの戦い


センスは磨くものですから、運や性能に影響しません。一晩で身につくようなものではありませんが、一度自分のものにしたら、二度と元には戻りません。


たとえば、箸の持ち方を矯正したあとで、もう一度、不自然な持ち方に戻るでしょうか。


自転車に何年も乗っていなくても、また乗れますよね?


そして、センスを磨くには若いほうが楽です。


「三十になってまだ箸の持ち方がおかしいから、役職を与えられない」という話を聞いたことがあります。


会食できないのであれば、昇進だけでなく、婚期も遠のきます。


清潔感も大切です。


でもハンサム/美人じゃない?


容姿に自信がなくても問題ありません。


好感がいいのは、容姿が優れているほうでしょうけれど、それなりに整っていれば問題ありません。


「字の書き方」が下手(へた)でも、丁寧に書くことはできます。


同じように、整形せずとも、笑顔を増やしたり、髪や眉を変えるだけで印象はまったく変わります。


古い服を着ていても、修繕していれば好感が持てます。


一代で築き上げた苦労人の社長には、そうした人がモテます。


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### 努力するな


いつも言っているのですが「努力してはいけません」よ?


努力は運と才能がある人がするものであって、運に見放された才能のない人がするものではない。#blackjoke


技術は運も才能もない人でもそれなりにできるものであって、運や才能による王道はない。


https://x.com/ichirikadomatsu/status/1379257763478433794


この技術の一つが、センスです。


挨拶や、口調。食事のマナーなど練習する人が多い反面、物の扱いが雑な人がいます。


男の人に多いですが、放り投げたり、ドタンバタンと音を立てる人です。


書類を投げたりする人もいるようですが、たいてい仕事ができません。


まま、愛嬌がある人が多いですが、品がありません。


さきほどの「字の書き方」と同じです。


静かにお置くことです。


前のスタッフにけっこう「がさつ」な人がいたのですが、不思議と音を立てないんです。


聞いてみると、武道の心得(こころえ)がありました。


その人が適当に投げても、ふわりと落ちて音がしないのです。


「そんなことをするなら、お行儀よくしたら?」と思われるでしょうけれど、それがその人の個性です。


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## 人生を磨く


まずは身近な人や物から大切にしてみましょう。


自分に珈琲一杯もプレゼントしない人が、好きな人に気に入ってもらえる物を贈れるはずがありませんからね。


笑顔を絶やさないとか、姿勢をまっすぐにするとか、優雅に歩く練習するとか。


人生を豊かにする方法はいっぱいあります。


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### 本を読む


本を読むのもイイでしょう。できれば、最近のものではなく、百年前くらいの「選ばれて残った古書」を選んでみてください。


読みつがれる理由が必ずあるはずです。


学者さんみたいに十万冊とか読む必要はありません。もう著者も亡くなっているので、著作権を考えず古本でも構いません。


人類の叡知(えいち)を愉しんでみてはいかがでしょうか。



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