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枯れない涙
おばあちゃんが居なくなってからというものわたしは弱くなった。
ささいな事で泣く。
すぐに止められない。
そして皆は呆れた顔をする。
ー心の支えを失ったらみんなわたしのようになるんだ・・・
ずっと思っていた。
皆が呆れた顔をするのは生きているから。
平気なのは大人だから。
きっと心が荒んでしまって涙も枯れてしまったんだ。
しかしわたしの涙は枯れない。
止まれと命令しても収まらない。
―
おじいちゃんはわたしの事をわかってくれる。
優しく抱きしめてくれる。
「大丈夫だよ」って言ってくれる。
おじいちゃんのぬくもりが大好き。
それでも涙は枯れない。
そして・・・
病という悪魔がおじいちゃんを襲った。




