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狐と言えば・・・巫女!  作者: フィノ


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303/305

283話 ようやく終わりが見えてきた

 今も撮影中なう。そしてその撮影の中ででたメイン・コア。売り払う、資産として残す。なにかあった時の交換材料として残す。その他の選択肢としては、見なかったことにしてそっと廃棄・・・。


 AIアマテラスと言うか、医療提携型AIと話ができれば質問して意図を確認できる。ただそれは1人のプレーヤーがGMに対して『これはどういう仕様ですか?』と聞くようなもんなんだよなぁ〜。


 仮にこれがチート行為の報告なら、そのプレーヤーの挙動を確認してくれって話になるんだけど、ドロップ品が豪華だからおかしいとは中々本人からは言えない。もしその声が上がるとすれば視聴者からなんだろうけど、ドロップ率をいじると言うのはデータの改ざんで、大昔のチート行為としては定番だったらしい。


 今?AIが監視してる状況でそんな事すれば一発でバレる。どんなアイテムが低確率でどんなアイテムが出やすいのかなんて、数字に強くゲーム内アイテムの存在数やドロップ統計まで知って調整してるAIが数字で騙されるわけがない。


 むしろ、トラブルオンラインでチート行為をしたら運営からおもちゃにされる未来がある。それはもう、普通に歩いてるのに緊急回避状態で無敵チートをしたプレーヤーなんか、発見されたら運営から直々に『チート行為を確認しました。このプレーヤーは歩くオブジェクトです、それ以外の行動を禁止されています。』の看板を持たされて、本当に歩く以外出来なくなってしまった。まぁ、俺は少なくともチート行為はしてない。だからBANされることはないのだが・・・。


「それでどうするんだ?フロムさんは降りたが・・・。」


「う〜ん・・・、保留!見せびらかしたみたいで悪いけど、これは一旦横に置いてクエストを先に終わらせよう。」


「まぁ、それもそうだな。」


「確かにここでうだうだやっても仕方ない、か。そもそも今も配信用に撮影してんだろうツキさん。」


「ガッツリとしてますね陸亀さん。」


「あ〜・・・、ならプレーヤーネーム陸亀42568は正式にメイン・コアの分配権利を放棄する。」


「いいのか陸亀さん。」


「いいよイヴァさん。俺はギルティ方面のプレーヤーだが、リアルは真っ当なの。ここで譲ってもらったやら買ったって話になっても、裏でなにかしたんじゃないかと言われかねない。悪いが、ギルティ方面のプレーヤーにもギルティ方面のプレーヤーとしての矜持がある。なにより妖精王・・・、今はブライトだったか。連れて歩くってなるとそっち方面のクエストは受けづらそうだしな。」


「そんなもんか。さて、俺はどうするかなぁ〜。欲しいのは欲しいが・・・、保留なら後で話すか。元々俺はフロムさんから助っ人依頼されてきたプレーヤーでツキさんとは初対面だしな。で、これから残りのフロアを見てボスでいいか?フロムさん。」


「それでええじゃろ。ラストのコンテナ2個、多分ボス部屋にあるとは思うが、ポツンと他の部屋に置かれててもかなわん。」


 話はまとまり他の部屋を探索してモンスターを倒してとしつつ、何個かコンテナも見つけるけど小豆と水飴ではなかった。まぁ、着々と探索は進むしギリギリボスまで行けそうかなぁ〜。


 最初に来たときはショートカット知らなかったから、移動に時間を取られるしモンスターは警戒しながら進むしで、かなり時間を食ったな・・・。


「ほい、ジャストガード!」


『む、無念・・・。』


「しっかし、このダツ・ダーツは飛んできて刺さる以外仕込まれなかったんかね?」


「ん?弱い盾使ってると弾かれて地面に刺さった後にまた飛んでくるよ?」


「いい盾使ってるご利益か。それならまぁ分かるが、攻撃方法よ、攻撃方法。」


「陸亀さんは若いからいいんだよ。」


「若いから?なんか関係あるのか?確かにフルダイブは反射神経とか使うけど、ツキさんの歳を考えると俺よりも動いてるような・・・。あぁ、リハビリか。」


「そうじゃぞ、陸亀さん。ワシはジャストガード練習してたら縦に落ちる箸を、ギリギリから先端で掴めるようになった。反射神経テストであるじゃろ?」


「俺は視力回復だな。弓を使うから遠くをよく見るようになった。」


「私はリズム感が良くなった!それこそもう、神楽舞えるくらいに!」


「実際アレってどうなん?俺も大魔法やら奥義は使ったことあるけど、体感的に大魔法の方がかなり難しいだろ?まぁ、アレをポチ、ドン!されたらたまったものじゃないが。」


「う〜ん・・・。泳いだり四股踏んだり踊ったり、歌ったりするゲームだけど、ライトユーザーは普通に宣言しても戦えるし、やり込んだらやり込んだで難しいことに挑戦したくなるとか?なんだったかなぁ〜・・・、そう!脳汁が溢れるとか!」


 ギャンブルで当たったらその体験が忘れられないからまたやる。長距離走ってたらランナーズハイになって、また走りたくなる。それと同じで大ダメージ出せる奥義や、見た目も派手な大魔法が発動できると自分で成し遂げたと言う感じが強い。


 それよりも更に縛りプレーをしたいなら?亜人でガンマンやるとかだろうか?実際ドック・ザ・キッドと言う亜人のプレーヤーは数少ないガンマンプレーヤーだし。


「脳汁・・・。まぁ、ジャストガードしてたらスロットの目押しは強くなったような・・・。」


「なんだ陸亀さんはスロカスか?最新台の銀河英傑伝はいいぞ〜。ボーナス連チャンしやすい。」


「違うよイヴァさん。話の種になるから社会勉強と、先輩に連れて行かれてな。そこでとりあえず訳も分からないまま打ったら、ビギナーズラックで連続でベル?チェリーを揃えたりしただけだ。」


「なんだ、やらないのか。まぁ、若い奴はやらない奴も増えたし、逆にスマートレンズに連動させて銀行口座から台に軍資金投入する奴も・・・。」


「それ禁止されたやつじゃぞ。色々と変遷はあったらしいが、ギャンブル依存症対策で最終的に現金主義になったじゃろ?確か、100円玉をこう・・・、チャリンチャリンと。」


「ゲームも絵合わせ禁止ルールとかで、なにかのキャラクターやら絵やらをガチャ引いて揃えたら最高レアゲットは禁止されたし、そのガチャも上限設定は必須になりましたからねぇ。或いは、引ける確率分の無料ガチャアイテム配って対策するとか。」


 トラブルオンラインでもガチャ限定武器やら装備はある。そして、その有料ガチャを回す金塊もガンガン配る。がんばって貯めれば月に50連は回せるし、10連で1回ボーナスなのでトータル55個のなにかはもらえる。まぁ、その金塊も運営がイベント時に金塊でのみ販売とかするから無闇矢鱈と使えない。


 そんなトラブルオンラインのガチャ上限は550連でピックアップ確定。10連1回で金塊が3000個が必要で、一万円課金すると3万個の金塊が買える。つまり、約6万円課金すればピックアップは確定で引けるし、引いてる間にピックアップがでなければ550個の天井からマイナスされていくので確率は上がっていく。


 まぁ、覚醒させるなら5個必要なんだけどね!?だからこそプレーヤーはコツコツ金塊を貯めたり、課金武器を発掘しにガメデで炭鉱夫したり、モンスタードロップ品が必ずしも性能が低いわけじゃないから、それを探しては覚醒させる。


「最初の頃は俺も無料の金塊集めてガンガンガチャ回したなぁ・・・。途中から貯金思考になったけど・・・。」


「そりゃそうじゃろ。課金武器をコレクションする趣味の奴もおるが、普通にプレーヤーしてたら自分に合う合わないをまずは考えるもんじゃぞ?ツキさんが使った異時同図法図とかワシは面倒で使い切らん。」


「アレは俺もダメだったな。ポロっとすり抜けで引いたけど、なんと言うか別の自分を客観的に操作しづらいとか?」


「あっ!もしかして陸亀さんずっと主観プレー?私は俯瞰から主観に変えたから、割と違和感なくできるよ!」


 そうこうくっちゃべりながらモンスターを倒し、到頭墓場ダンジョンのボス部屋。さてはて、水龍よりは楽だけど一体なにが出るのかな?

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