僕の力
「僕のスキルが頂点...か...」
「そうだ!」
聞いたことある声だ
「もう一人の僕か!?」
「貴様は前世の記憶はあるか?」
「前世の記憶???」
「やはりな」
「???」
僕は何のことだか解らなかった。いきなり前世の記憶はあるか?とか聞かれても分かるわけないじゃん
は?前世の記憶?そんなの誰も自分の前世なんて分かるわけないじゃん。
「全て聞こえているぞ」
「私は貴様の内にいる考えていることは、すべて聞こえている」
「言っただろう。私は君で君は私だ。しかし君には私の内は聞こえない...おっと、しゃべりすぎたね」
「まぁよい。前世の記憶が無いのならば...こちらにも都合が良いからな」
「ん?なんか言った?」
「いや、なんでもない。それよりもレンよ学校は大丈夫なのか?」
「うわぁぁぁぁぁ!!!遅刻!」
「はぁ...はぁ...」
「ギリギリ間に合った...」
「あ、あの...」
突然女の子が話しかけてきた。見た感じ僕より年齢は下っぽい...気がする...
「何でしょうか?」
「そ、そのぉ」
「レン、こいつ何か変だ警戒しろ」
いつも思うけど、こいつの名前なんだ?いつも「君は私だ。私は君だ。」としか言わないし...
「そんなに私の名が知りたいのか?」
「いいだろう教えてやろう」
「我が名は...」
「お兄ちゃん?」
「あぁ、ごめんごめん」
「で?なに?」
「おトイレってどこ?」
「トイレはあそこだよ」
「ありがとー!」
女の子は走っていった
「何も変なところは無いじゃないか!えーと...ごめん名前聞き逃した。」
「はぁ...私の話を聞いていないとは...私の名は...ん!?レン後ろだ!」
「後ろ?」
僕は後ろを振り向いた。そこにはさっきの女の子がこちらに向かって魔法を放とうとしていた
「伏せろ!」
「シュゥゥゥーッ!」
少女が放った魔法はギリギリ避けることが出来た。
「レンちょっと身体借りるぞ」
「へ?」
「正体を現せ」
「ばれていたのか」
そいつは姿を現した。
「ご無沙汰してました。我が主」
「もしかして、アネモネか?」
「その通りでございます。」
「久しいな、何年ぶりだ?」
「500年でございます」
「そうか」
「それに、良く俺が俺である事が分かったな」
「私が生まれてから2,000年、我が主の根源力を1ミリたりとも忘れたことはありません」
「それで?今、来たということは何かあったのだな?」
「はい。主が500年前に予言した。「500年後に偽りの神が誕生し世界を滅ぼすだろう」と言う予言。実は人間界の奥底で怪しげな魔力を感知しました。何をしているのかはまだ分かっていません」
「そうか。分かった行ってよいぞ」
「御意」
「従者交代」
「も、戻った...」
「いきなり悪かったな」
「今のはなに!?魔法?」
「まぁそんな所だ」
「そういえば名前を言っていなかったな私の名は...」
いやまだ早いか...
「取り敢えずダブルとでも呼んでくれ」
「ダブル...わかった」
もう一人の僕は《ダブル》と名乗った。多分偽名だろう。
「そういえば、ダ、ダブル...」
「なんだ」
「取り敢えず色々聞きたいことはあるけど...さっきやってた従者交代って僕もできるの?」
「出来る、が貴様がやっても意味が無いだろう。それに貴様がやったところで体の操作権が私に移るだけだ。それに従者交代は使ったものが解除するまで戻せないからな。」
「要するにダブルが使ったらそっちが解除するまで体は君の物。もし僕が使ったら操縦権はダブルだけど解除権は僕にあるってことか...」
「そういうことだな」
「しかし、貴様に相当な強敵が来ない限りやることは無いだろうがな。」
「どうして?」
「貴様が死んでしまったら私も消えることになるからな。」
「まぁそんなことはあり得ないのだがな。スキルに絶対復活と言う物ががある。それはたとえ根源が滅んでも、その瞬間に全く同じ新しい根源を作り何もなかったかの様に蘇る...しかし、これにも欠点がある」
「自殺の場合は蘇ることは無い...が完全に消滅するわけでは無い」
これはどういう意味なのだろうか...蘇らないのに消滅はしない...




