この世の理
「んぁぁぁぁぁぁ...」
「目を覚ましたか!」
「ここは?」
「学院の治療室だ」
「そうか...」
「なんだかほのぼのしたな夢を見たよ」
「一人の少年がお母さんのためにお手伝いをして、村のために頑張っている少年の夢を...」
「...」
「はぁ...」
模擬決闘の時の記憶が無い。昨日何があったのだろうか、でもなんだか大切なことがあった気がする。
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レンが倒れた後
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「レン君!」
「大丈夫か!」
「早く治療室へ運ぼう」
「はい。これで大丈夫。命には別条ないから。」
「ありがとうございます。先生」
「しかしあの魔物は何だったのだろうか」
「あの魔物は、人類破滅級 ラヴィス・エルヴィリアンと呼ばれています。破滅級は、国家破滅級が4体、人類破滅級が3体、生物破滅級が2体、宇宙破滅級が1体とされています。」
「君は誰だい?」
「申し遅れました。私魔物研究会のラースと言う者です」
「は、はぁ」
「それで?どうしてあんな魔物がここに?」
「レン君が召喚しまして...」
「魔物を召喚!?」
「魔物を召喚するのはありえないはず、それに出来たとしても破滅級なんて絶対に無理だぞ!?」
「是非ともそのレンとやらの体を調べさせてもらいたいのぉ~」
「...だめだ」
「貴方は嘘をついている...2つ程」
「嘘とは?」
「僕の固有スキル《ビジョンⅬv5》は相手の真実を知ることが出来る」
「貴方が付いた嘘の一つ目は、あなたは研究者ではなく軍の人、そして体を調べるのではなく軍事利用しようとしている事」
「チッ...ばれたか。まぁいい今日はここで失礼するよ。」
「本当に何が目的で軍事利用なんてしようとしたのだろうか...それに何故あの子のスキルが軍にばれているのか...」
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「取り敢えず今日は午後の授業は出ずに休んだほうが良い」
「わかりました」
何だったのだろうか...やっぱり僕の事で何かある気がする。
考えすぎかな...
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寝ている時
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「レンよ、聞こえているか」
「だれ!?」
「ここは其方の夢の中、しかし今から伝えることはこの世の真実だ」
「まず君は私の事を誰だと疑問に思っているだろう。私は君だ、逆に君が私でもある」
「どういうこと?」
「それを含め君にこの世の真実を教えよう.......」
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僕は昨日の夜、夢の中で《もう一人の自分》からスキルが存在する本当の理由を知らされた。
そして、ここからが重要だ、この世に存在するスキルは、僕が持っている≪魔王≫には絶対に敵わない
言うなれば、この世の人間が同時に≪魔王≫に迫ってきても、どんなスキルを使おうと≪魔王≫に影響を与えることは出来ない。
~スキルの理~
相手が自分と同じ類のスキルの場合、影響力の強い方へスキルでは干渉出来ない
例えば アルバが持っていた≪ビジョンⅬⅴ5≫は相手の真相を見破るスキル、しかし≪ビジョンⅬⅴ4≫の場合Ⅼⅴ5には通じない。相手が持つスキル以外はレベル関係なしに干渉できる
5>4>3>2>1となる
【スキルによってスキルレベルが無い場合もある】
そしてすべてのスキルの頂点が≪魔王≫なのである。




