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初めてのぶいあーるげーむ!  作者: おるかむ
8/16

おどろくと狐でも毛がさかだつの?

相変わらず短くてすみません…。


ブックマークや評価有難うございます!


少しづつ増えていくのを見てニンマリしているところです、はい。


好き勝手に書いてますが皆さんに楽しんでもらえたらなと思います。

 皆さんもふもふはお好きですか?ボクは大好きだよ。たとえ好きでももふもふさせてあげないけどね!どやぁ。



 もふもふは偉大だと再確認したところで、皆さんにお知らせが。


 体に流れる魔力は無属性みたいだよ!


 尻尾が少し汚れてたから、水を作って洗っていた時に気付いたんだけどね。

 掌に集めた魔力が水に変わる時、別の性質の魔力に変わってから水になっていたんだよ。他の属性でも試してみたけど、どれも一度魔力が別の性質に変わってから具現化していた。無属性の魔力がそれぞれに適応した属性に変わったあとに魔術になっていたみたい。


 って事でやってみたよ、魔力変換?。右手には水属性の魔力を、左手には風属性の魔力を集めてみた。属性を変えるのは意外と簡単だったよ。体のどこかに魔力を集める時に、属性の特徴を思いながら変えていくような感じかな?


 因みにこの属性魔力だけど、これだけでも意外と戦えそうだよ。水属性の魔力を凝縮して、細く勢い付けて出したらレーザーみたいに飛んでったよ。木に穴が開いていたけど人に向けたら悲惨な事になりそう。

 こんなレーザーが飛び交ってたらボク対人戦なんて無理そうなんだけど。


 よし、もふもふもしたし、魔力について分かってきたから神通力の練習だ!これ以上深く考えても良くない気がするよ。そういえば神通力ってなんなの?


 神の力なんだろうか。けどボク狐なんだけどね?分からないものは深く考えても仕方なさそうだね。むしろ考えたくないもん。


「天罰をうけろぉ!」


 バサバサっと驚いた鳥達が木から飛び立ち、鳴き声をあげながら飛び立っていた。そして恥ずかしさを隠すように尻尾に顔を隠すボク。


 神様だと天罰しか思い浮かばなかったんだから仕方ないじゃん。鳥達も大きい声にびっくりして怒ってたよ。たとえ一人でやったとしても恥ずかしくて湯気が出そうだよ。


「すぅ~、はぁ~」


 深く深呼吸をしてもふもふ~。はぁ、落ち着いた。


 うーん、本当にどうしようかな。掲示板で聞いてみてもいいかもしれないけど、絶対やっかみとか面倒くさそうなことがありそうだからね。ボク人付き合い苦手だし、怒った目とか憎悪の目で見られるとどうしても身が竦んじゃうんだよ。だからパスだね。


 あっ、瞬間移動とかどうかな?空間移動なら魔導の極みでも出来そうだけど、神通力は魔力使わなそうだからね。短い距離を瞬間移動できたらたのしそうだよ。


 目標は二、三十メートル位離れたあの木にしよう。あの木の前に一瞬で移動する感じでいこうかな。


「うむむ……」


 できそうな予感がするんだけど、自分が一瞬で移動する想像ができないよ。ボクの発想力が乏しいのだろうか。

 それなら走ってみよう。走ってそのまま瞬間的に移動ならまだ想像できそう。


 数歩後ろに下がってストレッチ。体の体操よーし。尻尾のもふもふよーし。耳のもふもふよーし。さあ行こうか!


 一歩軽く踏み出し、先の木に向かって一瞬で移動する感じ。足に力は込めず、ただ先に向かって一歩を踏み出すようにするだけ。


「ふにぁ!」


 ゴンッ、と鈍い音を立てておでこが木にぶつかったよ。痛いんだけど。


 思わず閉じてた目を開くと、前には目標にしてたおおきな木の幹が広がっていた。成功したのかな?けどちょっとまってて、痛くてそれどころじゃないんだよ。


 痛くて涙目でおでこをさすさすしてたけど、回復魔術をかければいいんじゃん。色々おかしい技能ばかりだけど、どこか現実みたいですっかりそのことを失念してたよ。


回復(ヒール)


 微かな光がボクの体を包み込み、おでこの怪我を治していく。おおー、痛みが消えたよ。便利だねこれ。


 あまり魔力を消費した感じもないし、がんがん使っても大丈夫そうだね。







 あれから少し練習したけど、瞬間移動をある程度使えるようになったよ。最初使えなかったのは、やっぱり想像力が足りなかったみたい。体を移動したい先に送るようなイメージが必要だったみたいだよ。

 今では座ったまま移動することも可能になった。ただ、目指できる範囲しか移動出来ないみたい。制限のせいかな?



 神通力の効果はこれだけじゃない気がするけど、瞬間移動を使えるようになったので練習は終わりです。だって疲れるんだもん!


 あと練習したかったのは浄天眼なんだけど、これはもういいや。普通に使えるみたいだから。


 だってさっきから全方位が普通に見えるんだよ?見たくなかったら見えないけど、見ようと思ったら見えるみたいな?それも真後ろまで。


 視野が増える技能なんだろうか。それと少し視力が良くなるみたいな?熟練度上がるとどうなのか不安になってくるよ。それは他の技能にも言えることだけどね。



 精神的に疲れたから、技能の確認と練習は終わりにしよう。これから沢山時間はあるだろうからね。


 て事で、森の散策です!戦う術はあるし、あまり強そうな魔物の気配もしないから少し歩いてみようかな。


 またまた、てくてくと歩いて行くけどこれがまた意外と楽しい。だって森の中だけど、ジャングルみたいに背が高い草が生い茂ったりしてないからね。偶に邪魔な草が出てきたりしたら、凍らしてから粉々にする。空間魔術?が意外と使えるんだよ。空間を指定すると、そこに直接魔術を発動出来るの。さすがチート、強そうじゃなくて強いんだよ!


 物凄く大きな木に感動したり、見たこと無い動物を見たりしながらお散歩してるとぽっかりと空いた空間に出た。


 澄んだ綺麗な小さな湖があって、周りはやわらかそうな草と綺麗な花が咲いている。これだよこれ、ボクはこんな綺麗なところを見たかったんだよ!


 耳をピコピコ動かしながら嬉しさを表現してたら、近くからガサガサっとした物音を捉えた。草の擦れる音じゃなさそうだね。


 近づきながらそっちを見てみると、白くて丸いもふもふが一杯あったよ。もふもふだぁ~!


 と思ったらつぶらな瞳と目があった。もふもふは生き物だったらしい。視界には〈クワイエット・ラビット〉と表示されてるよ。もふもふは生き物で魔物さんだったらしい。結構いい加減な名前だね?おとなしいうさぎってそのままだよ。


 見た感じから最初に戦うチュートリアル兼用の魔物みたいだね。ボクは戦わないけど。もふもふと戯れるんだよ!


 序盤に出てくる魔物はノンアクティブって決まってるからね。こっちから攻撃を仕掛けない限りは攻撃して来ないはずだよ。

 だから攻撃する意思をみせなかったらもふもふさせてくれるはずだよ!


 そろりそろりと怯えさせないように近づいていく。すると向こうもぴょんぴょんと飛び跳ねるように近づいて来てくれた。


 最初に足元に来た一匹を地面に座りながら抱え上げる。あ~もふもふ~。

 

思わずほっぺたも緩んじゃって、尻尾もお耳もぱたぱたしちゃうよ。


 すると草むらの影にいたもふもふたちが皆、僕のところに集まってきた。膝の上に乗ったり、尻尾に乗っかったり隙間に入ったり。

 ここは太陽が当たってぽかぽか気持ちいいから皆で日向ぼっこだね~。


 もふもふでもふもふを釣り上げたよ!もふもふばんざーいだね!




「外の世界の娘よ、ここで何をしている」


 唐突に声をかけられてびっくりして振り返ると、黒い甲冑で全身を包んだ魔物らしきものが、黒いオーラを出してそこに居た。


 ある程度この体で気配は読めるはずなのに、全く気付かなかったよ。それに殺気?みたいのに当てられて、もふもふさん達が怯えちゃって尻尾に隠れちゃってるよ。

 これはこれで可愛いけど、突然殺気を出してくるなんて失礼だね。


 それにボクのもふもふたいむを邪魔するなんて!

やっと初めての魔物との遭遇です。次回は少し長くなる予定です。予定は未定って言いますけどね……

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