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初めてのぶいあーるげーむ!  作者: おるかむ
7/16

きつねさんはつよそうだよ!

結局短めで遅い時間の投稿です……


ブクマ、評価してくださった方ありがとうございます!

毎回短く駄文ですが楽しんでくださるとうれしいです。

 八枚に分離した鉄扇を前方の空間に縦横無尽に飛びまわせてみる。魔力を纏い仮想敵を前後左右から切り裂いていく。うん、慣れてきたかも。少し思っていたのとは違ったけどこれはこれで使えそうだね。ふぁんねるみたいでかっこいいしね!


 それにしてもこの狐さんの体は普段の体と勝手が違うね。空間把握力や気配察知力、身体能力とどれもとってもずば抜けて高そうだ。さっき試しにと全力で踏み込んでみたけど、数メートルを一瞬で移動できたよ。ちなみに地面は陥没してました。


 どれくらいの物なら鉄扇で切り裂けるのかも気になるけど、とりあえずはほかの技能を確認していこうかな。


 えーと、器用は器用さを上げるだけみたい。鉱石採掘は鉱石を発見しやすくなって、採掘するときの速さと正確さが上昇するらしい。錬金と装飾も言葉通りで物の錬成と装飾を施すことができるようになるんだって。付与は魔力や魔術を人や物に与えることができるって。簡単そうだから後回しでいいかな。とりあえず魔装の練習をしたいけど魔術を使えないとだめみたい。次は魔術の練習かな。




 というわけで、近くの森の入り口に歩いてきたよ。中には怖いから入らないけど、草原側から木に向かって魔術を打とうかな。歩いてる最中に体の周りでくるくる回してた鉄扇を、もとの状態に戻して腰の帯に差しておこう。意外と楽しかったから帰る時も練習しながら帰ろうかな。


 魔術に関してだけどボクまったくわからないんだよね。基本的な事を教えて貰う所もあるらしいけど行ってないからね。まず基本的な魔術系技能持ってないからね!

 最初に使える魔術の初期技能は、火・水・風・土の四つだって。けど初期技能持ってないからどんな魔術が使えるかも知らないよ。ミーシャさんも少しは教えてくれればよかったのに。


「やっぱり練習あるのみだよね……。火だと失敗したら怖いから水でいいかな」


 ちょっと初心者のボクに厳しすぎるよね?説明が無いチートなんてチートできないじゃん。後で運営に文句のメール送ってあげよう。けどもふもふ気に入ってるからやっぱり許してあげるよ。


 頭をブンブンと横に振っていらない思考を追い出す。変な事考えてないで取り合えずやってみないとね。


 はぁ…とため息をついて、体内の魔力を掌に集めていく。そういえば、体の中を知らない力が動いていくことに不思議と違和感を感じないんだよね。称号の力かな?正直保有魔力多くて魔力と親和性が高いだけでも十分チートだよ。ボクは楽しいから最初から最強でも気にしないけどね!


 さて、掌に集めた魔力をどうしようか。最初だから簡単そうな水球でも作ってみよう。大きさは大体ボクの頭ぐらいで、速さはメージャーリーガーのストレートぐらい?野球知らないからよく分からないけど。


水球ウォーターボール


 …………うん。言葉を唱えたとたんに、掌の魔力がたぶん水球になって飛んで行ったね。早すぎてよく見えなかったけど。ボクでも見逃しちゃうね!


 こんなの初心者が使う魔術じゃないよってイヤイヤ頭振ってたら木が倒れてきたよ。確かに細い木を狙ったけどさぁ……。


 まあ、気分を切り替えていこうかな。魔術は使えるって分かったからね.次は氷系を試してみようかな。魔道の極みの取得条件には無さそうだったけどね。氷魔術ってかっこいいよね。冷たくてくーるな感じが憧れるよ。ボクも氷結くーるなもふもふさんになろうかな!えっへへ。


 うーん、氷とは言ったけどどのようなのにしようかな。矢とか礫だと無難だけど面白くないからね。氷でできたナイフを背後にたくさん出すのかっこよさそうだからやってみようかな。


 大きさは三十センチくらいで背後の何もない空間から出てくる感じで。せっかくだから半分くらいい魔力を使ってみよう。名前は適当でいいよね。


「氷のアイス・レイン!」


 わっ、ごっそりと魔力を持っていかれたよ。特にだるいとかないけど変な感じがする。感覚的にはお腹いっぱいでぽかぽかしていたのが、お腹空いて寒くなったみたいな。ごめんなさい、ボクも何言っているかわからないや。


「えっ、……なにこれ?」


 後ろを向いて思わず固まっちゃった。いや、なにかは分かってるんだけど頭が理解するのを恐れてるよ。頭がクラってきた。

 パキパキと氷が空気に触れて罅が入るときみたいな音を立てながら現れたナイフたち、その数、数百本位。むしろもう一桁いってそうだよ。だってボクの背後が氷のナイフでびっしり覆われているんだから。アニメのキャラみたいに出そうと思ったらそれの数倍出ちゃったんだけど!どうしようかな。


 困った時はもふもふすれば心は落ち着けよう。もふもふむふむふ~。


 試しに何本か飛ばしてみたけど、性能も恐ろしいよ。射出する速さは自由自在。飛ばした後も操作できるから、目の前の木を迂回してその後ろに生えてる木に当てることだってできたよ。これこそ説明欄にもあった、千の敵を殲滅できる魔術なんだよねきっと。もう狐さんと合わさったらむてきだね!


 ふぅとため息をついて魔術の待機状態を解除する。全部飛ばしたら酷い事になりそうだからね。数百の氷のナイフが魔力になり霧散していく様子はきらきらしてとても綺麗だった。綺麗だけどこんな大量殲滅兵器、まだ初めて数時間も立っていない状態で作れることにため息が止まらないよ。…………はあ。


 とりあえずの魔術の練習はこれで終わり!本当は氷のナイフに雷の魔術を付与とかしたかったけど怖いからやめておくよ。


 次は神通力と浄天眼の練習かな。その前に魔力回復も兼ねたもふもふたいむだね!

そのうち細かいことは中で説明すると思うんですが、技能に関しての補足説明をしたいと思います。


技能はどれも熟練度は1~5まであります。もちろん派生や上位技能に行くほどレベルが上がるペースは遅くなります。


魔術系技能ですが、基本四属性は初級、中級、上級とあります。

初期に取得できるのは、初級魔術火・水・風・土です。これらのどれか一つを最大にすると、その中級魔術と光・闇・回復技能が使えるようになります。

ルカが使っていた氷魔術は、風と水の中級技能を最大にすると派生として使えるようになります。

また、各魔術系技能を最大にすると、初級や中級に合わせたレベルでの自作魔法が可能となります。

魔道の極みはすべてが最大になると統合されるため、馬鹿げた魔力さえあれば大規模な魔術を作り出すことも可能となっています。

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