知らないことを知りました!
応援ありがとうございます!
読者の皆様の熱い応援のおかげで、なんと本作が【日間ローファンタジーランキング(連載中)34位】まで大躍進いたしました!連載4日目でここまで来られたのは、見つけてくださった皆様のおかげです。本当にありがとうございます!嬉しさに舞い踊ってます!
では、『俺だけの完璧なダンジョン』最新話をどうぞ!
近々の課題が解決しそうなので、俺は五階層到達に向けて新しいダンジョンを探してみた。
正木のおっちゃんがくれた大量の羊皮紙ドン!
モンスターデータベース、PCにセット!
ファイルオープン!
おおおぉぉぉ…
あかん…あかんで…
見てるだけで楽しすぎる…
情報量で、時間が溶けてまう。
モンスターデータには、それぞれの階層ごとに、こんなことが書いてある。
第一階層出現モンスター 一覧
1. スライム 危険度 ⭐︎0.5
粘液状の不定形モンスター。動きは遅く、物理攻撃にも弱いが、体表の粘液で武器を絡め取ることがある。
2. モスラット 危険度 ⭐︎1
蛾のような羽を持つ大型のネズミ。飛行能力はないが、鱗粉をまき散らして視界を妨害する。
3. マッドクラブ 危険度 ⭐︎1
泥に覆われた大型のカニ。動きは鈍いが、硬い甲羅と強力なハサミを持ち、正面からの攻撃に強い。
4. トゲトカゲ 危険度 ⭐︎1
背中に鋭い突起を持つ小型の爬虫類。素早く動き回り、尻尾を振って相手を牽制する。
5. ケイブバット 危険度 ⭐︎1.5
洞窟に生息する大型コウモリ。超音波で周囲を把握し、死角から急降下して噛みついてくる。
6. スモールボア 危険度 ⭐︎2
小型の猪型モンスター。短い牙を使って突進してくるが、動きは単純で回避しやすい。群れで行動することがある。
【重要】一般のダンジョンでは、それぞれの最高階層に比例して強度設定されている。ダンジョン強度に応じて、このうちの2・3種類が固定で出現する。
✳︎
正木のおっちゃんが、見習い冒険者と揶揄したことも腑に落ちる…
…思い返す。パーティで活動していた懐かしきあの日々…
わーい、冒険者になれたー。
私も私もー僕も僕もー。
えっ!奇遇だね!
じゃ一緒にパーティー組んで、通ってる人が多いあのメジャーダンジョン行こうよー。
いいね。行こう行こうー。
これからよろしくねー。
うん!がんばろー!
危ねぇぇ!そら死ぬわ!
70%しか到達できない。というのも納得のクオリティですわ。
「俺はソロで五階層まで到達することの難しさを理解しているつもりだ…」
誰だよお前!
ホント真面目な顔で、そんなこと言うのやめろよっ!
やめたげてよっ!
超恥ずかしいんですけど!
きつい!ほんとに恥ずかしい!
思い返した過去の自分に耐えきれず、ベッドにダイブした。
「ぴぎゃぁぁぁ」
枕に顔を埋め足でバタバタさせながら悶絶した。
………。
大体ね、入場と同時に1パーティーが1ダンジョンを占有できるあのシステムがおかしいよね。
人は想像するだけでは、シリアスさを実感できない生き物ですよ。
俺悪くないね? うん。悪くない。
成長していくのが人ですもの。いやぁ全く悪くない。よかった。よかった。
⭐︎
安心できた俺は、今後生き残るための方策についても考えてみた。
ダンジョンが、最高階層に応じて難易度が変わるのであれば、まずは絶対に五階層のダンジョンを選ぶべき。
高い危ないキツイである。
ドサリッ。
マップが記載された羊皮紙が2/3減った。
そして、各階のクリスタルが近いことも絶対。
無事攻略し終えて、転移の腕輪が作成できたとして、腕輪があれば帰りはどうにでもなるけども、行きは自力で登らないといけない。
ここは長期的な稼ぎにも直結するから、クリスタル間の距離は超重要。
バラバラバラーと眺めていった。
候補は5件…
そして出現モンスターがより弱いところ。
ギルド情報を信用するなら、残るのは3件。
さらには、天国である今のプラクティスダンジョン、我がマイホームから近いところ。
稼ぎと攻略は両立せねばなりませぬ。
うん。となると、ここらへんかしら。
ペラりん。
ダンジョン名:「扇橋ダンジョン」
最高階層:五階層
第一階層出現モンスター
スライム、モスラット、マッドクラブ
第二階層出現モンスター
ゴブリン、スモールボア、ウッドスパイダー
第三階層出現モンスター
キラービー、コボルト、ポイズンスネーク
第四階層出現モンスター
unknown
第五階層出現モンスター
unknown
四階層以降は、個別有料情報ですね。
ギルドに聞きに行かないといけない。
ピタピタ情報のパズルがハマっていくのが気持ちいい。
数か月前は、チュートリアルダンジョンを一つずつ回って、条件のいい場所を自力で探すしかなかった。
「チュートリアルダンジョンのマップください」
『ありません』
秒で答えるギルド嬢。
とりあえず、なんか謝ったよね。
なかなか骨の折れるダンジョン調査だった事をおもいだす…
それが今じゃどうでしょう?
すべてのマップ情報が揃っている。
クリスタルの位置も、出現するモンスターもわかっちゃう。
効率厨からしたらずっと見てられる攻略本です……
✳︎
扇橋ダンジョンのクリスタル配置は、走り抜けたら一階層10分前後というとこかな?
現地で実測が必要だな。
地図を見る限りでは、プライベートダンジョンのようにモンスターを素通りして次の階に行ける構成になってない。
稼ぐにしても戦わないといけない。
5階層までのマップを比較すると、階を登るごとに広くなっていた。他のダンジョンと比較しても、これは一般的なようだ。
そして1番気になるのは、レアドロップは一体どうなってるか問題。
そこまでは、データに載ってない。非常に親切で不親切な資料である。
ギルドに扇橋ダンジョンについての丸ごと情報もらいにいこう。
近隣全マップで三万円ってことは、1つのダンジョン情報で一万円くらいかしら?
念のため換金できるよう、聖水の瓶を一本バッグに入れて俺はギルドに向かう準備をした。
知らないということを知る。
これを人は成長と呼ぶ。
黒歴史は作らないよう慎重に。
時間は待ってはくれません。
俺は、爆速。
チャリこいだ。
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