勝手に死んだ
「ふざけるな!!私達の息子がそんなことをするわけがない!!」
「そこの女が嫁として失格だっただけじゃないの!!それをあの子のせいにするなんて!!」
ミシィ…
お爺様の座ってる椅子の肘掛けがヤバめな音を立てて軋んでいる
そして警備の騎士さんが真っ青なお顔に…
今私は、家族と共に王城に来ている。私とお母様の保護に関する一連の、まあ裁判的な?ことをやるためだ。国王陛下への挨拶はまあ大丈夫だったと思う。国王という割にはオーラがあまりなく小物感があったのでそこまで緊張しなかった
王妃様は優しそうな方だ。因みに私が小説で婚約していたハルトナイツ殿下は性格がキツい側妃の子で王妃様のお子様であるバージル殿下は病弱で王位継承を断念している。小説では特にストーリーに関わらない、チラッと出てくるだけのモブキャラだけどここは現実なんだから元気になって欲しい
あとは宰相閣下と大臣が数名、立会人の有力貴族の皆さんが数名。
病弱なバージル殿下は勿論、公式な行事とかではないので側妃やクソハルトナイツは居ない。
そして、おぼっちゃま大好きな馬鹿使用人達では話にならないので、私とお母様の扱いに内心憤っていた新人の使用人数名が証言してくれた。潜在的な味方が公爵邸にも多少は居たことに驚いた
といってもホントに数名なんだけどね
その数名は王家の身元保証書と紹介状を貰えることになっている。公爵家に逆らって首となると普通は野垂れ死にか犯罪者か、女性なら花を売るぐらいしか選択肢がなくなってしまうけど、これで彼ら彼女らは次の就職先は選び放題だ
そして陛下が、ゴミの爵位を剥奪し優秀な領主である代官のダンデール様にエスクワイエ公爵家の当主継承を認めた。
リオンティーヌ叔母様曰くダンテール様はとても優秀で人柄も良い方らしい。他人の評価はかなり厳しめで見る目も確かな叔母様の言うことならかなり信頼できる
あとダンテール様は容姿が冴えないため冷遇されてたゴミの兄、私にとって父方の伯父にあたる人が熱愛の末結婚した伯爵家の令嬢、現夫人の弟君であるのでクソと血のつながりは無い。
なので、継承の条件には家名の改名が付いている。好きに考えてねってことらしい
つまりエスクワイエ公爵家はこの国から消える
証言から始まって、スラスラ結論が出されたところで見た目は美男美魔女だけど中身がクソな父方の両親はブチギレた
「ええいっ!!そもそもこの者たちの言い分ばかり鵜呑みにして公平と言えるのか!!」
「では何故、貴様らの息子は失踪した?今までの夫人やエリザベス嬢に対する虐待・軟禁のような実態が露見するのを悟ったからではないのか?自分の味方である執事長すら信じられずに惨殺してまで逃げ出したのではないのか!!!」
ごめん、殺したの私です
キレる宰相閣下に少し申し訳なく思う。
「…それから大事なことを一つ忘れておる
貴様らは後ろ盾もなくなり、今はただの平民なのだ。この場で一番立場が低いのだぞ?」
あ、そうだよね。エスクワイエ公爵家はもう消滅したんだから
というわけで馬鹿2匹は不敬で処刑になってしまいましたとさ。
あと使用人の中でも悪質で私やお母様を見下してた数名は処刑が決定した。他の連中も労働奴隷とか娼館行きとかだ。ざまぁ
「連れて行け」
「なっ!!ふざけるな!!触るな!!」
「こんなのおかしいわ!!私達が何をしたっていうのよ!!!」
バイバイ、馬鹿夫婦。
息子と地獄で仲良くね




