伯爵令嬢になりました
「これで本当にうちの子だ。お父様と呼んでくれていいんだよ?」
「…は、はい!ありがとうございます。これからよろしくお願いします!」
筋骨隆々で武闘派のお爺様、そのお爺様が頭が上がらないお祖母様
優男風だけどやり手の伯父様、元気で過激な叔母様
ホワホワしていじめにも黙っていたけど、実は芯が強かったお母様
みんなが笑顔で受け入れてくれるのが嬉しくて泣いてしまった
避難から2週間。エリザベスはこの度、伯父様が養子にしてくださり伯爵令嬢となりました。元々伯父様が私たちを保護した時点で王族とか関係各所に事態の詳細や公爵家との絶縁などを申請していてくれたのでかなりスムーズに認められた
小説では不遇公爵令嬢→溺愛される王太子妃ゆくゆくは王妃なわけですが、別に私は権力欲は無いので5爵のちょうど真ん中の伯爵家は有難いです。お屋敷の人達もみんな優しいし!
伯爵令嬢はお忍びで下町に出かけたり平民と友達みたいに仲良くしたりできるギリギリの身分です。まあ家の方針にもよるんですけどね。
「リリー、マリーぎゅーして?」
「ふふ、お嬢様は甘えんぼですぅ」
「はい、ぎゅー!!」
ふわあぁ…幸せ!
最初は自分の手が汚れてうんぬんかんぬんとかそういう葛藤が出てくるかと思ったけど、罪悪感とか全くないんだよね
まあ、害虫だし
よく考えたらスズメバチやシロアリを駆除して罪悪感感じる業者さんなんか居ないのと同じだよね。
自分の家に巣を作られるところだったのに父親と使用人達は妻や娘よりスズメバチを擁護するシーシェパードみたいなキチガイ集団だったってだけだ。
とりあえず私とお母様はこうして、お母様の実家のボルサリーノ伯爵家に落ち着きました。
さて、クソモンペをどう潰すかな




