[ニートさんの気持ちがわかる俺]
今日の話は....疲れたよ...
楽しんでくれれば幸いです!
さて、我々の現状について説明しておこう。
まず、鑑、七海らが所属している『裏政府』からだが、正しくは『東都裏政府特殊消失人物部隊』だ。
私もこの組織の所属だが、鑑たちの部隊所属という訳ではない。
私は『東都裏政府本部』所属だ。わかりやすく言えば、本部と鑑達の部隊をつなぐ架け橋みたいな物だ。
裏政府なんて聞けば悪のイメージが強いだろう。
世間的に見れば、本当に悪人なのだが....。
この裏政府に所属している連中は何らかの犯罪者という事になっている。
先日、鑑が追われていたのもそれが理由だ。
だが、この裏政府に本当に犯罪を犯した者はいない。
実際に犯罪「殺人」「強盗」を行っている奴らは別に存在しているのだ。
その連中の通称は『ゲンガ一』
ドッペルゲンガ一と言えばわかりやすいか?
このゲンガ一は、裏政府の一部の人間と同じ容姿、声、能力を持っている。
能力に関しては大元がゲンガ一だが...。
オリジナルとの違いは....性格くらいか?
聞いた話では、ほとんどのゲンガ一の性格は狂っているらしい。
そしてゲンガ一には、善悪の区別や我慢という事を知らない。
そのため、本能のままに殺戮、強盗を楽しんでいく。
その結果、容姿、声がまったく同じオリジナルにも疑いがかかる。それに加えて、警察が手配する時の名は、オリジナルの物である。
これで世間のオリジナルへの指名手配の完成という訳だ。
我々が裏政府と名乗っているのは、ゲンガ一との繋がりを持つであろう本当の政府に対抗しての物だ。
政府とゲンガ一の繋がりは、ゲンガ一の犯罪と警察の手配具合がそれを物語っている。
我々は一般の人と政府、警察から逃げ隠れしながら『ゲンガ一』と戦っていかなければならないのが、我々の現状である。
***
.........
明日香さんの説教を一通り受けた後、俺達はゲンガ一についてを改めて考えていた。
あ、明日香さん説明ありがとう!相変わらず難しい言葉並べていきますね一。
俺ならこんな現状、箇条書き2つで終わらせるぞ。
1つ・ゲンガ一を殺す。
2つ・犯罪の全ての真相を一般の人に伝え、警察と政府をひっくり返してゲンガ一を死刑にする。
つまりゲンガ一を殺せば良い話だ。
俺が物騒な事を考えていると、明日香さんがロを開いた。
「お前達には本当に酷な事を言っているとは思っている。何しろ、自分で自分を殺せと言っているのと同じ事だからな....。」
明日香さんは本当に申し訳なさそうな顔をしている。俺たちみたいな犯罪者にこんな心配してくれる大人は本当に少ない。
本当は何も悪い事してないけどね?!
「しかし、もう一人のお前達はそれ以上に大勢の人を殺している犯罪者だ。放っておく事は出来ない。それに、ゲンガ一に攻撃出来るのは、ゲンガ一持ちのオリジナルだけだしな....」
....この現状で俺が一番腹が立つのはコレだ。
ゲンガ一にはオリジナルの人間の攻撃しか効かないって所だ。
何だよそのチート!!
オリジナルの俺達は警察に撃たれたらケガするか、下手すりゃ死ぬってのに、もう一人の俺達は俺達にしか殺される心配無いってか!!
死ぬ確率の方が高い現状で動き回らなきゃいけないってのは....
今ならニートの方々の気持ちがわかるぜ...。
外、出歩きたくないよな...まったく...
そんな俺の気持ちを知るよしもなく、七海と明日香さんは会話を続けていた。
「自分と戦うって事は少し怖いけど...私、これからも頑張ります!」
「頑張ってくれるのは嬉しいが、カみ過ぎて街を吹っ飛ばすのは勘弁してくれよ?」
そんな軽口を叩いている女性2人を前に....
俺は2人に聞こえないような声で、
「大丈夫っスよ。明日香さん、七海。俺は.....俺自身が大嫌いなんで...ね?」
そう...呟いた。
キャラ設定的な何か?その2
シュピーゲル
・能力『反撃』
鑑のゲンガー
メーアとよくつるんでいる。
メーア
・能力『豪撃』
七海のゲンガー
シュピーゲルとよくつるんでいる。




