第92話 ガランディア城
第95話 ガランディア城
……それから30分後
「よし、ガランディア城が見えてきたね」
「よし、降りるよ!」
「お、ここが門じゃな」
「よし、入っちゃおう!」
「待て!ここへは入れさせぬ!」
男が降ってきた!
「だれ?」
「我が名は幽魔族の戦士、エヴォル!レイ皇帝様の居城、ガランディア城には一歩も入れさせぬ!」
その男はもはや人の姿をしていなかった、巨大な怪獣のような姿をしていた
「死んでよ」
プリズムがナイフを投げつける
「そういう攻撃は想定済みである!」
エヴォルは口から衝撃波を発射!
ナイフが空中で砕かれた
「では、妾も!」
大蛇が高圧縮水流を発射!
「ピピッ!」
Libraも電撃弾を発射
電気を帯びた水流はヴォルトの腕を貫通した
「あれ?門番だけど楽に殺せそうだね!」
「プリズム!油断は禁物じゃ!」
「そうそう、油断は禁物だ!」
エヴォルの体が震え出した
「今から大技でも使う気だね!殺しちゃおう!」プリズムが投げた五本のナイフが
エヴォルに突き刺さる
「ピピッ!」
Libraが電撃弾を発射
エヴォルは避けたつもりだったが
電撃弾は金属であるナイフに引き寄せられヒット!
「油断は禁物と、言ったはずだぁ!」
エヴォルの肩から、大きな翼が生えた
爪がナイフのような形に変形、皮膚は硬い鱗に覆われた
そして、ナイフのような爪を発射!
「バリア!」
爪はエヴォルに跳ね返されたが、エヴォルに刺さることはなかった
「今の攻撃、プリズムのナイフに似ておったぞ!」
「その通り、我は敵の攻撃を覚え、進化する!」
エヴォルは口から高圧縮水流を発射
「バリア!」
プリズムはバリアで防ぐ
「ピピッ!一撃で仕留めなきゃいけないみたいだね」
「無駄だ無駄だ!」
エヴォルは皮膚から電撃弾を大量に発射
「無駄なのは君の攻撃だよ!」
プリズムはナイフを投げた
電撃弾はすべてナイフに吸い寄せられた
「なるほど、さぁ、もっと我に攻撃をしろ!貴様らの攻撃で我はさらに進化する!」
「それじゃあ、環境に適しない愚かな進化を促し、自滅を狙ってみるのはどうじゃ!」
「それ、いいね!」
「じゃあ、早くバリア習得させなきゃね!」プリズムは体にバリアを張って、何度も突進する
「鬱陶しいが、その力も覚えてやる!」
エヴォルが進化を始めた
「おい、プリズム!バリアを学習させてどうするのじゃ!」
「ねぇ、Libraと大蛇!ありったけの攻撃をいろんな方向から撃ちまくってよ!」
「わ、分かったのじゃ!」
「ピピッ!」
大蛇とLibraは移動しながら、エヴォルに向かって高圧縮水流と電撃弾を撃ち続ける
四方八方から飛んでくる攻撃に対し、エヴォルは自身の体をすべて覆うように、球体のバリアを展開
「どうだ!我の体はこのバリアに完全に囲まれている!いかなる攻撃も我には届かぬ!」
「そうだね!よかったじゃん」
「ん?貴様何を企んでいる!我は意味の分からぬ小細工をする奴が嫌いだ」
「いや、別に?」
「おい、プリズム!いつまで攻撃していりゃいいんじゃ!」
「もうすぐだよ!私が合図するまで続けて」
「ん?何がもうすぐだ!」
「よし、じゃあ私が行くよ!」
プリズムはナイフをバリアに適当に投げつけた
ナイフは跳ね返って落ちた
「貴様!いい加減に意味の分からぬ小細工をやめろ!」
エヴォルは力任せに大地を踏みしめながら、目を血走らせて走ってくる
そして、腕をプリズムに振り下ろす
「バリア!」振り下ろされた腕をバリアで弾いた
「貴様ぁ!もう一度叩き潰してやる!」
エヴォルは腕を振り上げた
「ねぇ、あなたって今、呼吸してる?」
プリズムがそこで問う
「ん?呼吸…が、何を言って…」
「あのね、バリアっていうのは攻撃を跳ね返すだけじゃなくて、実体のある物質でもあるでしょ、だから私があなたのバリアの内側に入ることももちろん出来ない」
「それが…なんだ」
「もちろん空気も通さない、だからバリアで全面を囲うなんてバカ、あと私がなんで一方向に対するバリアだけでしかも一つだけしか出せないか知ってる?あなたみたいに球体のバリアで囲ったらすごい体力を消費するんだよ」
「な…な」
エヴォルはバリアを解除した!
「今だよ!大蛇!大量の水をエヴォルに流し続けて!」
大蛇が放つ水は、洪水のようにエヴォルを飲み込む
「な、息が…息がもうできぬ!」
ヴォルトは力尽きた
次回は城内に侵入します。




