表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
83/91

第83話 巌となりて

「ラッキーだね〜、弱かったね〜」


「でも、鍵は持っていないのです!」

男の死体からは何も得られなかった



「もう一人どこかに隠れてるね」


「よーし、全部透明にしちゃおうか!」

ジブルが屋敷を完全に透明化!

全てが透き通る……一つの物体を覗いて



一つだけ、2階に設置されていた石像だけ

はっきりと見えていた

「全部透明にしたはずなのに、あそこの石像だけ、視えるね〜」



「あそこですね」

キャンディが飴鉄炮を発射!

飴が一階の天井をぶち抜いて、石像に直撃!



「あれ?反応ないよ?やっぱりただの石像じゃないの?」

プリズムは不思議そうに見えている



「そんなはずないのです!普通だったらバラバラに壊れるはずなのです」



石像は、少し動いた

「あ〜!ここで死ねるかっ!【無敵塊(むてきかい)解除(かいじょ)】!」

その瞬間、石像の表面を覆う岩板が吹き飛ぶ

そして、中から現れたのは一人の女

女は、飴弾がぶち抜いた穴から、すっと落ちて音もなく着地する


そしてその女は取り出したピストルを、素早く撃つ!



「バリア!」

弾き返された弾が再び女を狙う!



「っあぶねぇな!【無敵塊(むてきかい)】だっ!」

岩の鎧を瞬時に纏う!

バリアで跳ね返された弾が直撃しても、まったく傷を負わない



「あの人の体、すごく硬くなってるみたい!攻撃が通らない」



「悪魔術・【砕硬拳(さいこうけん)】!」

その女は岩の鎧を全て右腕に寄せ集めてジブルをなぐった


その拳が心臓に食い込む!

「ジブルさんがっ!まさか心臓を…」


ジブルの胸から血が溢れ出し、血の海の中で、倒れ伏す

「が……ふ、僕もここまでか……










……な〜んてね!僕が簡単に攻撃を喰らうとおもった?」

ジブルが指を打ち鳴らした

その瞬間、ある物の透明化が解除される


それすなわち、オリハルコンの鎧

傷一つついていない、蒼き輝き

そして、握りしめていた血糊のついたゴム袋


「じゃあ死んでくれよなぁ!【潰滑浪突(かいかつろうとつ)】!」

女は体を丸めて、床を滑り、空間を跳ね返りまわって跳ぶ

岩の鎧も変形して、まるで一つの巨大な岩のようになる


そしてプリズムの方に突進



「バリア!」

プリズムに跳ね返された衝撃を使い、その勢いでキャンディの方に突撃!



「ん…どうしよう…グミ、マシュマロ出てくるのです!」


キャンディの手のひらから大量の巨大なマシュマロとグミが作られた

それがさらに女の攻撃を跳ね返す!



そして、最後にジブルに突撃…すると見せかけて、Uターン!

からの、プリズムに突撃


そしてプリズムの真横で天高く飛び上がる!

「【無敵塊(むてきかい)壊堕(かいだ)】!」

と思えば……

巨大な石の固まりとなってプリズムの真下で落下!


プリズムはうまく横に転がり込んで避けて、横からバリアで弾き飛ばした


女が吹っ飛ばされていく


「マジでふざけんな!【砕硬拳(さいこうけん)】!」

岩の拳でプリズムに殴りかかる



「じゃ、さよなら」

ジブルがその刹那にショットガンを撃つ


その透明な大量の弾に女は気づかなかった


それは女の胸を一瞬にして抉っていた


女の胸から血が溢れ出し、血の海の中で、倒れ伏す

「は?おい…嘘だ!ふざけんな!こんなところで死にたくない!」



「いやぁ、悪魔族は攻撃する時に呪文みたいなの叫んでるでしょ、分かりやすいね〜、それで【さいこうけん】の時は体は守られていないみたいだから攻撃し放題!いいね〜」



「さすが、ジブルもやるね」



「おい、私は死にたくない!ハイドの作戦を教えるから!私をケミのところに送ってくれ!」

女は必死の形相で語りかける


「へぇ、じゃあ、情報を教えてよ!」



「おっけ、まずはハイドは今、カガルミナ王国の王城を制圧して、お前たちが呑気にくるのを待ってる」


「待ってるだけなのですか?」

キャンディが尋ねる


「いや、通信で指揮はしてくれてるよ、あ、これが通信機!もうぶっ壊したけど」


女が見せたそれは確かにそれは何かの機械のようだった


「で、そのまま、籠城するつもりらしい!」


「へえ、じゃあ最後に君の名前と悪魔術を教えてよ」


「私の名前はロック、悪魔術は【無敵塊】だ!これでいいか!」



「ダメだよ〜君嘘ついてるよね〜」


「はぁあ?嘘なんかつく訳ないだろ!」


「ふーん、そうかな」

ジブルは通信機の外側を透明化した


すると通信機の中身にはなんと何も入っていなかった



「これ、ただの箱だね、ぶっ壊したって言ってたのはカモフラージュのためだよね〜、あと、ハイドが籠城するってのも嘘だよね、そんな作戦ありえない」


「ちぇっ、バレたら仕方ねえな!」

ロックは悪魔の契約を取り消した



ロックの体から一匹のカメが排出された



そして、いきなり、ジブルからショットガンを奪った


それでプリズムの首に銃口を突きつける


「おい、プリズム!契約だ!お前の命は今日から私のものだ!」



「いや、意味わからないから死んでね、契約とかしないよ」


「はぁ?うっ…ぁああああ!」

ロックの腹にナイフが刺さっていた



「さよなら、私、嘘つき大嫌いなの」


「クソっ!なんでだよ!なんでだよ!ハイドはこれで契約できてたのに……」

ロックは死んだ


「あ、鍵のかけらだ!」

ポケットから鍵のかけらを発見



「さて、どうやって脱出するかだね〜」




「というより、どうして出られないのでしょうか」


「たぶん、もう一人いるよね」


「早くおわらせよう」



「いや、本当にできるだけ早く終わらせないまずい」


「どうしてなのですか?」


「たぶん帝国軍は今頃、エレスタだけじゃなくて、私達の世界を全部攻撃してる、私達は罠にかかった」



「よしそれじゃ行こうか」



「いや、閉じ込められたんじゃどうしようもないのでは…」



「あ、窓を確認してなかった」



「あれ?窓が開いてるよ〜」



「よし、ここから出ましょう」



プリズム達は屋敷から脱出した



「ちょっと待ったぁ!お前達は逃がさん!」

悪魔族の男が現れた



「ごめん時間ないの!」

プリズムは男に突進してナイフを突き刺す



「プリズム、伏せてね」

ジブルがショットガンを撃つ



「あ゙…あああああ!そんな俺が死ぬはずが…うわああああああ」

男は腹に風穴を開けられて死んだ



「よし、早く合流しに行くよ」



「あ、そういえば聞きたいことがあるのです、結局帝国ってどの様な感じなのですか?」


「いやぁ、規模が圧倒的に大きいね〜しかも皇帝のカリスマ性もねぇ」

ジブルもレイのことを言ってみる



「ああ、レイっていう皇帝なんだけど、レーザーを発射したりとにかく強くて」


「レイ…レーザーを発射?……その人知ってるかもしれません」


「え?」



「私の国の英雄と呼ばれていた者で、私たちリーフル=ウェイリバース家の祖とされる人です

もう600年以上前の伝説みたいな話ですが、ある時突然失踪したという話です、英雄王レイ・スカンタルピアス・リーフル=ウェリバース、光を操る能力者なのです」



「あれ、でもその人は人間なの?」



「はい、どの書物を見ても人間の姿で描かれているのです」


「じゃあ、多分違うね」


「どうしてなのですか?」


「だって、なんかヤギみたいな頭の怪物みたいな見た目だし、人間だったら、600年以上も生きてるわけないじゃん」


「ところが一説によると英雄王レイはあのエルフ族の血を引いているとも言われているのです」


「それは…まぁ、多分違うと思うけど、一応頭に入れておくよ」


「そういえば同じ時、そのレイという人物の双子の弟の【ナレッジ・リブレルゲーヌ・リーフル=ウェリバース】も行方不明になったそうなのです」


「もういいって」

今回も結構いい回でしたかね

それはそうと、次回からディザスタ皇帝レイが本格的に侵攻を始めます!その進撃を見届けよ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ