第80話 奇怪生命体
そのころ、エイント、フィステリア、ジャンは【雨が丘】に向かっていた……
「もうすぐ雨が丘に着くんじゃないかな」
「かなりの距離を歩いたので、疲れてしまいましたわ、少し休んでいくのはどうでしょうか?」
「もうすぐ着くっていってるじゃん、あのさぁ、休むんだったら普通着いてから休むよね、そこら辺は空気読めよ」
ジャンはいつも人に厳しい
「申し訳ございません」
「少し待て、あそこに何かがいるような気がする…生き物かもしれない」
エイントは何かを見つけた
「そうですか」
「待て!?あれはヘテロマイスクだ!死にたくなかったら逃げろ!おい!逃げろって言ってんだよ早よ逃げろやゴミ」
ジャンの顔が真っ青になる
「ちょっと待ってください、あれはいったい…?」
「ちょっと待つわけねえだろうがカス!ヘテロマイスクと戦うなんて自殺行為だからな!そんなのも知らねえのかよ能無し!」
ジャンは叫ぶ
「ワタシ!ヘテロマイスクゥ!ニンゲン!ワタシとイッショにタノシイコトシヨウゥ?」
しかし、それは逃がしてくれなかった
ヘテロマイスクに姿は異様であった
巨大な眼球に蛸のような触手がたくさんつき、背中にも眼球が20個付いている
「はよ逃げるぞ!」
ジャンは二人を抱えて超高速で走り抜ける
「ニゲルナァア!ワタシとアソビマショォ!」
「逃げられないかもしれない」
「どうしましょう」
「あのな、あいつは僕たちの眼球を奪うんだからマジで冗談じゃない」
しかしヘテロマイスクは襲いかかる
「ガ・ン・キュ・ウ・シ・ハ・イ!」
不気味な声が響いた
その瞬間、視界から光が消えた
視界が消えた
「っ!?」
「痛っ、なっ、暗いですわ!」
ヘテロマイスクは瞬く間に、三人の眼球を全て引き抜いたのだ
「僕たちはもしかして眼球を…とられた?」
「そうだよ!ノロマなお前らのせいで僕の眼球まで取られたんだよ!マジでふざけんなよ、これだけで無期懲役案件だぞ」
「待ってください!わたくしが眼球の時間だけリセットすれば問題ありません!」
フィステリアは眼球をリセット!
眼球は元に戻った
「よし、これで見えるな!」
「今のうちにぶっ潰してやるよ!」
ジャンは飛び上がってドロップキック!
するとヘテロマイスクの眼球が出血を起こした
「イキナリ、ワタシをケルナンて、チもナミダもナイ!」
ヘテロマイスクは眼球の血を撒き散らした
するとそれは、宙を舞う眼球に変わった
「何をする気だろうね、今のうちに僕も攻撃しなきゃ」エイントはキャンバスにドラゴンの絵を描いて実体化
ドラゴンが宙を舞う眼球に火を吐く
眼球が破壊できそうだ
ところが
「ガ・ン・コ・ウ・シ・ハ・イ!」
その瞬間、猛烈な閃光が迸る
宙を舞う眼球から放たれたその光線に触れた瞬間、ドラゴンは石になった
「な!?やばいだろコレ!どう責任取るんだよ!お前らがやれよ!」
「仕方ないなぁ」
エイントはキャンバスにハルマゲドンの絵を描き実体化させる
偽物のハルマゲドンはヘテロマイスクを操ろうとした
その時だった
「シ・ハ・イ!」
ヘテロマイスクは背中に大量にある眼球を剥ぎ取り、ハルマゲドンに投げつける
ハルマゲドンの元の眼球は引き剥がされ、代わりにヘテロマイスクの眼球を植え付けられた
「アハハハハ!コイツのカラダ、ノットレチャッタァ!」
ハルマゲドンが三人をあやつろうとする
「いえ、問題ありません、リセットのお時間ですわ!」
間一髪のところでハルマゲドンをリセットし、元の絵に戻す
「アハハハハ!そのトキをモドスのヤメテクレルカナァ!シ・ハ・イ!」
なんとフィステリアに眼球が植えつけられてしまった
「ロケットパンチダァ!」
フィステリアから無茶苦茶な軌道のロケットパンチが大量に発射される
「僕はフィステリアを止める…その間に本体をやってくれたらいいんだけど」
「分かったやればいいんだろ!」
ジャンは高く飛び上がりキック
回し蹴り、跳び膝蹴り、踵落とし
とにかく蹴り続けた
するとヘテロマイスクの眼球が完全に破裂した
「よし、お前は今日からメクラや!害獣は駆除な!」
「アハハハハ!リセットのジカンダァ!」
なんと操られたフィステリアがヘテロマイスクの傷をリセット
「眼球を壊せば…いいのかもしれない」
エイントは二羽の烏の絵を描いた
カラスはフィステリアの眼球を啄む!
「はぁ、わたくしが操られていましたか、厄介ですわ」
「ガ・ン・コ・ウ・シ・ハ・イ!」
閃光が炸裂した
それをジャンは足裏で受け止めた
ジャンの右足が石化してしまった
「はいはい駆除駆除!」
ジャンは石化した足で踵落としをきめる
破壊力が増した石の足でヘテロマイスクを両断した
その間にエイントは何かの絵をかいていた
「ガ・ン・コ・ウ・シ・ハ・イ!」
また鋭い光が放たれた
しかし、エイントは絵を実体化
鏡の絵だ
鏡によって跳ね返された閃光はヘテロマイスクを呑み込み、石に変えた!
「ロケットパンチですわ!」
フィステリアは石化したヘテロマイスクを砕いた
「よし、死にやがったな害獣め、あ〜足は戻ったか」
「先に進みましょう」
ヘテロマイスクはモンスターの中では最高傑作だと思ってます。恐怖を感じてもらえたら嬉しいです




