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第70話 闇を支配する者

「私は暗黒大臣のシャドだ、どうかしましたかな?」

その男は闇のオーラに包まれていた


「お前、俺を覚えてねえのか!そのお前が持ってるのはなんだ!あの時のこと、覚えてやがんだろうな!」


「ああ、あの時の男…ライト殿であったか、ご安心を、もちろん覚えておる」

男はライトとは対照的に落ち着いていた


「じゃあ、ぶっ殺されても、文句は言えねえよなぁ!」



「ふふふ、ライト殿は面白いことを言うな」


「何が面白い!ふざけてんのかこの野郎!」


「私は帝国の中でも最強、皇帝様を上回るほどの強さを持っておる、今なら見逃してやっても構わないのだが?」


「舐めやがって!」

ライトは雷を落とそうとする


「おぉっと!危ない!」

シャドはライトの影の中に入った

文字通り、影の中に入ったのだ

地面の影でも、穴のように入り込めるらしい

影の中に入られては手出しはできない


「どうなってやがる!」



「どうもこうもない、私はライト殿の影の中に入った、ただそれだけの事だ」

そして、シャドは一度影から出た




「よし、今ね!」

レゾナは破壊音波を発射、しかし


「効かぬわ!私の鍛え上げられた体はそう簡単には傷つかぬぞ!さぁ、我が影よ、こやつらの息の根を止めよ!」

シャドは影から影分身を生み出した



「分身しやがった!?」


「影分身はいくらでも出せますぞ!」

シャドは100体ほどの影分身を出現させた



「どうせ、一個一個は弱いはずだぜ!薬師術第四番:爆毒!」

ケミはウルトラかくせいやくを飲んだあと、爆発する薬剤を噴霧した、

爆風と衝撃波が広範囲を襲う

しかし、影分身は無傷だ


「ふふふ、私の分身も私も不死身である、私は見逃してやると言っておる、今のうちに逃げればよかろう!」


「ふざけんな!」


「そうか、それは残念だ!」

そして100匹の分身は剣を持ってライトに襲いかかる


「まずいわね、ライトが死んでしまうわ!」



「影、無敵、なんでだ、あいつらは何故傷つかないんだ…」



「ちょっと待ってください…影なんだったら光で消えるのではないでしょうか?」

レッドがアイデアを思いつく



「それだ」

エイントはキャンバスに天雷星の絵を描き実体化


ミニサイズの天雷星が現れる



するとどうだ、天雷星の光を浴びた影は次々と消えてゆくのだ



「な…これはまずい、なぜだ…」

と言いつつ、シャドは近づいてきて、剣で天雷星を斬って破壊する



「死にやがれ!」

ライトは上から大量の雹を落とす


「まだ私はしにませ…ぐふっ!」

ライトが何度も雷を落とした

シャドは消えてなくなった!


「ん…手応えがあまりなかったような…いや、よし、相棒の仇がとれt…」


なんと上からシャドが現れた、

……そしてライトは縦に一刀両断されていた


「きゃぁああ!ライト!」

レゾナも思わず叫んでしまう


「ライト!…仕方ないぜ!」

ケミはライトを蘇生する



「また蘇生か…まずはケミ殿から死んでいただこう!」



「待て…ケミには指一本触れさせない!」

エイントが立ちはだかる、エイントはまたミニサイズの天雷星を実体化した



「なるほど、よほどケミ殿のことを想っていらっしゃるのであろう、ケミ殿が死んだ暁には貴様はもう…立ち直れないであろうな!」シャドは大量の影分身をケミに仕向ける



「ふざけるな!」

エイントはミニサイズの天雷星を影分身とシャド本体に向かって投げつける



「ぐわっ、何故だ…」

シャドはまた死んだように見えた



「ケミ、怪我はない?」



「あたいは大丈夫だぜ、ところでエイントはさっき素手で天雷星持ってたけど大丈夫か?」



「確かに…少し怪我をしているみたいだ」


「おいひどい怪我だぜ!」

ケミはエイントを治療した

その時だ、ケミの影の中からまたシャドが現れたのだ


「ケミ殿、死んでいただきましょう」

シャドはケミに斬りかかる

鮮血が飛んだ

ケミは……上半身と下半身が分断された


「かはっ、あたいがそんなことで死ぬわけないぜ!」

ケミはなんとか傷を治す



「いい加減死にやがれ!」

ライトは何度も雷を落とす

シャドはまた消滅した


「あの、私、分かっちゃったかも!」

レッドが発言する


「どうしたの〜?」


「だからシャドが無限に再生するからくりが分かっちゃった!」



「それは本当か!?」



「はい、まずおそらく、ええと、影ってあるじゃん…で、影分身は光に当たらない限り無敵だと思うだけど、おそらくシャド本体は無限に影分身を作れるんだよ!」


「そんなの知ってるよ!」


「ここからが私の天才的な名推理なんだけど多分、私達がさっきからシャド本体だと思ってたものも影分身の一つに過ぎないと思うんだよね〜!」


「それはおかしいよ〜最初シャドが天雷星で照らされても死んでなかったよ〜そのあとライトの雷に当たって死んだんだよ」


「私もそう思ってたんですが、気づいちゃった、うん、ええと、シャドには光を防ぐ方法があったんだよ!」



「あ、もしかして、黒マントと骸骨の仮面か!」


「それそれ!でも雷を何度も当てられたり、天雷星をぶつけられたら耐えられないよね!つまり光を伴う攻撃を直接当てられると耐えられないっ!」



「おお、レッドやるな!」


「確かにもしかしたらそうかもしれないこともない」



「ということはシャドの本体は別のどこかにいるってことだぜ!」


「それなら私に任せてくれるかしら、私は音を出して跳ね返ってくる時の音と時間を使って地形や物体の位置を完全に把握できるの」レゾナは奇妙な音を出し始めた



「おいおい、これで本当に分かるのかよ?」


「ライト、黙りなさい、今誰も音を絶対に立てないでね、雑音が入ると正確に判断できないわ!」


「お…おう」


またレゾナは奇妙な音を出し始めた

そして5分後


「よし、シャドがどこにいるか分かった」


「本当か!どこにいるんだ」


「ちょっと待ってね」

レゾナは歌を歌い始めた

すると地面が共鳴し、崩れ始めた

とうとうレゾナ達は地面の下の空間に落ちてしまった


「あ、お前は!」


予想通りシャドの本体があった!

「ふふふ、何をなさりに来たのですか?」



「お前を殺しに来たに決まってんだろうが!」


「それはいけませんな、この方の命惜しくないですかな?」

シャドが指したのは、籠に閉じ込められたハイド

なんとハイドが捕えられていたのだ



「うわ、ハイド…まあいいか」


「俺はハイドの命なんか惜しくねえ」


「ちょっと、うちも死にたくないんや!」

ハイドは焦る


「仕方がないな、今ハイドを見殺しにするにはだめだ!」エイントは地面に小さな魔法陣を描いて実体化させた


そして

Shukriya(シュークリア)makel(メイケル)thot(ドット)bodery(ボォデリ)O’()pelosa(ペローサ)ims(イムシュ)reniebos(レニーボス)clothel(クローゼル)A’()beeq(ビーク)asyurain(アシュレイン)!」

エイントは防御強化魔法(asyurain)を唱えた!


「おい、今何したんだ?」



「防御強化魔法…ウィズから教えてもらった魔法だ、これでハイドは死ぬことがないはず」


「すごいわね、でもウィズのものと少し勝手が違うようだけど、ウィズはそんな長い呪文を唱えていなかったもの」



「ああ、ウィズの魔法とは根本的に仕組みが違うのかもしれない」


「ハイド殿の利用価値がなくなってしまったではないか、帰れ!」ハイドは遥か彼方まで投げ飛ばされた



「よし、気を取り直して、こいつを殺すぞ!」


「私を殺せる訳がなかろう、なぜなら私に攻撃出来ないのだからな!」

シャドは1000体の影分身を出した後、ライトの影に潜り込んだ



「ふざけんな!俺の影から出てきやがれ!卑怯者!」しかし影分身は皆に襲いかかる



「あらあら、どうしましょう!」



「ああっ…しぬぅ」

レッドは影分身に斬り殺された



「さて、どうすればいいんだ…」

ケミはとりあえずレッドを蘇生する



「くそ、俺の影に篭りやがって、どうやったら俺の影が消えやがるんだ!」



「影を消す方法ねぇ、周りを完全に真っ黒にするか逆にいろんな方向から光を当てて影を消すかかしら」



「待て…もう一つの方法を思いついた」エイントが発言する



「何だ?」


「透明なものには影ができないと思うんだ」



「なるほどね〜」

ジブルはライトの体を透明にした

するとライトの影が消えて、シャドが再び現れた


「逃がさないよ〜」

ジブルはシャドの体も透明にした


するとシャドの影も消え、同時に影分身も全員消えてしまった



「今だ!」

ライトはシャドに雷を落とした


シャドは持っていた錫杖のような物を落としてしまった



「これは…あいつの…」

シャドは錫杖を手放した瞬間、闇のオーラが薄れて、弱くなったように見えた


……


…相棒!それはこの森のお宝、【天空杖】だ!そいつを持てばお前の力が最大限に使える、それであいつをやってくれよ!……

聞こえたのは、聞き覚えのある声だった


「トア…どういうことだよ、お前はトアなのか?」



…俺は能力を使って、この天空杖を亜空間に収納しようと思ったんだけど、その途中で死んでしまったからな、逆にこの天空杖に魂を吸い込まれてしまったんだ…



「本当か?」


…さぁ、その杖に力を込めるんだ!…

……



その瞬間、ライトの体に雷が落ちたかと思うとライトを中心に竜巻が発生してその後虹の光を放った、プラズマの衣を纏っていた


「ふふふ、姿が変わっただけであろう!私の奥義【暗黒覇気】の前に生きてられる者無し!」

シャドは【暗黒覇気】を放った

闇の波動がライトを襲う



「効かねえな!」

ライトはオゾンガスを集めて自身の周りにオゾン層を作っていた


「な…なんだと!?」


「俺は宇宙を操れるようになったみたいだ!お前には死んでもらう!宇宙メーザー!」

ライトは宇宙からの閃光を杖に込めて放つ



「ふふふ、私の黒マントはすごく丈夫だからね、ライト殿の攻撃では効きませんな」



「なんだって?俺は宇宙も操れるようになったみたいだぜ」

ライトはなんと天から大量の隕石を降らした


黒マントに穴が空いたどころではない


「な、こうなったら逃げるが吉、では私はここで…」



「逃す訳…ねえだろうが!」

ライトは強力な紫外線を天から照射!

シャドに直撃!

シャドの体が燃え上がる!


「死にやがれ!」

ライトは体に竜巻を纏い、回転しながら竜巻斬り!

スパンと軽快な音と共に、肉が綺麗に裂かれる

シャドは体を真っ二つにされていた

どす黒い血が溢れていた



「ぐっ、私はもうすぐ死ぬ、ふふふふふ!」



「なんで笑ってる?」


「死ぬ前に教えてあげましょう、あそこにある卵を覚えていますか?」


そこにあったのは大きな何かの卵、トアがあの日見つけてしまった卵だ



「実はこれは怪獣の卵でね、闇を吸収することで成長して孵化するのだよ、そうなると怪獣は本能の赴くままに暴れて大地を破壊するのだ!ふふふふ」



「まさか、最初からそれが狙いでここを真っ暗に…」


「そうに決まってるであろう!目覚めよ!大怪獣よ!」そう言うとシャドは力尽きて死んだ



卵が割れ、中から巨大な漆黒の怪獣が姿を現した


今回のシャド戦はどうでしたか?シャドってけっこういいギミックボスだと思うんです。あとジブルの透明化が直接的に働いたと言う意味でも良ボスだと思ってます。


そして今回、ついにライトが新しい能力をゲットしました。

宇宙のパワーを使えるようになりました。

次回は、シャド後半戦になります

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