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第39話 輪廻の墓場

……一方レゾナとライトはと言うと



まさにドグランデの大穴に向かっていた


「あれ?ドグランデの大穴はここのはずよ、どこに行ったのかしら?」



「あれっぽくね?」

穴が何やら死体の山に覆われていた

とりあえず、死体をどかして積み上げる


「降りるわよ!」


「死体とか気味悪いな、何なんだよこれ!」

ライトは竜巻を生み出した

風に乗ってふわりとゆっくり穴を降りた



そして、ファンタージ王国へと降り立った

「よし、行きましょう」


「あ、シュークリアの実じゃねえか?」


シュークリアの果実がまだ、木に実っていた



「本当ね!」


「念の為、二つは持って帰れよ」

二つ果実をもぎ取って、ポケットに詰め込む



「分かってます」



「てか、モンスターとかどこ行きやがった?逃げたのか?」


「さあ、どうかしら?」


「そういえば、このトンネルって能力使えないんだろ?」



「まぁまぁ、モンスターもいないみたいですし……」

……



「結局、何もなかったわね」



「よし、行くぞ」


トンネルを抜けると、そこは戦場であった


そこではレッドとジブルが戦っていた


また、モンスターが暴走しているらしい


モンスターの数は圧倒的に多く、レッド達はかなり劣勢だ


「よし、私達も加勢しましょう!」


「しゃあねえな!」



レゾナは歌い始めた

いくつかのモンスターは身体が共鳴して、崩壊を始めている


「あれ?モンスターが勝手に…まぁいいや!やったー!」

レッドが喜んでいる


「よーし、次は俺だ!」

ライトは竜巻をおこした

モンスター達は巻き込まれて全滅した



「わぁ、なんか勝っちゃった!私ってばラッキーガール!」



「ラッキーだったね〜」

ジブルは一枚の金貨をくるくる回して遊びながらそう言った



ジブル達が話しているところに、レゾナ達は駆け付けた

「貴女達、怪我はないかしら」


「俺達が助けてやったんだぜ」



「ああ、そうなんですか〜、僕たちね、このモンスター達を狂わせてる元凶の場所が分かったんだけど〜、そこに向かおうと思ってるよ!協力してくれるよね〜」

ジブルがゆらゆら揺れながら話しかける


「ちなみにどこなんだ?」



「どうも輪廻の墓場って場所みたいで〜す」


「おっ!俺らも、ちょうどそこに用事があるし、ま、ちょっと行ってやってもいいか」



「なるほど、あ!もしかして…ウロボロスの宝玉ですか〜」


「ああ、それそれ!」


「そう言えば、夢司超皇神(ティラノサウルス)はどこに行っちゃったんでしょうね?」


「いや、なんかずっと寝てて起きないんだよね〜」


……


そして輪廻の墓場にて


そこは名前通り墓場であった

墓石は血濡れて、死体の山が積み上がっていた


「ここですね〜」


「気味が悪いですね」


「そりゃ、表向きは墓場だからね」



「なるほど」



「そういえば、結局ウロボロスの宝玉って結局どういう物なんですか〜?」



「ご存知ないんですか?」


「名前だけしか知らないんだよね〜」




「昔、錬金術師のアーチという方がウロボロスという怪物を作られて、それを誰かが宝玉に封印したものですよ」

レゾナはそう語る



「ねえ、それよりさっきから、血の匂いがするんだけど!やっぱり絶対何かいるよね?ジブルもそう思うよね?」


「血?」



「…おう、よく気づいたじゃねえか!」

そこにいたのは化け物だった



人の形をしているが背中にはイグアナのように棘が生え、大きな牙が剥き出しになっており、随分痩せ細ったように見える



「何だよ、あの化け物!俺がぶっ殺してやる」



「ライト、いったん落ち着きなさい!あれが何かその目で見極めなさい」



「お前ら、俺が誰かわかるか?俺の名前はクロムや!」

もちろん、クロムも幽魔傭兵軍団の一員だ!



そしてクロムは首のない死体を召喚した

「やれ」


首なし死体は刀でレッド達に襲いかかる




「もっとか」

クロムは今まで殺した者の、首なし死体全てを召喚した



「やってしまえ!」

大量の首なし兵が襲いかかる



「どうやら、こいつは死体を操る能力があるみたいだね〜」


「あ、ということは、さっきのモンスターも、一度あいつに殺された個体ではないでしょうか!ジブルさんもそう思いますよね!」


「あ〜、そうかもしれないね〜」



「この死体は身体が脆くなっていますね」


レゾナが歌を歌うと、首なし兵は崩れ始めた

共鳴させて破壊するのはレゾナの得意技だ



「死ね!」

ライトも雷で首なし兵に攻撃する



「邪魔しやがって!」

クロムは爪でレゾナ達の首を掻き切ろうとしたが


実はジブルが透明になってクロムに近づいて居たのだ


クロムは首を絞められて、動けなくなった


レッドは動けないクロムに噛み付いた



「吸血鬼風情が調子に乗りやがって!」

首なし兵がレッド達を攻撃する



「それで、そこのお前!お前さっきから歌ってんじゃねえよ!耳障りなんだよ!」


「あら、すみません!でも、私は歌うのをやめられないみたいで」

クロムは牙を立ててレゾナに噛みつこうとした


レゾナは破壊音波を発射

クロムの牙が折れる


「なかなか…面白くなって来たじゃねえか!」


また、レゾナは歌を歌い始めた


そしてレゾナとクロムの激しい攻防が繰り広げられる


レゾナの音波を掻い潜って近づく

クロムは爪でレゾナの背中を引っ掻く!

「少し痛いですが、久しぶりに戦いの楽しさを思い出せたかもしれないわね」


レゾナの歌っていた曲はサビに差し掛かった


「おい、お前が歌い終わるまでに決着をつけてやるからな!」

クロムはレゾナの歌を聴いて、楽しくなってきたらしい


レゾナは歌い続けている

レゾナはホルンを取り出した


「お、ホルンじゃねえか、演奏をにぎやかにするってわけだな、俺が吹いてやるよ」

と、クロムはレゾナに歩みよった


しかし、曲はもうすぐ終わろうとしていたのだった


「ん、何やってんだ…」

次の瞬間、クロムは地に伏し血を流していた


レゾナがホルンで叩き潰したのだ


「この曲は終わりました、さあ早く!」


「早くって…なんだよ」


「けじめに決まってるではないですか!ケ・ジ・メ!」


「は?」

クロムは理解ができなかった



「自分でケジメもつけられないのですか、仕方ありませんね!」

レゾナはクラリネットを取り出した


「それで、何をするつもりだよ!俺は死にたくねえんだよ!家族もいるんだよ」



レゾナはクラリネットでクロムの首を打った

クロムの首はあらぬ方向に曲がり

死んでしまった



「はあ、殺害完了ですね」


「すごいねぇ」


「よーし、じゃ《ウロボロスの宝玉》は持って帰らしてもらいますわ!」



今話でついに十万字達成です!いつも応援ありがとうございます。よかったらこのタイミングで評価もお願いします


<予告>プリズムの復活

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