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第37話 ジェルマの泉

ファイは船に乗っていた

そして、ファイはウェイテルを目指していた

「ウェイテルは確かこの辺のはずだが……あれは?」

また、水が汚れてるように見えた



「まあ、とにかく大蛇に話を聞こう」

こうして、ファイはウェイテルに降り立った



するとすぐに大きな影が姿を見せた

「おおファイか、何をしに来たのじゃ?」

水神の大蛇である


「お前は…大蛇か、どう説明すればいいのか分からんが……」



「…エリクサーか?」

大蛇はいった


「…え?」

ファイはきょとんとしている


「そして、エリクサーを使ってプリズムを蘇らせるつもりじゃな」


「すごい、当たってるぞ!」


「妾は星の守り神、この星で起こった事は分かるものじゃ」


「あ…そういえば、またすごい水が汚染されてるな」


「また、ハルマゲドンの余波といったところかじゃな、まぁ亜水銀ほどではないが、もうすぐ浄化が終わりそうなところだ」



「なるほどな、しかしドロップはどこに行ったんだ」


「ああ、今はドロップの野郎もいないのじゃ、薄情な奴じゃ」


「ドロップと協力しようと思ってたんだがな」


「お、誰か来たようじゃ」



見上げてみると、水面に一台の戦艦が停まっていた

メガウィングだ


「メアナイトか?」


戦艦のハッチが開く


そして、3人の人間が飛び込んできた


「大王様……なんでいるんですか?」


「俺たちもいるんで、よろしく!」

「同じく、よ・ろ・し・く♡」

メアナイト、シャープ、そしてドロップである


「は?」


「二人は何しに帰って来たのじゃ」



「シャープが集めたお宝を回収しにきたの!」


「あ、俺らこれからウェイテル海賊団になるっすから、そこんとこよろしく!」

シャープがファイに目を合わせて言う


「呆れたものじゃな!」

「で、メアナイトは何しにきたんだ」



「ふふふ、僕もウェイテル海賊団に入れてもらったんですよ、僕は大王様になんて金輪際頼りませんよ!」



「は?お前なんかいらねぇよ!」

シャープはメアナイトを殴って、そのまま地面にメアナイトの顔を叩きつける


「ぐはっ!何するんですか!?」



「はっ、やっぱり外人はクソバカね!あたしが欲しいのは君の戦艦だけよ!」

そういいながら、ドロップはメアナイトの頭を踏みつける



「さすがドロップちゃん、容赦ねぇ、ハハハハハ!」




「……すみません大王様、僕が悪かったです!もう一度大王様の元で働かせて下さい!」

メアナイトはすっかり青くなっていた


「調子のいい奴だな!お前なんか本当だったら処刑してもいいところだぞ」


「そういえば、大王様は何をしに来たんですか」


「あ〜説明がしづらいが、俺様はレゾナ、ライト、ケミ、エイントと組んで、プリズム復活計画を進めてるんだ」


「プリズム?…なぜですか?」


「なぜって、そりゃ……」


「どうして、あのプリズムを蘇らせる必要があるのですか?」


「は?お前何言って……」


「僕こそがナンバーワンです!プリズムなど要りません!」


「は?おいメアナイト!」


「大王様も必要ありません!」


「あ゙?」


「死ね!」

メアナイトの目は紫色に染まっていた

ハルマゲドンに乗っ取られていた


「またかよ!」


「ガハハ、大王よ、死ぬがよい!」

メアナイトは襲いかかってきた


「…えい!」

ドロップが指を振ると、メアナイトは床に叩きつけられた



「はぁああ!」

メアナイトはメガウィングに催眠をかけた


「メガウィングよ!ドロップを殺せ!」

空中に浮かぶメガウィングは、垂直に向きを変えて、その主砲から水中に向けて弾を撃つ!



「きゃああああ」

ドロップは丸まって岩陰に隠れている


「落ち着けドロップ!メガウィングを重力で固定しろ!」

ファイはハンマーで飛んでくる弾を全て破壊し続けていた


「分かったわよ」

メガウィングに重力がかかる

強烈な力に縛り付けられ、一歩も動けなくなった



「あと落ち着けよ、メアナイトちゃん!」

シャープはその全身から棘を発射

まっすぐメアナイトへと飛ぶ!


「棘よ、シャープを貫け!」

しかし、メアナイトは催眠をかけた



棘は向きを変えて、逆にシャープへと襲いかかる


「え?おい、ちょっと待てって死ぬ死ぬ!」シャープは棘に心臓を貫かれた



「それで、ドロップさんも死んでもらいますよ!」

夢幻の大剣がドロップを狙う



飛んでくる大剣を上手く躱すのだが、メガウィングの重力固定を緩めてしまった!


その瞬間、またメガウィングは空中で水面に垂直になるように、向きを変えて、大量の砲弾を水中に向けて撃つ


「きゃあああ!」

避けきれず、ドロップは正面から砲弾に当たってしまう


そして大きく吹っ飛ばされて岩に叩きつけられ、気絶した


「あとは俺様だけか」



「そうですよ…あれ?体が燃えている!?」

メアナイトは気づいた、自分の体が燃えていることに


「やっと気づいたのかよ」


「あ…か、からだがぁあああああああああ!」

メアナイトは燃え尽きて黒焦げの炭になってしまった



「ガハハ、今度こそ大王を消そうと思ったが、やはり難しいな!」

メアナイトに取り憑いていたハルマゲドンは逃げてしまった


「さて、これは大変じゃな、【癒しの水】!」

大蛇が振り撒く水が、三人の体を修復する!


……

「あ、大王様、今度も本当にすみません!」

メアナイトは土下座をしていた


「おいメアナイト、もう何回目だよ!」


「3回目です!」


「メアナイト、次は無いぞ!」


「わ、分かりました!」



「おい、ドロップも起きろよ!」


「うるさい!」


「で、シャープをしっかりしろよ」


「おい、マジありえねぇからな」



「あ、それで、プリズム復活計画っていうのは?」

メアナイトが尋ねた


「ああ、知っての通り、蘇生っていうのは肉体が必要なんだが」



「プリズムさんの死体は残っていませんよ」



「ところがだ、プリズムの姉のレゾナによると、プリズムは錬金術によって作られた、人造人間だそうだ」



「なんですかそれ」


「俺様もよく知らんがまあ、復活させるに当たってエリクサーというのが必要なんだ」



「もしかして、俺達にも協力してくれって感じか?クソだりぃな」


「あたし、優しいから、協力してあげてもいいかも」


「でもその話、本当かよ?」



「本当じゃよ、妾は物知りじゃからな」


「水ガミ様がいうんだったら間違いないね!」

ドロップが頷く


「で、エリクサーってなんですか?」



「エリクサーとは奇跡を起こす特別な液体じゃ」

「どこにあるの?」


「エリクサーはジェルマの泉と呼ばれる場所にあるのじゃ」



「おっ、実は俺もそこに宝を置いてたんすわ、ついでに取りに行くんで」



「ジェルマの泉ってどこにあるんだ?」

「あそこだよ」



ジェルマの泉は海藻に覆われて存在を隠されていた

「で、確か、この辺に宝を……あった!」

宝箱に金銀財宝が詰め込まれていた



「それで、エリクサーって言うのは、どこだ?」


「この泉の水こそがエリクサーじゃ」


「じゃあこれを瓶に詰めて持ってk……」




「待ちやがれ!此の水は儂のもんじゃい!その宝も置いていけやボケ!」

何かの声が響いた


「なんだ、お前?」



「儂か?儂は幽魔傭兵軍団のシアンや、ええか、儂はお前らを殺しに来たんや!」


それは首長竜のような姿の怪人だった




「ああ、敵か!じゃあ燃えろ!」

ファイが着火する


何と水中でも見事に燃える

「おい、熱いやないか!なにすんねんカス!」

シアンは体の火を消そうと転がりまわる

その度に、地形が大きく崩れて、大波が起こるのだ



「おい、重力で抑えつけろよ!」


「これでも、頑張ってるの!これ以上力をかけると、地面とか全部崩れちゃう!」

ドロップの呼吸が乱れていた



そしてシアンの火は消えてしまった


シアンは、体を大きく揺らした!

すると大波が立つのだ

「あ、ちょっと!やめなさいよ!泉に落っこちちゃう!」

ドロップが波に呑まれていく


そして、ジェルマの泉の方へ流されている

流れは、ドロップを泉の奥へ引き摺り込む


「おい!そんなところに落ちたらもう二度と上がって来れぬぞ」


「いやよ!こうなったら、あんたも道連れよ!」

ドロップはメアナイトの足をガッチリと掴む


「うわぁあああ!」

こうして、ドロップとメアナイトはジェルマの泉に落ちていった



「おいドロップ、マジか!俺は逃げるっすよ!」

シャープは水面に向かって浮上を始めた



浮上するシャープに、その大きな首が伸びる

迫る、シアンの大口

「おい、逃げんなカス!」

シャープはシアンに丸呑みにされた



「おい嘘だろ」


「何をやっておるのじゃ、ここは妾が!」

大蛇は高圧縮水流を発射!

鋭い水圧が、シアンの皮を痛めつける


「おう、痛いやないか!」

シアンがまた暴れ回る


「次はお前やボケ!」

シアンは水を吸い込む始めた

大蛇は流れに逆らえない!


「妾が負けることなど…」

大蛇は吸い込まれてしまった!



こうしてシアンはシャープ、大蛇の力を手に入れた



「これを俺様1人で倒すのか…」



「あとはお前だけやな!」

シアンはファイに狙いを定め、吸い込み始めた


「吸い込まれてたまるか!」

ファイは周囲の水に着火!


水は対流を始めた

流れに乗って吸い込みの流れからなんとか逃れる


「じゃあこれで死ね!」

シアンは大蛇の力を使って高圧縮水流を放つ


「俺様がそんなので死ぬ訳ないだろうが!」

ファイもプラズマビームで押し返す


「はぁ、ふざけんなや!」

またまた放たれる高圧縮水流

何度も何度も打たれる


「何度やっても同じだ!」

ファイも負けじとプラズマビームを撃ちまくる


水はどんどん熱せられ対流が激しくなる




「待てや!さっきから水の流れがおかしいやないか!」


「そうか!」

ファイは流れに乗り、ハンマー構えて突っ込む


「お前がやろうとしてることはバレバレや!」

シアンは近づいてきたファイに噛みついた!




「俺は絶対に負けられない!プリズムを蘇らせなきゃダメなんだ」

ファイは自身の周囲に火を放ち、シアンの口内を焼く


驚いて口を開けた隙に、逃げだす


「ふざけんなやボケ!お前は串刺しや!」

シアンはシャープの能力を使い、全身に棘を生やす


「それで強くなったつもりか?」


「そうだよ!それ以外になんかあるんか?ないやろうが!」

シアンは全身の棘を全て射出した


「そんなまばらに撃って当たるわけないだろうが!」

ファイがプラズマビームを撃つと、また対流が始まる


無数の棘が、シアンの方へ流れていく



「待て待て!こんなの避けられへんはボケェ!」

シアンに大量の棘が突き刺さる


「おいおい、そんなものか?」


「もうこれで最後や!お前は儂を舐めてるやろ!」

シアンはまた全身に棘を生やす


「また串刺しになりたいらしいな!」

ファイはハンマーを構える


「いや、直接刺したるわ!」

シアンが突撃してくる



「そうか、まぁ死んでもらう」

ファイはシアンを避ける


「どこ行ってんや出てこいや!」


「出てきてやる!」

ファイはシアンの真上からハンマーを振り下ろす


棘にハンマーが触れた瞬間、棘が割れた

皮膚が破れ、血が流れ出す


「その棘は、皮膚を無理やり引き伸ばしてるだけなんだろだから強度が弱すぎる、ちょっと叩いただけなんだがな」


「ふざけ…」

シアンの血は流れ尽くし、息絶えた


すると中から、大蛇、シャープが出てきた



「おお、助けてくれたんすか!マジ感謝っすわ!」


「さてと、次はメアナイトとドロップをどうするかだな……」



今回は水の対流現象を活かした戦いを書いてみました


さて、次回は物語の根幹に関わる重要エピソードですので見逃さないでくださいね!

<予告>泉の下には隠された国があった!謎の種族エルフとは……

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