第34話 ウェイテルとの再会
「あれ?」
メアナイトは目を覚ました
しかし、問題は目が覚めた場所である
木が生い茂り、猿や虎が彷徨く場所
なんだか蒸し暑い
そこは……ジャングルの中だった
「さて、ここからどうやって脱出しましょうか?う〜ん、大王様も無事だといいんですがね」
しかし、幸い近くには巨大な戦艦も落ちていた
メガウィングである
「こんなところにメガウィングが!よしリベンジです!」
メアナイトはメガウィングにすぐさま乗り込む!
そして人工小惑星ハートフルへ向かうのだった
そして、メガウィングは宇宙空間をどんどん進んでいた
ところがだ、ある一つの生命体に見つかってしまった!
「な、なんですか!これ……」
それは、巨大なミミズであった
しかしあまりにも大きかった
あの、ファンタージで討伐した大ミミズとは比べ物にならない大きさだ
そのミミズが、宇宙空間を泳ぐように進むのだ
「お前がメアナイトだな!死にたくなければここから出ていけ!」
メアナイトの脳に言葉が直接響く
「言葉を話す、ミミズ!?じゃあファンタージの時みたいに飼い主がいるはずですね……どうしましょう」
「言葉を話しているのではない!今は念話を使っている!」
「念話……だから音が出ない宇宙空間でも……ん?ちょっと待ってください!どうして僕の声が聞かれてるんですか!メガウィングの中の声なんて聞こえるはずが……」
「私はお前の微かな声を聞き取れる!宇宙空間だろうが私の領域ならば関係ない!降参せよ!」
「降参なんてするわけないでしょう!」
メアナイトは砲弾を装填し放つ!
宇宙空間では、砲弾に重力はかからない
真っ直ぐとミミズへと進む
さらに何発も砲弾を打ち込む
「これがお前の攻撃か?幽魔傭兵軍団の番犬を舐めているのか?」
ミミズの体は硬く、全て弾き返されてしまう
「ああ、少し舐めていましたね、もうあなたの殺し方がはっきりとわかったのでね、砲弾よ!一つに集い、我の思うように動け!」
その瞬間、砲弾は全て一箇所に集まり、団子のように丸まり始めた
そして砲弾の団子はまっすぐミミズへと向かっていく
「大きくても無駄だ!こんなもの!」
ミミズはその口内の無数の歯ですり潰そうと、口に入れる
が、そこで団子は加速する
そして、体の奥まで突き進み、そこで、弾丸を飛散させる!
体の奥で弾丸が爆発して、内側からミミズを穿つ
「ははは、成功ですかね?」
「成功のわけが……ないだろうがァ!」
ミミズの体から、さらに2本の体が枝分かれして生える!
「な……なんで」
「さぁ、死んでもらおう!」
ミミズは3本の胴体を使い、メガウィングの周りを囲い込む
「まずいですね……」
ミミズは、メガウィングの上に覆い被さり、巻き付く
メガウィングが軋み始めていた
「はぁ、しょうがないですね、必殺技、使わせていただきますか」
メアナイトはティラノサウルスの牙に力を注ぎ込む
「そんなものは使わせない!しねぇえええ!」
ミミズがどんどんメガウィングを締め固めていく
「時間切れですよ!【処刑の刃】!」
空からは、|血濡れた三角形の鋭い刃が大量に降り注ぐ
ミミズの体は最も簡単に切り刻まれ、息絶えた
「まったく、とんだ邪魔が入りましたね」
「あれ、確かこの辺にハートフルの本部あったはずなんですが」
「あれ?あそこに空飛ぶ帆船?」
メガウィングに小さな空飛ぶ帆船が近づいて来ていた
「……まさか宇宙海賊ですかね、これは逃げなければ」
しかし逃げられない、謎のエネルギーで帆船に引っ張られてしまうのだ
「おい、逃げんなよ!使えねぇな!」
「あたしのために捕まりなさい!」
何者かがメガウィングに侵入した
「命だけはお助けを!本当にああああああああ!」
「うわっマジありえねー、だっせ」
「あたし達の事、覚えてないの?」
侵入した男女の顔には見覚えがあった
「ああ、ドロップ女王とシャープさんじゃないですか、こんなところで何してるんですか?」
「ああ、トレジャーハントつうか、ちょっと国が金なさすぎんだよね!ちょっと予算確保しにきたんすよ」
「勘違いしないでよね、ウェイテルは元々、海賊の国なんだからね!」
「へえ…そうなんですか」
「それでさー、あそこの真っ暗な場所行こうと思ったんだけどあそこに行ったら、船がなんか溶け出して、ヤバかったんすよ」
真っ暗な場所というのは人工小惑星ハートフルのことだ
そこはもうハルマゲドンの闇に呑まれたのだ
「なにしに行ったんですか?」
「そりゃ一攫千金めざしてに決まってんじゃないっすか!なんか金目の物ありそうっしょ!」
「あ、そうそう!君もウェイテル宇宙海賊団に入らない?入るよね?」
「ええ?入るわけないじゃないですか」
「入れよ!ったく、ノリ悪りぃな」
「…入ります」
「じゃ、まずラララプラネットに帰ろうよ!」
「はいはい、わかりましたよ!ハートフルに行くのは危険そうですし」
……こうしてエレスタに戻った
「そういえば、言っておかなければいけないことがあります……プリズムさんが死亡しました」
「は?プリズムってあの強い人でしょ〜?死んだの!?」
「えっ、マジかよ?」
「本当なんです、ハートフルにやられてプリズムさんは……」
「あ、そういやウェイテルのアジトにお宝を回収しに行きたいんだけど、いいよな」
「勝手に行ってくださいよ」
「お前らも来るんだよ、ちょっとお宝も分けてやるからよ」
「もちろん行きます!」
笑顔で承諾するメアナイトだった
………
「……ガハハ、誰も気づかぬとは!」
メアナイトの体に、ハルマゲドンは密かにも侵入していた侵入していた
さて、今回は面白かったでしょうか?
てことで、シャープとドロップ、なんとメインキャラになります!
<予告>ハートフルによるプリズム蘇生計画




