第31話 希望の魔法使い
「はぁ、やはりエレスタ城は遠いね」
「もう少しの辛抱ですわ」
「しかし、おそらくまだ幽魔傭兵軍団とやらが僕たちを狙ってる、ほら、今もね!」
アイムが指差しら先には、ヤマネコのような姿をした怪人が立っていた
「ジバシンボソギジャ・ゴ・ネギゴ・ダザ!」
訳の分からないことを言っている
ヤマネコのような、豹のような姿
昼間でも、はっきり分かるぐらい瞳が明るく発光していた
「気持ち悪いなぁ」
「ゴギギゴグザ・ラヂビセバギ!」
喚きながら、ギラギラ目を光らせている
「警戒しておいた方が良さそうですわ」
「ギラザ!」
その怪人が爪を立てて、リトに飛びついた
その瞬間、怪人を見失ってしまった
怪人はアイムの背後にいた
「ゴゴギ・ゴゴグギス!」
怪人は爪を振り上げる
「なんて速さだ!」
アイムは怪人に引っかかれて、傷を負う
「アイムも、もっと時のギアをあげられませんの?」
「ダメだ、これ以上は僕の体が持たない」
アイムは間合いを詰め、切り掛かった
しかしそこに怪人はいなかった
アイムは背後から噛みつかれていた!
「ロケットパンチですわ!」
リトはアイムの背後の怪物にロケットパンチを打ち込みその体を叩く
「ビリンギパ・ラジバビゲラデデギス!」
「だめだ、速さについていけない!」
「ギゼジョ・パガパベリジョ」
怪人が光り輝き、何かをしようとしている
「まずいぞ、これは、まずい」
そして、その瞬間、怪人の瞳から閃光が放たれた
「な、なんだ今の光は……」
「なんだか疲れたような……眠くなるような……」
リトはそのまま、倒れて眠ってしまった
「しまった、やられたな……」
アイムにも眠気が襲いかかる
アイムも結局倒れてしまう
ひとまずアイムは時のギアを0にした
が、リトは無防備な状態で眠ったままだ
「ボンゲゲル・ゴセグロサダダ!」
怪人が、爪をむけてリトに飛びつく!
そして、リトの体に噛みつこうとした
が、そこまでだった
天から雷とともに、一人の人間が舞い降りた
魔術師ウィズが駆けつけたのだ!
「やらやれ、危なかったですな」
「ザセザゴラゲパ!」
怪人は、リトに興味がなくなったのかリトの体を投げ捨てる
現れたウィズを睨んでいる
「brias!」
ウィズは拘束魔法を唱えた
ウィズの体から、光の手が何本も伸びる
そして、その光の手は怪人の体をがっちり掴んだ
「ゴラゲビゴセパドレサセバギ!」
怪人はその爪で、伸びる光の手を断ち切る
そして、ウィズの方へ突進する
「む、なかなか強い……」
そして、その爪は伸び、ウィズの首を狙う
「zavirhythm!」
ウィズは加速魔法を唱える
そして、目にも止まらぬ速さで怪人の背後を取る
「ベルセ!」
また怪人の瞳から閃光が放たれた
光は確実にウィズの瞳へと入ってしまった
ウィズに眠気が襲い掛かる
「儂が眠る前に君が眠れ、brazen!」
ウィズは天罰魔法を唱えた
爆音と閃光が爆ぜる
怪人に裁きの雷が落とされた
きらめきのなかで灰となって崩れ落ちた
が、ウィズの大きな反動を受ける
おもわずふらついてしまう
「ぐっ、これしきの事では倒れるわけにはいかぬ」
ウィズは力を振り絞って立ち上がる
「zalamael!」
ウィズは解眠魔法を唱える
アイムと、リトは眼を覚ました
「ウィズ君!助けてくれたのかありがとう!」
「あら、ウィズは久しぶりですわね」
「……そうか、リトめ、遂に正体を表したのか……」
「あら、ウィズはご存知だったの?」
「リトがデスロザンに来ておらんから、生きていることは分かる、そしてフィステリアがそうであるとは当たりをつけていた」
「……なるほど、まぁいいですわ」
「さて、あとはベント君だけだね」
こうして、エレスタ城へと向かっていくのだった
今回の話は少し短くなってますね。
まぁウィズの強さが分かったところで、今回は終わりです。
ところで今回の怪人にはモデルがあるのですが、分かりましたか?
<予告>ベント、ついに現実世界に復活!




