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第30話 リセットのお時間

「はあ、まだまだエレスタ城まで遠いな」




「おやおやおや、スカイシアが見当たりませんね、そこのお前、スカイシアと名乗る人は見なかったか?」

三角形の頭に、緑色の衣服を、腰から吊り下げて、空中をふわりとういている、こんな怪人が現れたのだ


「ああ、その人ならさっきいきなり襲いかかってきたよ、始末しておいた」


「始末?な、お前……まさか勇者アイムか!スカイシアに何をした!」


「スカイシアなら、ここにいるじゃないか!」

アイムは自身の足元を指差す


そこには、砕け散った上に、アイムに踏まれてぐちゃぐちゃになった血塗れの肉片があった


「は?スカイ……シア?スカイシァア!なんでこんなぐちゃぐちゃにしたんだ!」


「正当防衛だったんだ、ごめんよ!殺しにかかってきたんだから息の根を止めておかないとって思ってね」


「お前、俺たちがバケモンかなんかだと思ってるだろ?こんな見た目でも俺も人間だ!」


「関係ない、僕を殺しにくる奴は惨殺することに決めてるんだ!」


「……それが勇者、ヒーローのすることか!」


「勘違いしないでほしいな、僕は正義のヒーローなんかじゃない、でも僕なりの正義はあるんだ、さて、君もどうせ僕を殺しにきたんでしょ、名前だけ聞いといてあげるよ」



「私はショック、幽魔傭兵軍団の者だ!」


「ふ〜ん、じゃあさ、僕のこと殺したいって思う?」


「当たり前だ!」



「それは残念だな、また人を殺さなきゃいけないのか」



アイムは時のギアを上げて斬りかかる


しかし次の瞬間、ショックは霧のようにその姿を消した


「な、どこだ!」



気づけば、深い霧で覆われていた

アイムはショックを見失った

いや、もはや何も見えない

「しまった」


「いくら速く動けても、何も見えないとは残念だな!」

ショックは口から衝撃波を放った!


黄金の波動がアイムを穿つ!

衝撃波に当たった途端、電撃が神経を駆け巡り、その心臓の鼓動を止めた



「ははは、これで勇者は死んだ!このまま人類を皆殺しにしてやろう!」


「そこまでですわ、止まりなさい!」

フィステリアが駆けつけた



「飛んで火に入る夏の虫とはまさにこの事、お望み通り血祭りにして差し上げましょう!」



「その前に、リセットのお時間ですわ!」

時がどんどん巻き戻る

アイムが蘇る


……


「あれ?死んだと思ったけど、フィステリア君が助けに来てくれたのか」


「ええ、一緒にこちらを討伐しましょう」


「聞きたい事がいっぱいあるけど、とりあえず後にするよ」


「おやおやおや、なぜ時が戻ってる!?」

ショックはまた霧のようにその姿を消した


そして、周りを霧で覆う!


そして、口からまた黄金の衝撃波をフィステリアに放つ


咄嗟に岩場の陰に隠れてやり過ごす



「隠れても無駄だ!俺はこの霧の中でもお前らの姿が見えるぞ!」


「残念だけど、君の声で大体の位置はわかったよ!」

アイムはショックがいる方向に斬りかかる!



ショックは攻撃を防げず、顔面には大きな傷ができていた


「こんなところで死んでたまるか!」

ショックは衝撃波を放とうとした、しかし出来なかった


ロケットパンチに当たったことで、口の部分が損傷しているのだ


口から衝撃波を放つのだから、口を怪我すれば放てないのだ



「ロケットパンチですわ!」

そして放たれるロケットパンチ



今度も避けられない、腹に直撃する


内臓が壊れて、口から血を吐く


そして、倒れ込んだ



「よし、じゃトドメだね」

アイムは、ショックの上半身と下半身を両断し、眼球に剣を突き刺して、そのまま脳まで貫いた



「我r、は…不滅…d…」



ショックは死んだ

「これで一件落着ですわね」


……


「それで、君はあの時、ハルマゲドンの闇に呑まれて消えた様に見えたんだ、どうやって戻ってきたんだい?」

アイムは質問する



「わたくしはその後、謎の空間に転移しました、そこで抜け道を見つけまして、脱出する事ができましたわ」



「そういえば、さっき時間が巻き戻った気がするんだよね、もしかしたらリト君が見守ってくれているのかもしれないね」



「ねえ、そのリトという方はどの様な方でしたの?」



「リト君はねえ、【世界やり直し】っていう能力を持ってたんだ、すごい頭が良くていい人だったよ」

アイムは遠くを眺めながら話す


「なるほど……」

フィステリアはそわそわしながらアイムヰ見ていた


「そういえば、君は少し、リト君に似てるね、リト君も緑色の髪をしていたよ、君を見ているとリト君のことを思い出してしまうな」



「へえ、ではわたくしがそのリトだと言ったらどうされますの?」


そういった瞬間、アイムが固まる

「……そ、そんな訳ないじゃないか、だいたい君とリトでは能力が違う」



「へえ、ではこれではどうでしょうか?」


フィステリアはウィッグと丸メガネ、そして両手につけた鋼のグローブを外した



「え?その…グローブは?」


「これは力を引き出す特殊なグローブですの」



「な……なるほど、そう来たか……さすがリト君だ……じゃあさ、何があったか教えてくれるかい?」


「……わたくしは10年前プリズムに敗れた後、ハルマゲドンの闇に呑み込まれ、謎の空間に閉じこめられました、

でも、レゾナさんやパシーさんに協力してもらい脱出に成功しましたの!

しかし、このままではハルマゲドンから命を狙われるかもしれないでしょう?

そこでわたくしは能力を偽装し、

大商人フィステリアとして、生活することにしたのですわ」


「なっ、なるほど……いつもリト君には驚かされるね、本当なんだね」


「ええ、困惑するのも無理はないと思いますわ」



「でも今まで気づかなかった…ごめん」




「わたくしこそ申し訳ございませんわ、このことはレゾナさんとパシーさんにしか教えていませんでしたが、今はハルマゲドンから身を隠す必要もございませんので」



「よし、じゃあまずは、エレスタ城を目指そうと思うんだ」



「いいですわね!」


さて、なんと先代国王ベントを殺したリトは、フィステリアと同一人物でした!これは第1章である程度分かった方もいると思います!

まぁ、まだロケットパンチについては疑問があると思いますが、それは第3章にて明らかにするつもりです。

<予告>魔道士ウィズが本気を見せる!


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