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第25話 多く為て、一つ成る物

前回までのあらすじ

空中戦艦ギガウィングの設計図を手に入れるため、デスロザン冥国にきたプリズム達。

魔道士ウィズや、先代国王ベントと話をつけて、ようやく設計図をもらえると言うことになったが……データ保管庫は侵食されていた

怪物はデータ保管庫を捕食していた


「なんや、あれ?」


「あ?バケモン来たんやが?ワイの管理が甘かったか」


データ保管庫を侵食していたの怪物は、ボールのような形をしていた


いや、デスロザンの亡霊達がまるでボールのように集まり、団子のように固まり、異形の球体を構成しているのだ


「美味イ、美味イ、ヤミーヤミー!」

保管庫をバリバリ喰っているのだ


「おい、やめろや!」

ベントが叫ぶ


「喰ウ、邪魔スル、殺ス!」



「これあれや、たぶん変異型群体悪霊(レギオン)や」


「レギオン?」


「そうや、怨念のこもった死人があんな風に集まって暴走すんねん」


「儂も戦いましょうか」

そこに、ケルベリオンに乗ったウィズが風を切ってやってくる



「おう、ウィズ頼むで!」



「あれ、どうするんですか?」



「邪魔、殺ス、僕ラ、強イ!」

レギオンから何人かの霊が剥がれ落ち、プリズム達に突進してくる



「失せろや!」

ハイドが津波のように大量の水で流し出した



「あれ?これ余裕じゃね?」



「油断スル者、死ヌベシ!」

レギオンはゴロゴロ転がり出した


驚くべきはその速さ、転がっているだけなのに、鉄道の様なスピードなのだ


そして地面を抉り、周りのものを踏み潰しながら、迫ってくる


「なるほど、素早い奴じゃな!」

ウィズは何か分析しているようだ


「撃ツ、撃ツ!死ネ!」

レギオンは霊を弾丸のように打ち出す



「何ですかこれ!」

メアナイトが悲鳴をあげる


霊と言っても見た目は生きた人間となんら変わらないのだから、気持ち悪いったらありゃしないのだろう



「プリズム、何か作戦はあるか?」


「ファイもたまには自分で行動して欲しいんだけど、まあいいや、結論から言うとね、生身で戦うのは相当厳しいと思う!」


「どうするんだ?」


「わからないけど、おそらくベントとウィズのどちらかが何か用意してるはず!」



「その通り、今回は戦闘機を用意したんやで!」

灰色の戦闘機が、いつのまにか用意されていた


「何人乗れるんだよ?」



「えーと、4人やな!」



「うーん、ベント、ファイ、ハイド、メアナイトは戦闘機に乗ってよ!」




「いいけど、プリズムは何するつもりなんだ?」



「まあ、それはどうでもいいから、とにかく乗ってよ!」


「ええ?」


……



「よし、じゃあ、私とフィステリアはケルベリオンに乗せて貰おう!」



「仕方ない、乗せてやろうか!」



「よーし、行くよ!」


「無駄、無駄、命、朽チロ、死ネ!体ヲ止メテ死ネ!」

レギオンはハイドを呪う



ハイドの体には、怨念のこもった負のエネルギーが纏わりつく


「なんやこれ……あかん、体が、動かへん……」

ハイドは倒れて動かなくなった!



「プリズムは防御に、フィステリアは攻撃に徹せ!儂はケルベリオンを操ろう、儂に逆らうな!」

ウィズは真剣な表情をしている


「おい、ワイは操縦に専念するから、メアナイトとファイで攻撃してけ!」

戦闘機上で指示を出すベント



レギオンは転がりながら霊の弾丸を撃ち続けている

「攻撃開始ですわ!」

フィステリアがロケットパンチを連射する



しかし、攻撃を加えても何故かすぐに修復されてしまうのだ!

ダメージを受けた悪霊が剥がれ落ちても、また別の悪霊が引っ付き、その悪霊の団子は崩れることがない


「プリズム、攻撃が来ますわよ」


「分かってる!」

プリズムが悪霊弾丸を跳ね返した


跳ね返された弾丸はレギオンを構成する悪霊の、半数のほどを引き剥がし損害を与えた



「よし、今だ!お前らも追撃しろ!」

ファイが呼びかけながら、プラズマビームを連射する、動く戦闘機に乗りながらでも、正確に撃てるようになった様だ



「もちろんですわ!」

フィステリアも負けじとロケットパンチを何度も何度も放つ



「痛イ、悔シイ、オ前ガ憎イ!死ネ」

レギオンがうめいている

「結構、ダメージ与えたんじゃない?」


「まだ、油断ならんぞ!若者よ」


「見てください、敵がスピードアップしていますわ!」


「ねえウィズ!もっと速く動けないの?」


「タメ口で話すとはいい度胸だな、文句の多い奴め、しかたない、zavirhythm(ザビリズム)

asyurain(アシュレイン)!」

ウィズは加速魔法(zavirhythm)防御強化魔法(asyurain)を唱えた


魔法を使った反動で、体勢が崩れたウィズが一瞬立膝をつく


「大丈夫?()けそうになってたよ?」


「儂の魔法は何でも出来るわけではない、強力な魔法はそれだけ反動が大きい」


「え?なにそれ?魔法使ったらどんどん寿命でも吸い取られるの?」


「代償を払うと言う意味ではないな、例えばお前もずっと走っていたら疲れるだろう、魔法も疲れるものだ」


「じゃあいいよ」


「まぁ、代償を払う魔法もないわけではないがな……例えば……いや今はいい」

ウィズは何か言いかけていたが、口を閉じた


「おい、メアナイト!また必殺技撃てよ」


「すみません、今は必殺技が思いつきません!無理ですよ!」



「ふざけるな!役立たず!能無し!」



「そんな…ひどい」



「死ネ死ネ死ネ!」

レギオンは自己再生した!

ダメージがみるみるうちに回復する


しかし、ファイもプラズマビームを最大までチャージしている



「ああ、埒があきませんわ!」

フィステリアは何度も何度もロケットパンチ

レギオンの体が壊れていく



「よし、今だな!」

ファイはチャージしたプラズマビームを発射した


しかし、その軌道も僅かに逸れてしまった

「あ、まずい!ちょっとズレたぞ」




「任せてよ!」

プリズムは遠隔でバリアを出して、プラズマビームを反射させて角度を変え、レギオンに当てる!


レギオンがついに完全に崩壊する



「…憎ィ…我ノ混沌ニ飲マレテ…死ンデシマエ!」

レギオンの体から光が漏れ出し、中から何かが現れようとしていた


体を覆う悪霊は、全て剥がれ落ち

中から巨大な何かが現れた



「先程ノ物ハ、我ノ外殻ニ過ギヌ!我ハ【混沌】ヨリ出デシ巨人ナリ」


今まで戦ってきた敵とはまるで比べ物にならない程大きい、いや大き過ぎた


それは人の姿をしていた

それは巨人であった



「デカすぎんだろ!どうすればいいんや?」ハイドはようやく呪いが解けて、動ける様になった様だ


「我ニ()テルト思ウナ、今、直グ白旗ヲ()ゲ、降参シ、我ニ()(クニ)ノ領土ヲ捧ゲ、出テクノダ!」

混沌の巨人が正拳突きをかますと、戦闘機は大破し、落ちてしまった



「よし、ほな合体しよか!」


「分かりましたぞ、mefikelt(メヒケルト)!」

ウィズは合成魔法(メヒケルト)を唱えた


戦闘機とケルベリオンが光に包まれ

一つになる

戦闘機のパーツがバラバラになり、ケルベリオンを包む鎧となる

合体!バトルスーパーロボだ!


ちなみにプリズム達とウィズは邪魔なので放り出されてしまった!


「よし行け!ワイのバトルスーパーロボ!」ベントはロボのコックピットに乗って操縦を始めた


「ホウ、貴様ラニモ考エハ在ルノカ、然シ無駄ナ事!」

混沌の巨人が殴りかかる



「そんなパンチは効かんねん!」

ロボの腕で衝撃を簡単に吸収し、逆に巨人を殴って吹っ飛ばす


「笑ッテラレルノモ、今ノ内ダ!」

巨人はまた殴りかかる、今度は助走をつけてのパンチだ


「殴るしか出来へんとか終わりやん、ワイは蹴りもできるで!ウルトラキックや!」


「我モ蹴リグライ入レラレル筈ナノダ!」

巨人は蹴りを試みたが、慣れないのか派手に転んでしまった


「これで終わりや!」

ロボは巨人の足を掴んでグルグル回転した後、遠心力で投げ飛ばした!


巨人は、岩場に当たってそのままめり込む

しかし、次の瞬間、傷だらけの体は見事に再生していた



「フハハ、我ハ何度デモ蘇ルノダ!混沌ハ無敵ナノダ」


「どうせ、どっかに弱点があるんだろ!」


巫山戯(フザケ)ルナ、私ハ完璧ナ存在ダ!弱点ナド在ル筈ナイダ!」


「はぁ?ワイの分析装置はどんな弱点も見逃さんからな!さて、お前の弱点は背中にあるコアやな!」


「黙レ!」


「死んでくれ!」

ロボは巨人の体を掴み、背中から床に叩きつけた


衝撃でロボの背中のコアは破裂してしまった


「ガ…負ケ…タクナイノダ!」


「グアアア!」


混沌の巨人から光が漏れ出す


混沌の巨人は


ギガントゾンビに変身した

腐った肉体を引きずって歩き始めた


今回のボス戦はどうでしょうか?まだボス戦は続きます!明日も楽しみにしてください!あとよかったら感想をお願いします!

<予告>強敵ギガントゾンビ相手にプリズムが無双!?本気出したプリズムは最強だった。そしてベントの口から語られる宇宙教会ハートフルの実態!?

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