第13話 列車に乗って
前回までのあらすじ
現れたハートフルのメンバーである勇者アイムに、ハルマゲドンの肉片を奪われてしまった!だがアイムはメアナイトに何かを伝えたようで……
「メアナイトもあいつの言うことなんか気にせんでええで」
「でもアイムさんは結局何者なのでしょうね?勇者アイムとして有名ではあるんですけど素性はよくわからないんですよね」
メアナイトは気になってしょうがないみたいだ
「まぁアイツは掴みどころのない奴やから、うちもよう知らんわ、」ハイドが説明する
……
「おい、メアナイト大丈夫か、ぼうっとして」
「大丈夫ですよ、考え事をしていました」
「そうか」
「ちょっと確かめて来ます」
「おい、どこ行くねーん!」
……それから10分後
「はあ、はあ、ここですね」
メアナイトはエレスタ城の中にいた
メアナイトは先代国王のラボに入っていた
「もし、本当なら…」
メアナイトは先代国王の椅子にゴッドソードを突き刺した
すると椅子が二つに割れ、地下に続く階段が現れた
階段を降りると小さな部屋にたどり着いた
そこにはピカピカの鎧と巨大な大剣、そして綺麗な兜そして一つの手紙が置かれていた
手紙にはこう書かれていた
メアナイトへ
この手紙を見つけたいうことは、やっとあのゴミ剣を捨てたんか
お前はワイの最高傑作という言葉を間に受けて大事にしてたんやろうな、あんなんゴミ以下や
でもお前は自らの愚かさを認めて、剣を返しに来たんやな、褒めてやるわ、それが一人で分かったらの話やけど
リトによるとワイはもうすぐ誰かに殺されるらしい
そこに置いてあるのが本当の最高傑作の《夢幻の大剣》、《ドリームアーマー》、《魔神の兜》だ、どうぞ有意義に使ってくれや
byベント
「ああ…」
「でも、こんな重くて大きな剣どうやって持つんだろう」
……
「……そういうことですか」
メアナイトは夢幻の大剣に催眠をかけた
「剣よ我が意思のままに!」
メアナイトは夢幻の大剣を自由に動かせるようになった
夢幻の大剣はメアナイトが思ったとおりに宙を舞い、擬似的に振り回せるようになった!
……
メアナイトは、国衛軍基地で部下のエッジ大将と会っていた
「元帥!帰ってきてたんですか!あれ、それは、新しい装備ですか?」
「これは、先代国王が遺していた装備です、たった今、発見したんですよ」
「先代国王…ベントさまが」
「ええ、先生が…」
「ねえ、エッジ大将、引き続き頼みますよ」
「メアナイトどこ行ったんだ?」
プリズム達はエレスタ城でメアナイトを探していた
「もしかして先代国王の部屋じゃない?」
「そうかもしれないですわ」
「行くで」
プリズム達は先代国王のラボの扉を勢いよく開けた
「おーいメアナイト!」
メアナイトはそこにはいなかったが、メアナイトが別の部屋から駆けつけてきた
「あ、皆さん探してくれてたんですか?」
「おいメアナイト、なんだその鎧は?」
「すごいでしょう」
「質問に答えろ」
「そこで見つかりました」
「…その鎧親父が作ったものか」
「はい」
「やはり…俺様の分は?」
「ないですよ」
「まあ良いか」
「大王様これからどうしますか」
「次の目的地に行こう」
「それなら次はハラルド火山があるホムランド大聖国に行きましょう」
「おお、何しに行くんだ」
「無限のエネルギーを持つ《ハラルドのマグマ》を少し貰っちゃうんです」
「どうやって」
「この先代国王様が作った専用の回収瓶で取ります」
「分かった」
「よーしいくぞっ」プリズム達もまた着いていくつもりだ
「申し訳ございませんが、わたくしは行きませんわ」
フィステリアは行くつもりがないようだ
「なんで?」
「エレスタを留守にするのは心配ですもの、ここは私がエレスタを見守っておきますわ!」
「じゃあそれで!」
……次の日
4人は今エレシュタイン駅にいた
「なんか鉄道で行くのが早いらしい!」
「プリズム、それ誰から聞いたん?」
「フィステリアから」
「あっそう」
「このホムスタ鉄道って言うのに乗るんだって」
「待て、ホムスタ鉄道ってたしか、ホムランドからエレスタに石炭を運ぶやつちゃうんか?」
「ハイドさん、情報が古いですよ、ホムランドではある時から石炭が取れなくなって、一度鉄道は廃線したんですが、7年前に旅客鉄道へ転用されることが決まったんですよ」
「そうなんか」
「まぁ、あそこから石炭が取れなくなったのは、こっちが搾取しまくったからなんですけどね、ハハハハ、結局工業化できた国が勝ち組なんですよ」
「今は何が主な産業なんや?」
「それがなんと油田が見つかっちゃって、いやぁ、また搾取が楽しいですよ」
「おい、メアナイト…そういうのは程々にしろ…くれぐれも戦争だけは起こすなよ」
「文句があるんだったら大王様が自分でしっかり外交もやったらいいんじゃないですか?」
「メアナイト…俺様はいつでもお前の首を切れるからな」
……
「ホムランドまで一人1980エルトもかかるのか」
ファイは4人分の切符を買って渡した
「よし、あの電車に乗るぞ」
4人は乗車した
「それにしてもホムランドってどんな国でしたっけ」
「なんか温泉とか鍛治とか色々有名だろ」
「大王様、ウェイテルと違ってホムランドはよく知っているんですね」
「まあな」
「なんか、暇やなあ」
ハイドは座席で横になってる
「この電車私達しかいないよね」
「いやいや、ボクもいるヨォ!」
奥の車両から気味の悪い声が聞こえた
「なに?誰かいるの!」
「そう、ボクがいるヨォ!」
声がどんどん近づいてくる
どんどん、プリズム達がいる車両に近づいている
「誰だ?」
「誰かと聞かれれバ、ボクはモンスターのマャーミーだヨォ!」
ドアから現れたのは、緑色の肌の一つ目の化け物
「うわっ、なんだこいつ?」
「ゴミを見るような目だね、許せナイ!」
その一つの大きな瞳が、赤色に染まり始めた
「ん?なんでモンスターが!」
ハイドも座席で寝ていたが飛び起きた
「僕はモンスターのマャーミーだヨォ!キミはボクを受け入れてくれるかナァ?」
その体から溢れ出る体液が、意思を持ったように動き、ハイドに浴びせかかる!
「気持ち悪いなぁ!【流】!」」
ハイドは水流で体液を洗い流す!
体液は水から逃げるようにマャーミーの方へ帰っていく
「み…水!?ボクを受けいれないんだネェ!許せないネェ!」
マャーミーは体液を大量にぶち撒ける
すると、床を流れる体液から細胞が溢れる
20体ほどのマャーミーが生まれた
「雑魚が何匹集まったところで…」
メアナイトは夢幻の大剣に催眠をかけ、その手に収める、
「はぁあっ!」
夢幻の大剣を一振りするとマャーミーが5匹吹き飛んだ
大量の体液が飛び散る
「あと16匹」
そのまま3回剣を振り回したところで、残り8匹となっていた
ふとメアナイトが夢幻の大剣の柄の赤いボタンを押すとドリームアーマーと魔神の兜が勝手に装着された
「おお!」
そのまま暴れ回ると
マャーミーはあと3匹ほどになった
「邪魔だ」
ファイがハンマーで残りを潰した
が、まだ一体残っている
「後はお前だけだ!」
ファイがそのハンマーを振り下ろそうとするが
「ボクはひとりなのは受け入れないからダァ!」
「どう言う意味だ!」
「そして、ボクを受け入レロォオオオオオ!」
マャーミーは体を完全に液状化してファイに飛びつく
その体液がファイの体に浸透していく
「が…なんだ、これは!体が……受け入れル!ボクのものダァ」
ファイの脳はマャーミーの細胞に侵されれしまった
「大王様が!どうしましょう!」
「ちょっと待って、さっきハイドが水かけた時に怖がってたように見えたんだけど……」
プリズムがそう言った
「待て、水はやめロォ!ボクを受け入れない水はヤメロ!」
「残念やなぁ!【流】!」
ハイドは水を放つ
ファイの体が濡れた、その瞬間、マャーミーの体液が弾き出される
液状化したマャーミーが出てきた
明らかに体積が小さくなっていた
「よし、《拒絶》を教えてあげる」
プリズムはマャーミーとの間に巨大なバリアを張った
「ボクを受け入れロォ!」
マャーミーはプリズムにぶつかろうとする
しかし、バリアは確実にマャーミーを拒絶して、吹き飛ばす!
マャーミーは諦めずに何度もぶつかる
何度も跳ね返される
その度、どんどん体が小さくなるのだった
「わぁ、あなた面白いね!もうちょっと頑張ってみたら?」
「受け入れロォ!」
マャーミーの体は、もうほとんど細胞が残っていなかった
それでも何度もぶつかる
「そろそろ鬱陶しくなってきたな」
プリズムはナイフで一突き
マャーミーには傷口から流す体液も残っていなかった
「許せなィ、受け入れ……」
「さて、もう死んだみたいですね」
「それにしてもこの化け物はなんなんだろうな」
「うちもハルマゲドンの肉片でこんな化け物が生まれるんは想定外やわ」
「ふ〜ん、ハルマゲドンの肉片がばら撒かれることは想定内だったの?」
「いや、そういうわけじゃないけど……てか、今日は疲れたし一回寝ようや!」
ハイドは座席に座り目を閉じた
「う〜ん、ハイドってなんか怪しいよね」
今回の話も面白かったでしょうか?
次回からはホムランド大聖国編スタートします!
〈予告〉炎の国ホムランドは完全に凍りついていた!そしてプリズムは観測上二度目の死亡!




